法務研究科Law School
LAW500A2（法学 / law 500）刑法演習ⅠSeminar on Criminal Law Ⅰ
京藤 哲久、水野 智幸Norihisa KYOTO, Tomoyuki MIZUNO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法務研究科Law School |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | V1911、V1912、V1913、V1914 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2, 月3/Mon.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | 2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 必修 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
法律基本科目群（応用科目） 刑事系 |
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Outline (in English)
This advanced course covers and deepens important general doctrines of substantive criminal law and cultivate the ability to settle cases which need deep knowledge on above mentioned doctrines.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
刑法総論の重要な問題点についての知識を確実なものとし、具体的な設例などに対する解決を図る能力を涵養する
到達目標Goal
刑法総論に関する判例の理解を深め、判例に応じて発展を続ける学説も踏まえることで、刑法総論のより深い理解を得ることを目的とし、事例問題に対応できる実力が身につく。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「ＤＰ１」と「ＤＰ２」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義の回と演習の回を併用する。演習については、具体的な設例に対するレポートの作成を求め、それに伴う質疑応答を行う。いずれの回も、教員が配布する資料や下記参考書の該当部分を、個人ないしグループで予め検討しておくことが求められる。定期試験解説期間にフィードバックを行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：因果関係・不作為（１）
相当因果関係説と危険の現実化説の適用関係、介在行為による影響など
第2回：因果関係・不作為（２）
作為義務の根拠、不作為犯における因果関係など
第3回：防衛論（１）
正当防衛の要件、誤想過剰防衛など
第4回：防衛論（２）
積極的加害意思、自招侵害など
第5回：故意・錯誤（１）
事実の錯誤、防衛行為が第三者に及んだ場合の処理など
第6回：故意・錯誤（２）
正当防衛状況の認識、防衛行為の相当性の認識など
第7回：まとめ
第1回～第6回での学習の理解度を確認する
第8回：実行の着手・中止犯（１）
実行の着手の意義や認定基準など
第9回：実行の着手・中止犯（２）
中止未遂の要件など
第10回：過失・原因において自由な行為（１）
過失の基本構造、旧過失論と新過失論など
第11回：過失・原因において自由な行為（２）
責任能力、原因において自由な行為の理論など
第12回：共犯の諸問題（１）
共謀共同正犯、間接正犯など
第13回：共犯の諸問題（２）
承継的共同正犯、共犯関係からの離脱など
第14回：まとめ
第1回～第13回までの学習の理解度を確認する
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予定にしたがって十分に予習をし、演習の趣旨に沿ったレポートを書く。講義や添削を受けた後は復習を尽くす。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
各自の有する刑法総論のテキスト
参考書References
井田良他『刑法事例演習教材（第3版）』（有斐閣、2020年）
島田聡一郎他『事例から刑法を考える（第3版）』（有斐閣、2014年）
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業期間中における評価
知識確認テスト 10%、質疑応答10%
期末における評価
期末試験 80％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
できるだけ分かりやすく説明していきます。積極的な発言を求めます。
学生の意見や希望を踏まえて、授業内容を改善していきます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムを使用できる環境を整えておいて下さい。
その他の重要事項Others
水野（実務家教員）は、裁判官として24年、弁護士として５年の実務経験があり、実際の刑事司法実務の観点を生かした授業を行います。