スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
ECN500I1(経済学 / Economics 500)スポーツ健康政策学特論Advanced Lectures in Sports and Health Policies
海老島 均Hitoshi EBISHIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | S7030 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリー | 展開科目(スポーツマネジメント科目群) |
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Outline (in English)
The sport policy which promotes elite sport environment towards Olympic Games or the other international competitions and the sport policy which enhances health of ordinal people through sporting activities coexists in different ways dependent on the given countries` policies. These policies can be separated or be integrated. Is it possible to create the continuity? We discuss this issue with the related data and documents about various countries and various levels of sporting fields and daily lives.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
オリンピックに代表されるエリートスポーツを推進させる政策,また一般市民を対象としたスポーツによる健康政策,一見異なるレベルにおけるスポーツ関連政策に,いかに連続性を見いだしていくのか? 諸外国の実情および我が国の国家レベルまたは地方自治体レベルでの取り組みを踏まえながら議論を進めていく。受講生が,スポーツや健康をめぐる最新の動向,また各受講生の研究テーマを政策に関連づけることができることを目的とする。
到達目標Goal
エリートスポーツ・競技スポーツ環境整備政策の特徴,健康政策の特徴を把握し,目指すべき方向性に向けての政策立案,選択をできるようにする。また両者の連続性,共存性に関する知識を深める。
国内外のスポーツ健康政策の現状を理解し,その比較検討から,我が国の将来に向けてのスポーツ健康政策に関する戦略を受講生個々が提案できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP5」「DP6」「DP7」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
海外のスポーツ健康政策に関する調査事例を紹介するとともに,インターネット等を通して受講生個々が調査分析する機会を持つ。また我が国のスポーツ健康政策に関してはフィールドワークを行う機会を提供し,それぞれの調査結果をもとに議論を重ねる。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回:イントロダクション:スポーツ健康政策の社会的背景
世界におけるスポーツ健康政策の現状と課題に関して紹介していく。講義の流れに関しても解説する。
2回:我が国のスポーツ健康政策の経緯
我が国のスポーツ健康政策がどのような変遷を経てきたか,その歴史に関して理解を深める。
3回:我が国のスポーツ政策の現状と課題
スポーツ振興基本計画,スポーツ立国戦略,スポーツ基本法によって発展したこと,また課題について考える。
4回:諸外国のスポーツ政策の分析①(イギリス,アイルランド)
我が国と同様に学校スポーツが盛んな両国のスポーツ政策戦略を学ぶ。
5回:諸外国のスポーツ政策分析②(ドイツ,オランダ,フランス)
地域スポーツクラブがスポーツ実践の基盤となるヨーロッパのスポーツ大国の戦略について学ぶ。
6回:諸外国のスポーツ政策分析③
(オーストラリア,NZ)
学校スポーツと地域スポーツクラブが共存し,多様なスポーツ環境を作り出している両国の戦略を知る。
7回:諸外国のスポーツ戦略分析④
(アメリカ,カナダ)
プロ・スポーツ先進国である両国の大衆スポーツの実践促進に対するアプローチや戦略について学ぶ。
8回:諸外国のスポーツ政策分析⑤(中国,韓国)
エリートスポーツプログラムが成功している両国のスポーツ政策の特徴と,その社会的背景について学ぶ。
9回:オリンピックとスポーツ政策
過去のオリンピックおいて,開催国のスポーツ政策の変化と開催後のスポーツ環境への影響について知る。
10回:スポーツ健康政策と「新しい公共」
「新しい公共」の概念と理解とスポーツ政策や健康政策策定に与える影響について考える。
11回:地方自治体とスポーツ健康政策
コミュニティの形成・発展とスポーツ健康政策の関係性に関して学ぶ(自治体の役割に着目して)。
12回:NPOやボランティアのマネジメント
コミュニティ・スポーツの発展にNPOやボランティアの果たす役割について事例をもとに考える。
13回:総合型地域スポーツクラブ構想について検証する
総合型地域スポーツクラブの成功事例,課題に関して学び,今後のスポーツ健康政策策定に向けて考える。
14回:スポーツ健康政策の方向性とアクターについて
我が国の健康スポーツ政策の目指すべき方向性と,アクターの役割について考える。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の授業で,次週に向けての課題図書を紹介または資料を配布する。それらを熟読し,テーマに関しての理解を深める。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しない。必要に応じてテーマに応じた参考図書,URLを紹介する。
参考書References
菊幸一他編著『スポーツ政策論』成文堂,2011,その他必要に応じてテーマに応じた参考図書,URLを紹介する.
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業時の議論やリアクションペーパーの評価:60%
最終レポートの評価:40%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
各受講生の研究テーマに即した学びを深める機会をより一層提供できるよう努力したい。
その他の重要事項Others
特になし