法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)知的財産法Ⅰ知的財産法Ⅰ
武生 昌士Masashi TAKEO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A0251 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
This course covers the basics of Copyright Law.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業は,知的財産法に分類される法律のうち主要なもののひとつである著作権法を一通り学ぶことを内容とする。著作権法は基本的には民法の特別法に位置付けられ,その意味ではやや応用的な科目ではあるものの,表現活動全般において問題となり得る法律であるため,「裁判と法コース」,「企業・経営と法コース(商法中心)」,「同(労働法中心)」,「文化・社会と法コース」などを中心に幅広く関連を有し得る身近な法律であり,その基礎的な理解を身に付けておくことは,受講生にとって将来的に公私両面にわたって意義を有するものといえる。
到達目標Goal
著作権法について,制度全体についての一通りの体系的理解及び主要な論点における基本的な考え方を身に付けてもらうことにより,今後著作権法に関する問題に直面した際に,自分で調査し考えることができるだけの基礎的素養を涵養することを目標とする。
より具体的には,第一に,著作権法を理解する上で重要な基礎的な概念について十分に理解し,その内容を正確に示すことができるようになることを目標とする。
第二に,著作権法が問題となる具体的な事例(紛争)について,著作権法を適用するとどのような帰結が導かれる(解決が図られる)こととなるのかを,裁判例・学説の理解の前提に立った上で示すことができるようになることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この授業では,知的財産法の中核を担う法律のひとつである著作権法について,文化の発展に寄与するためにどのような制度が設けられているのかを,具体的な裁判例にも触れながら,講義形式で一通り説明していく。音声付きのパワーポイントをオンデマンドで視聴していただくことを基本形式とするが,リアルタイムオンラインも必要に応じて実施する予定である。詳細は学習支援システムを通じて期中に改めて告知することとしたい。
下記授業計画に示した形での講義を予定しているが,順序や内容については必要に応じ変更する可能性がある。
質問等はメール・学習支援システムを通じて随時受け付け,個別に,あるいは次回授業を通じてフィードバックすることとしたい。期末の課題に関しては学習支援システムを通じて講評を行う予定である。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス・知的財産法の概要
本講義の概要説明,知的財産法の全体像
第2回:著作権法総説・権利の客体(1)
著作権法の概要,著作物の定義(総説)
第3回:権利の客体(2)
著作物の定義(創作性要件など)
第4回:権利の客体(3)
著作物の具体例,特殊な問題など
第5回:権利の主体
著作者の認定,職務著作,映画の場合など
第6回:著作者人格権
公表権・氏名表示権・同一性保持権など
第7回:著作権(1)
各支分権について
第8回:著作権(2)
著作権の制限
第9回:著作権(3)
保護期間など
第10回:著作権に関する取引
著作権の譲渡、利用許諾など
第11回:著作隣接権
実演家の権利など
第12回:侵害と救済(1)
侵害成立のための要件(依拠性・類似性),間接侵害など
第13回:侵害と救済(2)
民事的救済(差止め・損害賠償など)及び刑事罰など
第14回:まとめ
講義全体の総括
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回の終了時に,次回までに予習すべき資料(論文・裁判例等)を指定する場合があるので,一読した上で授業に臨むこと。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は特に指定しない。なお、六法を持参するなどして,著作権法の条文を確認できる状態で授業に臨んでほしい。
参考書References
島並良ほか『著作権法入門〔第2版〕』(有斐閣,2016),田村善之『知的財産法〔第5版〕』(有斐閣,2010),中山信弘『著作権法〔第3版〕』(有斐閣,2020),愛知靖之ほか『知的財産法』(有斐閣,2018)など。
詳細は開講時に改めて,また授業中にも適宜,指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験の実施が可能であれば期末試験により評価する(期末試験100%)。試験の実施ができない場合,レポート課題で評価する(期末レポート100%。なお,期末レポートの場合,複数の課題を提示する予定である)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
講義資料は各回の冒頭に配布するほか,授業支援システムにも誤記等を修正したものを適宜アップロードするので,活用してほしい。
その他の重要事項Others
民法(物権法,不法行為法など)や民事訴訟法などの科目を履修済みか,並行して履修することが望ましいが,初学者にもわかりやすい講義を心がけたい。
著作権法と特許法とを比較しながら学習することによって,知的財産法の特質をより深く理解することができるため,できれば秋学期の「知的財産法Ⅱ」を本講義に続けて受講してほしい。