法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)行政法入門Ⅰ行政法入門Ⅰ
髙橋 滋Shigeru TAKAHASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A0203 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
(1)Introduction to Administrative Law Ⅰ
As an introductory lecture of administrative law, together with Introduction to Administrative law Ⅱ, this lecture handles many materials about the administration. Students are expected to grasp the whole structure of the subject and to acquire basic knowledge about the administrative law.
(2) Contents of the lecture
Basic theory of administrative Law,Introduction to administrative organization law, introduction to administrative operations(first half).
(3) This lecture is for all courses.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
Ⅰ行政法とは行政に関する法のことを指す。行政法が他の法分野と大きく異なるのは、行政法という名前の法律(行政法典)がないことである。しかしながら、市場及び国民生活に対する公的な介入としての行政のメカニズムに即して、行政法は独自の体系を構築している。
Ⅱ 本講義は、行政法に関する入門科目として、行政法入門Ⅱとともに、行政法に関する題材を幅広く取扱い、行政法の全体像の把握、行政法の基礎知識に関する修得を目指す。
Ⅲ 行政法入門Ⅰにおいては、具体的には、行政法の基礎、行政組織法の基礎、 行政活動(作用)法入門(前半)を取り扱う。全てのコースに配置されている科目である。
到達目標Goal
Ⅰ知識面
①行政法の全体像を把握し、各学習項目について基礎的な知識を確実に理解する。
② 行政法の基礎的な理解に不可欠な行政法令、代表的な最高裁判所の判決の概要について、確実な知識を身に付ける。
③ 具体的には、次のものを取り扱う。
行政法の体系、法治主義と法の支配、行政法の基本原理、
行政組織法の基礎
行政行為
Ⅱ 能力面
① 行政法分野における基礎的な解説文が読解できる能力を養う。併せて、代表的な最高裁判所の判旨を正確に理解できる能力を養う。
② 解説文、最高裁判所の判決要旨等について、理解できない点、疑問点を発見し、これらについて自ら基礎的文献を調べ、あるいは、担当教員等に質問するなどして、受動的ではなく、積極的に講義に参加する学習態度を身に付ける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
Ⅰ 一般的な講義形式による。ただし、新型コロナ感染症の蔓延が終息しない間においては、規模の大きい本講義は、当分の間、学習支援システムに、学習資料と動画のURLをアップすることを通じた動画の視聴と自習の形式、及びZoomによるリアルタイム講義形式を併用する。併せて、Zoomの視聴時間把握機能とアンケート機能を用いて、講義参加実態とアンケートの回答状況を確認し、学習状況を把握する(状況により変動し得るため、毎週、学習支援システムを確認すること)。
Ⅱ 受講者は教科書を購入し、学習支援システムからダウンロードした資料を利用しつ、動画を視聴して学習を進めること。
Ⅲ 受講者は、併せて、Zoomを用いたリアルタイム講義に参加し、予習を踏まえて学習を深め、その後の復習を通じて理解を定着させること。
学生に対するフィードバックは、試験につき、必要と認めた場合に、採点方針と講評を事後に公表する形で実施する(第1回中間試験については必ず実施)。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
行政法とは何か
授業の進め方
行政法令の例
第2回:行政法基礎(1)
行政法の基本原理(1)
第3回:行政法基礎(2)・行政組織法(1)
行政法の基本原理(2)・行政組織法(1)(行政主体)
第4回:行政法組織法(2)
行政組織法(2)(国・地方関係、地方分権)
第5回:第1回中間試験
第1回中間試験(試験範囲は、第1回~第4回)
第6回:行政組織法(3)
行政組織法(3)(公私協働、行政機関)
第7回:行政作用法入門(1)
行政作用法入門(1)(行政の行為形式論、「行政行為」①(概説))
第8回:行政作用法入門(2)
行政作用法入門(2)(行行政行為②(行政行為と事後的救済の制度①))
第9回:行政作用法入門(3)
行政行為③(行政行為と事後的救済の制度②)
第10回:第2回中間試験
第2回中間試験(試験範囲は、第6回~第9回)
第11回:行政作用法入門(4)
行政行為④(行政手続①‐概説・申請に対する処分)
第12回:行政作用法入門(5)
行政行為⑤(行政手続②‐不利益処分)
第13回:行政作用法入門(6)
行政行為⑥(行政裁量)
第14回:行政作用法入門(7)
行政指導
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
入門科目であるので、テキストを熟読すること。また、適宜、プリントを配布するので、それも必要に応じて参照すること。さらに、わからない用語等があれば、法律学辞典等を調べること。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
髙橋滋=野口貴公美=磯部哲=大橋真由美編『行政法Visual Materials〔第2版〕』(有斐閣、2020年)2,750円
(最新の内容の理解が重要であり、理解度テストも最新の知見を重視するため、第1版の使用は推奨しない(第1版の記述に依拠して解答した場合は及第点が獲得できない可能性がある))
参考書References
髙橋滋『行政法(第2版)』(弘文堂、2018年) 3,500円
成績評価の方法と基準Grading criteria
Ⅰ 大学の学習支援システムを用いたオンライン中間試験を2回実施する(合計25%)、期末オンライン試験を1回実施する(25%)。合計50%
Ⅱ Zoomの接続時間登録機能を用いた出席チェック、Zoomのアンケート機能を用いた理解度チェックを通じて、平常の学習態度を評価する(50%)。春学期におけるZoomを通じた受講の習熟度の向上を踏まえ、理解度チェックは各問について実施する(接続時間要件を満たし、かつ、2問正解の場合は5点、同じく1問正解の場合は3点、2問とも不正解の場合1点、接続要件不充足の場合は0点)。任意の10回の講義につき、10回×5%=合計50%
Ⅲ 正当な事由により、接続時間要件を満たすことができず、あるいは、アンケートに解答できなかった受講者については、正当事由を証する物件の提出を条件として、レポートの提出による救済措置を実施する(レポートの記載内容に応じて0点から5点を付与する)。
Ⅳ 学生に対するフィードバックは、試験につき、必要と認めた場合に、採点方針と講評を事後に公表する形で実施する(第1回中間試験については必ず実施)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
① 学習に意欲的な受講者の反応からは、オンライン講義の形態であっても、
対面講義に劣らない講義内容を提供できたものと考える
② 教員・学生相互にオンライン講義の習熟度が向上したと思われることから、
平常点の確認の手法をより厳格なものに切り替えることとした。
③ Zoom についても学習支援システムについても稀にではあるが通信障
害が生ずることが確認された。この点を踏まえ、昨年度においても救済措置
を実施したが、平常点の評価の厳格化に伴い、救済措置としてのレポートの評価も厳格化する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
PC(所有しない者には大学から貸与される)
無線ルーター(所有しない者には貸与または通信費が補助される)又はデータ回線
六法(WEB上に政府の法令データベースが公開されている)
その他の重要事項Others
なし