スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
ECN500I1(経済学 / Economics 500)スポーツ産業学特論Advanced Lectures in the Sports Industry
井上 尊寛Takahiro INOUE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | S7020 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリー | 展開科目(スポーツマネジメント科目群) |
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Outline (in English)
The sport industry includes the sport goods, service, and construction segments. This course is an introduction to the fundamental elements of the sport industry. Upon successful completion of this course, students will be able to understand how they can synthesize and apply basic theories, concepts, and practices related to each segment of the sport industry.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
従来のスポーツ産業においては,用品産業,施設・空間産業,情報産業の3つの領域は独立し存在していた。しかしながら,近年スポーツ健康への関心の高まりや消費者のライフスタイルの多様化などを背景にスポーツ健康産業の市場が拡大し,それぞれの領域が密に接し,ついには交わるようになっている。この複雑な産業構造や要素間の関係を理解し,スポーツその持つ価値を最大化し,かつ収益性を高めるということを踏まえつつ,スポーツそのものにダイナミズムを与えるスポーツ健康産業論を展開する。
到達目標Goal
本講義では、スポーツ産業についての理解を深めることを目的としている。具体的にはスポーツを商品として捉えた場合の商品特性や多様化するスポーツサービス業についての構造的な理解と現代的な経営課題について学んでいく。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP5」「DP6」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
多様化するスポーツ産業について、消費者行動や商品開発、ブランディングなど経営戦略やマーケティングなどの視点から解説していく。
本授業は講義形式でおこないます。毎回のテーマに関する感想をまとめて授業の最後に提出してもらう予定です。授業ではプロジェクターを使用する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回:受講ガイダンス
スポーツ産業の産業構造について解説するとともに、授業の狙い、進め方なども併せて説明する
2回:スポーツ産業の産業構造
スポーツ産業の歴史と実態さらに抱えている問題について解説する
3回:スポーツプロダクトとライフサイクル
スポーツを商品として捉え、その特性や商品としてのライフサイクルまたはマーケティングについて解説していく
4回:スポーツサービス産業
スポーツサービス業の目的・形態について歴史的な推移と共に解説していく
5回:スポーツとメディア産業
スポーツの産業化とメディアの関係およびメディア産業の発展について考察する
6回:スポーツ用品産業
スポーツブランドのマーケティングやブランディングについて考察していく
7回:スポーツツーリズム
スポーツイベントとツーリズムの関係について解説していく
8回:スポーツと地域
スポーツイベントやプロスポーツクラブが地域に与える影響について考察していく
9回:フィットネスクラブのマネジメント
民間のフィットネスクラブについて歴史的な変遷や形態およびサービスの変遷について考察していく
10回:公共スポーツ施設のマネジメント
公共スポーツ施設のマネジメントについて現代的な課題およびサービスについて解説していく
11回:スポーツとCSR
CSRについての理解を深めるとともに、スポーツ組織におけるCSRについて考察していく
12回:スポーツとソーシャルインパクト
スポーツイベントが社会に与えている影響について考察するとともに、ソーシャルインパクトを創出する方法や意義について解説していく
13回:メガスポーツイベント(五輪のマーケティング)
オリンピックの近代化や商業化のプロセスを解説する
14回:メガスポーツイベント(サッカーW杯のマーケティング)
サッカーワールドカップの近代化や商業化のプロセスについて解説するととともに、FIFAの世界戦略やマーケティングについても解説していく
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
適宜指示する。本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし
参考書References
『よくわかるスポーツマーケティング』,仲澤眞・吉田政幸 編著,ミネルヴァ書房,2017年
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業参加状況(感想や理解度の確認のための小テストなど授業内に実施する提出物)(10%)や期末のレポートの内容(90%)から総合的に判断する
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講者の要望に沿った内容も適宜盛り込んでいきたい
その他の重要事項Others
特になし