法学部Faculty of Law
LAW100AB(法学 / law 100)憲法Ⅱ憲法Ⅱ
建石 真公子Hiroko TATEISHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A0004 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火5/Tue.5 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
Understand the question about the protection of the fundamental human rights through theory and cases.
The purpose of lecture is to cultivate the ability to understand human rights issues in contemporary international society and Japanese society.
It is a subject that is arranged in all courses.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
基本的人権の保護について,解釈、判例、課題を理解する。
授業の目的は、現代の国際社会及び日本の社会における人権に関する問題について理解し、人権保護について考える能力を養う事である。
全てのコースに配置されている科目である。
到達目標Goal
1.基本的人権の概念について、日本社会及び国際社会における課題について理解できるようになる。
2.人権保障のメカニズムと、その課題を理解できるようになる。
3.憲法判例の意義、及び違憲審査基準論の課題を理解できるようになる。
4.以上の理解を通じて、実際の社会において提起される人権問題に関して、法的解決方法を提示することができる
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
秋学期の授業は、教科書に沿って、録画またはレジュメによって行う。
レジュメは事前に授業支援システムにアップする。録画は、前日までにレジュメをアップすると共に、Google ドライブに録画をアップし、共有リンクをメールで通知する。
学期中、1回、小テストを行い、理解度を確認する。
小テストは、2週間以内にモデル答案と回答のポイントとをHoppiにアップする。
質問は、Hoppiの掲示板に書いてください。可能な限り、1週間以内にお返事します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロダクション
人権総論
授業の進め方と基本的人権保障の思想及びメカニズムを学ぶ
第2回:人権主体−公務員・外国人の人権
憲法が保護している権利の主体は誰か。例えば、法制度上、一定の権利制約が認められている人々がいる。たとえば、未成年、受刑者、公務員などである。また、外国人野人権はどのように保護されているのだろうか。現状を理解し、学説、判例から学び、考える。
第3回:私人間適用
憲法は、公権力を統制する法であり、私人間には直接には適用されないと解釈されている。それでは、私人間の人権問題には憲法は適用できないのか。学説及び判例から、私人間の人権問題に関する憲法の適用の可能性と方法について学ぶ。
第4回:13条−人格権
13条における個人の尊重と幸福追求権の解釈を理解し、人格権に関する学説と判例を学ぶ。
第5回:13条ープライバシーの権利
13条から、学説及び判例はプライバシーの権利を引きだしているが、その範囲は多岐に渡る。プライバシーの権利について、国際人権基準、外国法の解釈を参考にしつつ、その内容と射程を理解する。
第6回:生命権
13条の保護する生命権の定義を学び、どの様な場面でその保護が問題となるのかを理解する。
第7回:平等
憲法上の平等の解釈について、形式的平等、相対的平等、アファーマティブ・アクションについて理解する。
第8回:思想・良心の自由
思想・良心の自由の保護に関して、三菱樹脂事件、君が代起立拒否事件の判例を通じて理解する。
第9回:信教の自由
信教の自由の意義を理解し、その課題を判例を通じて理解する。政教分離に関して比較法の観点から理解し、日本における意義を考える。
第10回:表現の自由
表現の自由の意義を理解し、その課題を判例を通じて理解する表現の自由の保護と,ヘイトスピーチによって権利侵害されている人の人権保護について考える。
第11回:参政権
参政権の意義と課題について学ぶ
第12回:社会権・生存権
生存権保護の意義について、歴史、学説を通じて理解する諸外国の社会保障との比較を通じて、日本の問題点について考える。
第13回:労働基本権
現代社会における労働者の保護の内容と課題について学ぶ。
第14回:人身の自由・公正な裁判
刑事手続きにおける人身の自由保護に関して、制度及び課題について学ぶ。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業を受講する前に、教科書の予定範囲部分を読んで予習すること。
授業には、レジュメを印刷し持参すること、
授業後は、レジュメや教科書を読み直し、理解を深めること。本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
元山健・建石真公子『現代日本の憲法』法律文化社、2016年。
長谷部恭男・石川健治・宍戸常寿(編)『憲法判例百選Ⅰ・Ⅱ』(第7版)2019年
参考書References
芦部信喜(高橋和之補訂)『憲法』(第6版)岩波書店、2015年
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末レポート(60%)、小テスト2回(各20%)によって評価する.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
時事的な問題についての要望があるので、適宜触れます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
その他の重要事項Others
判例百選は学習に必須ですので準備しておいて下さい。