法学部Faculty of Law
POL200AC(政治学 / Politics 200)福祉政策Ⅰ福祉政策Ⅰ
石川 久Hisashi ISHIKAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A0275 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
It is a subject belonging to the field of "policy system" among subjects of political science courses.
As the government's most important role, there is guarantee of a minimum healthy and cultural life. Though they are carried out in each administrative field, the foundation becomes the formation and development of each welfare policy. In this lesson, it is to understand the outline of each welfare field, to be able to think about the problem.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
政治学科科目の中で「政策系」の分野に属する科目である。
政府のもっとも重要な役割として、健康で文化的な最低限度の生活の保障がある。それらは各行政分野で担われるが、その基本となるのは各福祉政策の形成とその展開にある。本授業では、それぞれの福祉分野の概要を理解し、その問題点、課題を考えられるようになることである。
到達目標Goal
・今日の日本がおかれている福祉環境と福祉政策の概要を理解する。
・福祉政策における地方自治体と国との関係やその役割を理解する。
・それぞれの福祉政策分野ごとにその制度と実際の運用・適用について理解を深める。
・これらについて問題点を探り、今後の課題と改革について考えることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に強く関連。「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
学習支援システム「教材」に各回授業のPPTファイルとPDFファイルを掲載する。
授業では、以下の項目について、自治体現場での実務・実践経験や具体的事例を取り上げながら、できる限り、分かりやすく、役に立つ講義を中心に行う。
1 政策主体としての自治体と福祉環境の変化
2 福祉政策・計画とその実現手法としての法務・財務
3 子育て・子育ち支援などの子ども家庭福祉政策
4 年金などの高齢者福祉政策
各回のリアクションを受け止めるため、専用のメールを開設し、このメールに疑問・質問、感想など求め、理解度や疑問に対応しながら授業を進める。授業の初めに,前回の授業で提出されたリアクション(疑問・質問、感想等)からいくつか取り上げ,全体に 対してフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
授業の概要、注意事項、評価方法などを説明する。
第2回:福祉事業の変遷
福祉政策・福祉事業の変遷について概説する。
第3回:福祉環境の変化(1)
人口構造の変化
日本社会の人口構造の変化(少子高齢化・人口減少など)が福祉政策に及ぼす影響などについて考える。
第4回:福祉環境の変化(2)
地方分権
福祉政策の主体としての自治体、特に分権改革(地方分権)と福祉事業について考える。
第5回:福祉環境の変化(3)
措置から契約へ
社会福祉構造改革、「措置」から「契約」への変化について考える。
第6回:福祉の計画と法務・財務
福祉分野の計画とその実現手法としての法務・財務を考える。
第7回:子ども家庭福祉政策(1)
子どもの人権と福祉政策
子どもの人権と福祉政策について考える。
第8回:子ども家庭福祉政策(2)
子育て・子育ち支援①
子育て・子育ち支援の歴史とその考え方について考える。
第9回:子ども家庭福祉政策(3)
子育て・子育ち支援②
子育て・子育ち支援の現況と問題点・課題について考える。
第10回:子ども家庭福祉政策(4)
子ども虐待
子ども虐待について考える。
第11回:子ども家庭福祉政策(5)
ひとり親家庭
ひとり親家庭(母子・父子家庭)の福祉について考える。
第12回:高齢者福祉政策(1)
所得の保障
高齢者の所得保障としての年金、合わせて「定年」延長などについて考える。
第13回:高齢者福祉政策(2)
生きがいと就労
高齢者の生きがいや社会参加、就労などについて考える。
第14回:授業のまとめ。
到達度確認。
授業のまとめを行い、到達度の確認を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
テキスト、参考図書、その他授業内で指示された内容に基づく学習。事前にPPTファイルを「授業支援システム」に掲載されるので、あらかじめ見ておく。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
『図解 福祉政策はやわかり 第1次改訂版』石川久 学陽書房 2017 ¥2100
参考書References
石川久『福祉課のシゴト』ぎょうせい
石川久他編著『自治体政策と訴訟法務』学陽書房
自治六法・福祉六法
その他適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
到達目標に照らして、各授業の要点を理解しているかどうかを確認するため、期末に試験を行う。この学期末試験(80%程度)、専用メールへのりアクション(20%程度)の割合で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
従来の授業に改善を要する特段の指摘がなかったため、原則として従来どおり、パワーポイントを用いた授業を行う。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
原則としてパワーポイントファイル(または、同様の内容のPDFファイル)を用いて授業を進める。
その他の重要事項Others
<対面授業の場合>
授業の講義終了後、20分程度の時間をとり、質問や意見交換の機会を設ける。
自治体において、法務や財務を統括する総合政策部長を歴任し、福祉事務所に勤務(福祉課長)した経験を活かし、各福祉分野の実践について、より現実的でわかりやすい授業を行う。