法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)雇用・福祉政策雇用・福祉政策
沼田 雅之Masayuki NUMATA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A0099 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火5/Tue.5 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
The objective of this course is to lecture on Social Policy.
The outline is as follows:
1. Social policy for non-regular workers in Japan;
2. Social policy for a declining birthrate;
3. Wage policy;
4.Social policy for the future.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「雇用・福祉政策」の講義では、講学上の「社会政策」領域のうち、比較的新しい問題である非正規労働や雇用平等といった労働問題や、社会保障に関する政策上の課題など、雇用や社会保障の交錯領域の問題を対象とする。具体的には、非正規労働問題、女性労働の問題、少子高齢社会などの問題を切り口に、労働問題、社会保障問題について説明することになる。
講義では、これらの問題についてどのような政策上の手当がなされ、それがどのような問題に直面し、どのような解決策が考えられているのかについて、統計データなどをもとに解説することになる。
法律学科の「企業・経営と法(労働法中心)」の中心科目であり、「行政・公共政策と法コース」の履修推奨科目である。また、「文化・社会と法コース」の履修することが望ましいとされている科目でもある。このように多様な学生のニーズに応えられるものとなっている。
到達目標Goal
1.非正規労働や均等待遇、少子社会問題など、「社会政策」上の比較的新しいテーマについて、今の社会でどのような点が問題となっているか正確に理解できる。
2.非正規労働や均等待遇、少子社会問題など、「社会政策」上の比較的新しいテーマについて、今後のあるべき国家像をイメージしながら、問題の解決方法について自分なりの考え方をまとめることができる。
3.非正規労働や均等待遇、少子社会問題など、「社会政策」上の比較的新しいテーマについて、2.でまとめられた自分なりの考え方を説得的に文章で説明できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」、「DP3」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
※履修登録前に、学習支援システムにて最新情報を確認すること※
・本講義は、ハイフレックス授業とする。
※新型コロナウイルス感染症の状況によってはオンライン授業になる場合がある。オンライン授業となった場合は、Zoomを使用する。
・講義は、PowerPointを用いながら講義形式で授業を進める。
・何らかのチャットアプリ(執筆時点ではLINEオープンチャットを利用予定)を用いて、双方向型の講義とする予定である。
・授業に関する質問等についてはチャットアプリにて、試験については学習支援システム(採点基準や成績分布等の情報提供)を通じてフィードバックする。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
講義の進め方、評価方法説明。
第2回:非正規労働者をめぐる問題の現状。
就労形態の多様化(非正規化)に関する問題を、総論的に説明。
第3回:労働者派遣制度の現状
労働者派遣制度の制度枠組みについて学習する。
第4回:労働者派遣制度の課題
労働者派遣制度が直面する課題について学習する。
第5回:均等・均衡処遇問題の現状
正規労働者と非正規労働者との間の均等・均衡処遇問題に関する現状について。
第6回:均等・均衡処遇問題の課題
近年の法政策をEU等の諸外国の施策との比較で検討する。
第7回:女性の社会参加と雇用平等
性別による雇用差別の是正について学習する。
第8回:女性の貧困問題
女性問題を通じた貧困問題について考察する。
第9回:少子社会の現状
少子社会の問題点について、統計データ等で確認する。
第10回:少子社会に対する対策
少子社会問題に対する対応策とその効果について検証する。
第11回:公的保険制度の概要
年金と健康保険制度の概要について。
第12回:賃金と社会政策
最低賃金制度について。
第13回:社会的排除と社会的包摂(1)
社会的排除論について。
第14回:社会的排除と社会的包摂(2)
今後の社会政策のあり方を検討する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
1.事前に配布した「配布プリント」や「参考資料」を事前に一読のこと。
2.学期中のレポート課題について、与えられたテーマについて授業外で学習し、考察する。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は指定しない。プリント教材を使用する。
参考書References
久本憲夫『日本の社会政策(改訂版)』(ナカニシヤ出版、2015年)3,200円+税。
その他必要な場合には講義中に案内する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
試験(100点)
・期末試験として1回実施する。
・基本的な知識の確認と、問われた問題に対する私見を論理的に解答できているかを、この私見の評価基準とする。
※新型コロナウイルス感染症の状況によっては、期末試験をレポート試験に変更する場合があります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
シラバス作成時点では学生からの意見はない。
その他の重要事項Others
・講義内容は、雇用・社会保障分野に政策上の大きな展開があれば、それを取り上げることがある。
・講義内容は、受講者の問題関心や理解度に応じて、適宜変更する場合がある。