法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)債権回収法Ⅰ債権回収法Ⅰ
宮本 健蔵Kenzo MIYAMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A0040 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
In this lecture, we deal with the legal system for collecting debts. In paticular, keeping of responsible property is important .
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義では、債権回収のための法制度を扱う。具体的には、①債権回収の基本的な仕組み、②責任財産保全の必要性とその手段、③債権回収をより確実にするための法的手段(人的担保)、④債権譲渡・債務引受の機能とその要件などがその主たる対象である。
なお、この科目は全てのコースに属している。
到達目標Goal
本講義の目標は、授業のテーマに掲げた事柄に関する法的な専門知識を修得し現実的な取引との係わりを理解することにある。実際的な取引関係において債権を確実に回収するための事前の措置と危機的状況において事後的に取り得る手段を用いることによって、債権の焦げ付きを防ぐための実務的能力を養うことを目指したい。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
債権法は、物権法と並んで現代自由主義経済社会を法的側面から支える基礎法である。民法典は第三編で債権について規定するが、これは第一章総則、第二章契約、第三章事務管理、第四章不当利得、第五章不法行為の5つの章で構成される。
第二章以下は債権の発生原因ごとに規定したものであるが、第一章はこのような債権の発生原因とは無関係に、すべての債権に共通する事柄を定める。この中で、債権回収法Ⅰは、責任財産の保全(債権者代位権・債権者取消権)、多数当事者の債権関係、債権譲渡・債務引受を対象とするものである。
講義では、初学者に十分理解できるように平易に解説することを主眼とするが、その対象は初歩的事柄から判例・学説が対立する困難な解釈上の問題点にまで及ぶ。
なお、六法は必ず持参すること。授業内で課題等を出題した場合は、そのフィードバックは、授業において、適宜、行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:債権回収の基本原則
債権者代位権(1)
債権回収の基本原則と民法上の制度
債権者代位権の要件
第2回:債権者代位権(2)
債権者代位権の効果債権者代位権の転用現象
第3回:債権者取消権(1)
要件論
第4回:債権者取消権(2)
行使の方法
第5回:債権者取消権(3)
取消しの範囲
第6回:多数当事者の債権関係(1)
多数当事者の債権関係の概要
分割債権関係
不可分債権関係
第7回:多数当事者の債権関係(2)
連帯債権
第8回:多数当事者の債権関係(3)
連帯債務
第9回:多数当事者の債権関係(4)
求償権の制限と拡張
第10回:多数当事者の債権関係(5)
保証債務の法的性質
第11回:多数当事者の債権関係(6)
保証人の抗弁権
保証人の求償権
特殊の保証(連帯保証)
第12回:多数当事者の債権関係(7)
特殊の保証(共同保証、根保証)
第13回:債権譲渡(1)
債権の自由譲渡性
債権譲渡の対抗要件
第14回:債権譲渡(2)
債務引受
契約上の地位の移転
証券的債権の譲渡
債務引受
契約上の地位の移転
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
各回の講義資料は予め授業支援システムにアップする。各自ダウンロードした上で、次回の講義部分につき、配付資料を参考しながら、参考文献の該当部分を良く読んで十分に予習をすること。また、知識をより確実なものとするために、講義終了後速やかに復習することが肝要である。
なお、重要な判例については、原典などにあたって、十分に事実関係と判旨を理解することが望ましい。
テキスト(教科書)Textbooks
宮本健蔵編著『債権総論』(新マルシェ民法シリーズ)2019年12月 嵯峨野書院
参考書References
①『民法判例百選Ⅱ-債権』(第8版) 有斐閣
③松岡久和など編『改正債権法コンメンタール』(2020年)法律文化社
なお、改正法に関する文献としては、とりあえず、下記の文献を参照。
①平野裕之『債権総論』2017年 日本評論社
②潮見佳男『新債権総論Ⅰ』『新債権総論Ⅱ』2017年 信山社
成績評価の方法と基準Grading criteria
定期試験の成績による(100%)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
宝石も磨かざればただの石。
持てる能力を最大限に伸ばしましょう。