イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN500F2(経営学 / Management 500)経営情報戦略Business Innovation and IT Strategy
山戸 昭三Shoso YAMATO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | W0023 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3,水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | 基礎科目、MBA特別必修 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
カテゴリーCategory | 基礎科目 |
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Outline (in English)
The objective of the management information strategy is to provide practical power through team exercises and presentations, mutual evaluation, knowledge, skills, and awareness that CIOs or IT department personnel in charge of management reform of business companies should acquire. Understand the necessity of management reform and promote project strategy planning, IT strategy, IT resource procurement, IT service introduction, IT service utilization while optimizing overall, knowledge and skills of PM, personal skills, Understand through team exercises. The contents of the lesson are targeted at SMEs.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
経営情報戦略の目的は、主として一般企業(事業会社)の経営改革を担当するCIO,IT部門の要員が身につけるべき知識とスキル、気づきをチーム演習・発表、相互評価を通じて、実践的な力を身につけることである。経営改革の必要性を理解し、経営戦略立案、IT戦略、IT資源調達、ITサービス導入、ITサービス活用について全体最適を図りながら推進するプロジェクトおよびPMの知識とスキル、パーソナルスキルを、座学とチーム演習を通して理解する。授業内容は、中堅中小企業を対象としている。
到達目標Goal
①知識・思考:経営情報戦略に関する考え方や知識、求められるスキルを理解できる。
②技能・表現:具体的に課題を通じて経営情報戦略の知識やスキルを使って課題を解決できる。
③意欲・関心・態度等:チーム演習を通じて、経営情報戦略に関心を持ち、経営情報戦略マネジメントに関する各種技法を活用することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
座学で、経営情報戦略に関する考え方や知識を説明する。チーム演習では、講師から経営情報戦略に関係する演習課題を提示するので、チームまたは個人で、経営情報戦略に関する知識や考え方、さらには幅広い観点から演習課題を検討し、発表またはレポートを作成して相互評価、相互学習を行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第01回:はじめに、全体概要
授業の進め方、相互評価の説明、社会と会社、経営とは、戦略の必要性
第02回:経営改革の必要性(座学)
顧客・消費者主導の時代、戦略的アプローチ、全体最適、経営戦略の原則
第03回:経営戦略策定(座学)
経営戦略の進め方、事業ドメイン、バリュープロポジション、イノベータ理論
第04回:経営環境分析(演習)
演習課題の提示、PEST分析
第05回:SWOT分析(演習)
SWOT分析、クロスSWOT分析、事業ドメイン作成
第06回:あるべき姿の設定とCSFの抽出(演習)
あるべき姿の設定とCSF抽出
第07回:経営戦略企画書(演習)
経営戦略企画書の発表と質疑応答
第08回:マーケティング戦略策定(座学)
価値提案の多様性、STP、顧客ベネフィット、ビジネスモデルキャンバス
第09回:起業体験談からの発見(座学、ゲスト講師)
起業体験談
ゲスト講師:株式会社 EnMan Corporation
代表取締役社長 今泉 睦夫様
第10回:合同予備校説明会(演習)
あるべき姿を実現した状態で学生募集プレゼンテーション(ロールプレイング)
第11回:ビジネスモデルキャンバス(座学)
ビジネスモデルの分析、ビジネスモデルキャンバス
第12回:ビジネスモデルキャンバス設計(演習)
あるべき姿を構成する各要素の設計
第13回:IT戦略策定(座学)
業務プロセスの変革、製品ライフサイクル、ITガバナンスの成熟度評価、投資効果、ベストプラクティス、IT化の基本方針
第14回:Cobit、BSC、ITガバナンス(演習)
企業の成熟度評価、BSC分析
第15回:業務プロセス改革(座学)
業務プロセス改革の必要性
第16回:業務プロセス改革(演習)
変革すべき業務プロセスの設計
第17回:ベストプラクティス(座学)
ベンチマーキング、IT動向調査
第18回:ベストプラクティス調査(演習)
ベストプラクティスをベンチマーキングしその要点を紹介
第19回:ISMS(座学)
ISMS、情報セキュリティ
第20回:情報資産のリスク評価(演習)
情報資産のリスク評価
第21回:IT資源調達とCMMI(座学)
調達とは、RFP、提案書、契約方法、提案評価基準
第22回:RFPと提案評価基準作成(演習)
RFPと提案評価基準の作成
第23回:提案書作成(演習)
ITベンダとしての提案書作成
第24回:提案書説明、評価と順位決定(演習)
ITベンダから提案書の説明、提案書の評価と交渉順位の決定
第25回:ITサービス導入(座学)
発注者としての責任と対応、ITシステム開発とプロジェクトマネジメント
第26回:ITサービス導入(演習)
プロジェクトに発生する問題に関して交渉し合意を獲得する
第27回:ITサービス活用(座学)
ITサービスの活用、SLA、SLM
第28回:新たな依頼(演習)
新たな依頼について改革の進め方を検討
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備学習
授業スケジュール(各回の授業テーマと内容)に関する講義資料は、事前に掲載するので、当該授業に関するテーマについて、文献調査等を通じて準備学習をしておく。
また、演習の課題が提示されている場合には、事前に、読んでおき、関連情報を収集するなどの準備をしてチーム演習に臨むこと。
復習・宿題等
授業スケジュール(各回の授業テーマと内容)に基づいて、チーム演習を行うので整理すべき点や不明な点を復習する。それでも不明な点については、文献調査を行うまたは講師に質問する。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは、講師がPowerpoint等を使った資料を提示する。
参考書References
WBS/EVMによるITプロジェクトマネジメント、978-4-88373-274-6
山戸昭三、永地恒一著、ソフト・リサーチ・センター、2009
成績評価の方法と基準Grading criteria
・講義への参加姿勢(30%)、チーム演習への参加姿勢(30%)、相互評価(40%)
・座学で学んだ知識および自分で調べた情報を使ってチーム演習やレポート作成を行う。
・チーム演習、評価は、毎回、実施する。
・チーム演習の場合、検討内容や熱意、発表や質疑応答への態度を受講生による相互評価を行うことにより、行う。
・参加度合いが60%に満たない場合には、評価の対象としない。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ITCケース研修科目、プロジェクトマネジメント科目との関連や必要なツールと技法を紹介する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学生は、パソコンを授業に持参してください。講義資料の閲覧、チーム演習、発表に際に必要となります。
その他の重要事項Others
・担当教員は、これまでに経営情報戦略に関連した大手IT企業および中小企業の経営診断、助言、経営戦略立案、業務改革、資源調達、システム開発、システム監査、情報セキュリティ監査、システム運用支援等の実務経験を有し、PMP、中小企業診断士、技術士[情報工学部門、総合技術監理部門]、ITコーディネータ、システム監査技術者の資格を有する。
・質問・相談がある場合には、
1.メールで講師に、質問・相談内容(日時、質問事項など)、希望日時などを伝えてください。
2.講師からの連絡をお待ちください。