文学部Faculty of Letters
PSY200BG(心理学 / Psychology 200)精神保健学Ⅱ精神保健学Ⅱ
高橋 敏治Toshiharu TAKAHASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3686 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In this lesson, we will compare various types of mental disorders with other disorders, and learn characteristics of symptoms and treatment.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では, いろいろな種類の精神障害を, 他の障害と比べながら, 症状の特徴, 治療法を学びます。精神科医として30年以上活動している臨床現場での経験をもとに, 学生が知っておくべき臨床の知識, 対処法や予防法を取り上げます。
到達目標Goal
メンタルヘルスの各論を通して, 人間の心の不思議や理解の仕方などを説明できるようにすること。その異常心理が, どのような特徴を持ち, どのように診断を受けるのかを理解しながら, 精神保健の実態を説明できること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的には講義形式です。適宜, 視聴覚教材を用い, 最新の知見を紹介します。 春学期と同じく, できるかぎり映画やTVから講義内容と関連した場面を取り上げて解説したいと思います。授業内で生じた疑問などは授業時間内で質疑応答の時間を設けてフィードバックします。授業内で行った試験,課題の模範解答や疑問への解答は授業内で紹介し,解説も行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
受講者の興味・希望をアンケートで調査
第2回:症状性を含む器質性精神障害(F0-1)
脳の感染症, 外傷、身体障害時の精神症状
第3回:老人性器質性障害(F0-2)
アルツハイマー型, 脳血管性の痴呆
第4回:薬物使用による精神および行動の障害(F1-1)
大麻, 覚せい剤, 麻薬, コーヒー, ニコチンなど
第5回:アルコールによる精神および行動の障害(F1-2)
アルコール依存やその周辺の障害, 家族問題
第6回:統合失調症とその関連障害(F2-1)
統合失調症の歴史, 原因や診断の基準
第7回:統合失調症とその関連障害(F2-2)
統合失調症の症状や主な病型, 予後, 問題点
第8回:統合失調症とその関連障害(F2-3)
統合失調症の治療法(薬物療法, リハビリテーション)
第9回:気分障害とその関連障害(F3-1)
気分障害の症状(そうとうつ), 病型, 原因
第10回:気分障害とその関連障害(F3-2)
気分障害の治療(薬物療法, 認知行動療法)
第11回:神経症障害, ストレス関連障害(F4)
ストレスに関連した病態の種類, 原因, 治療法
第12回:摂食障害と睡眠障害(F5)
生理的な問題のうち摂食障害と睡眠障害の種類, 原因
第13回:人格の障害(F6)
人格障害の歴史, 種類, 問題点
第14回:総括まとめ
秋学期に学んだ精神保健学各論のまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は, 各2時間合計4時間を設定しています。
第1回 精神保健学に関する基礎知識レポート作成
第2回 達成度の確認(摂食障害)
第3回 達成度の確認(器質性精神障害)
第4回 達成度の確認(老人性痴呆)
第5回 達成度の確認(物質常用障害)
第6回 達成度の確認(アルコール精神障害)
第7回 達成度の確認(統合失調症1)
第8回 達成度の確認(統合失調症2)
第9回 達成度試験の勉強(統合失調症3)
第10回 達成度の確認(気分障害1)
第11回 達成度の確認(気分障害2)
第12回 達成度の確認(ストレス関連障害)
第13回 達成度の確認(摂食障害と睡眠障害)
第14回 達成度の確認(人格障害および全体のまとめ)
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は用いません。適宜プリントを配布します。
参考書References
柄沢昭秀(2006)精神医学入門 中央法規, 東京.
尾崎紀夫 (2018) 標準精神医学 第7版. 医学書院, 東京.
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験を実施します。平常点(30%, 数回の課題レポート(20%), 期末試験(50%)で総合的に評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
63名の受講者のうち27名から回答を頂きました。4-5の段階が,授業の工夫では63%,理解できたかで67%,履修してよかったかは85%の人が評価をしてくれていました。授業外の学習時間は56%の人が1時間から3時間実施していたが,ほとんど行っていない人(14.8%)があり,この点の工夫が次年度の課題となります。自由記述では,「前回の復習をしていただけて、次の授業に進みやすかった」「例えとして出していたのがすごくわかりやすかった」などの一方で,「資料の管理を丁寧にしてほしかった」「オンデマンド式の方が、講義を繰り返しみることができたのでよかった」などの意見もあった。春がオンデマンド,秋がズームであったので,ズームの場合がたとえ話や逸話などを授業の中に織り込むことがしやすく,ズーム講義の内容を繰り返し学習ができるようにしていきたい。授業の課外レポート作成課題が例年より多めとなりましたが,課題のフィードバックを行なった評価してもらっていました。この点は続けたいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムを利用して, 授業内配布のプリントや資料を掲載します。また, 学習支援システムのお知らせを使用します。普段使用しているメイルを学習支援システムに登録しておいて下さい。
その他の重要事項Others
【重要】割り当て教室の収容人員が例年の受講希望者人数を考慮すると,比較的余裕がないため,授業形態を一部あるいはほとんどをオンライン授業に変更する場合があります。皆さんの希望も調査したいと思いますので,初回の授業には必ず出席して下さい。実施の順序については変更することがあり,授業の中や学習支援を用いて案内しますので,注意してください。
【オフィスアワー】履修の手引きの教員紹介に記載してあります。担当教員は,厚生労働省精神保健指定医,日本精神学会精神科専門医および日本睡眠学会専門医として30年以上精神科の臨床に携わっています。この経験を生かし,この授業に関連するエピソードを交えて講義をします。