国際文化研究科Graduate School of Intercultural Communications
ARSa500G1-207(地域研究(ヨーロッパ) / Area studies(Europe) 500)多言語社会論BMultilingual Societies B
現代ヨーロッパの基礎研究
大中 一彌Kazuya ONAKA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化研究科Graduate School of Intercultural Communications |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X2020 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This seminar is an introduction to the multiple facets of French
culture, history, and society. Open to students with little or no
previous instruction in French, this seminar will enable students to attain a basic understanding of Mainland France and
its terroirs.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
フランス語圏やヨーロッパを中心とし、複数の言語や文化をめぐる関係性にフォーカスしながら、政治や社会について専門的に学びます。
到達目標Goal
・使用言語は日本語とする。英語、フランス語など言語の運用能力の習得はこの授業の到達目標に入らない。
・必ずしも現代ヨーロッパについて専門的に学んだことのない方をふくめ、大学院生として研究をおこなうのに必要な教養を身につける。
・【教科書】フランスの歴史についての基礎的な知識を得る。
・【映像】時事問題などより現代的な話題と教科書で得た知識を関連づけられるようにする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち,「DP2」の達成のために特に重要であり,「DP1」と「DP3」の達成のために重要である
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
1.教科書の輪読
2.毎週の授業で簡単な話題提供(1人5分程度)
3.映像の分析
この授業は、オンライン授業(リアルタイム配信型)で実施の予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:新学期の顔合わせ
授業計画の説明
第2回:ノルマン人がらみで仏英関係を見る
教科書60-63頁の講読、学生による話題提供
第3回:国家観念の芽生えは百年戦争
教科書64-71頁の講読、学生による話題提供
第4回:ルネッサンスは神に人間の尊厳を主張
教科書71-75頁の講読、学生による話題提供
第5回:ナントの勅令は関が原の二年前
教科書75-78頁の講読、学生による話題提供
第6回:ブルボン王朝による国勢の得失
教科書78-83頁の講読、学生による話題提供
第7回:大革命によるキリスト教の否定
教科書83-90頁の講読、学生による話題提供
第8回:大革命の発明 「国民国家」と「徴兵制」
教科書91-98頁の講読、学生による話題提供
第9回:「文化」と「文明」の区別」
教科書174-178頁の講読、学生による話題提供
第10回:中央集中性
教科書178-181頁の講読、学生による話題提供
第11回:自己完結性
教科書181-189頁の講読、学生による話題提供
第12回:自己完結性は自己満足に結びつく
教科書190-193頁の講読、学生による話題提供
第13回:革命はフランスの自己完結性の実現
教科書193-197頁の講読、学生による話題提供
第14回:まとめ
予備日
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
(ア)教科書の次回の範囲を予習してきてください。
(イ)指定するLMS(学習支援システム-HoppiiかGoogle Class-room)の場所に、話題提供用のリンクと文章を授業前に貼り付けてください。
(ウ)この授業の準備や復習に必要な学習時間は、上記(ア)(イ)を行うのに必要な時間とします。日本語やその他の言語の習熟度が異なる学生が履修する授業であるため、一律の時間の長さは掲載しませんが、大学設置基準に鑑みた場合、2単位の講義及び演習の準備・復習時間は1回につき4時間以上とされています。
テキスト(教科書)Textbooks
篠沢秀夫『フランス三昧』中公新書、2006年。
参考書References
鹿島茂編『バースデイ・セイント』飛鳥新社、2000年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
(ア)学生による発表(話題提供1回3点)55%
(イ)授業参加の積極性(担当範囲外での発言など)30%
(ウ)その他(授業運営への協力など)15%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
法政大学が提供しているLMS(学習支援システム-HoppiiやGoogle Classroom)を、Zoomと併用しますが、中華人民共和国などGoogleへの接続が困難な国から接続せざるをえない履修者がいた場合は、配慮いたします。
2020年度は、G Suiteを活用した文書共有に加え、Hoppiiの「OATube」機能を用い、PressReaderの使い方を説明するために作った動画を掲載することも行いました。
また就職活動などによる欠席者のために、Zoomの授業録画などを、履修者のみのあいだで、一般には非公開のかたちで共有する予定です。
2020年度にリアルタイム・オンライン授業に初めて挑戦しましたが、教室における対面授業に劣らず、オンラインでも、院生間のコミュニケーションはとれていたのではないかと思います。教員も努力しますが、履修される院生の皆さんも、できればWebカメラをONにするなどして、活発な雰囲気づくりにご協力ください。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
①資料の配布や学生からの成果物の提出、その他さまざまな連絡は、基本的にすべてウェブ上(学習支援システム-Hoppii等)で行ないます。
②パソコン、タブレット等を用いたプレゼンテーションを行って頂きます。Zoom上での画面共有をもちいたプレゼンテーションをしたことがない方は、法政大学大学院からZoomのアカウントが配布されますので、練習をしておいてください。
③学外から法政大学図書館のオンラインデータベース(JapanKnowledgeやPressReaderの利用を推奨しています)が利用できるよう、VPN接続の使い方をマスターしてください。
④法政大学が提供しているVPN接続の使用方法については「全学ネットワークシステムユーザ支援WEBサイト/VPNサービス」を検索、参照してください。
その他の重要事項Others
①いわゆる日本の教育課程を経てきた大学院生だけでなく、外国大学を経て法政大学大学院に留学しにきている大学院生や研修生、各種コンソーシアムの大学院生、法政大学国際文化学部の学部生の履修を歓迎します。
②学外の方でこの科目のみの聴講を希望される方は、科目等履修生としてご参加下さい。詳しくは法政大学大学院の事務窓口までお問合せ下さい。
③教科書となっている篠沢教授の文章は、初学者にわかりやすく、また人柄がしのばれて面白いですが、講師とは意見が異なる場合があります。
④この授業は、秋学期(後期)のみでも受講できます。
担当教員の専門分野等
法政大学学術研究データベース http://kenkyu-web.i.hosei.ac.jp/Profiles/20/0001982/profile.html
私の研究指導(論文主査)で修士論文を執筆することを希望される方に向けたお願いを、学術研究データベースに記してありますので、該当する方は必ず出願する前にご覧ください。