文学部Faculty of Letters
PSY200BG(心理学 / Psychology 200)精神保健学Ⅰ精神保健学Ⅰ
高橋 敏治Toshiharu TAKAHASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3685 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In this lesson, we will learn the fundamentals of mental health broadly, including the concept of mental normality to abnormality.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
精神の正常から異常の概念を含めて精神保健の基礎を幅広く学びます。精神科医として30年以上活動している臨床現場での経験をもとに,学生が知っておくべき臨床の知識,対処法や予防法を取り上げます。
到達目標Goal
メンタルヘルスの基礎,重要性を説明できるようにすること。メンタルヘルスに関連した法律,実例を説明できるようにすること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
人間理解の一助として精神医学を学ぶための多面的なアプローチの仕方を学びます。また,どのような種類の異常な状態があるのかを,なるべく実例をひも解きながら学んでいきます。基本的には講義形式です。適宜,視聴覚教材などを用います。できるかぎり映画やTVから講義内容と関連した場面を取り上げて解説しきます。授業内で生じた疑問などは授業時間内で質疑応答の時間を設けてフィードバックします。授業内で行った試験,課題の模範解答や疑問への解答は授業内で紹介し,解説も行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
受講者の興味・希望をアンケートで調査
第2回:精神保健の基礎知識
ICD-10とDSM-IVなど診断基準,心理の正常異常
第3回:ライフサイクルと精神保健学
発達によるメンタルヘルスの問題(幼児,青年期,成人,老人)
第4回:精神保健主要症候学1
幻覚妄想など思考面の問題の内容や種類
第5回:精神保健主要症候学2
うつやそうなどの気分の問題の内容と種類
第6回:精神保健主要症候学3
意識のレベルの問題の種類(せん妄など)
第7回:精神保健主要症候学4
急性と慢性の場合の脳の器質的な病変
第8回:自殺
自殺の種類,日本の現状や問題点,予防法
第9回:ターミナルケア
がん患者の心理,そのケアの方法
第10回:法律と精神保健
精神保健福祉法,触法精神障害の歴史や問題点
第11回:精神保健治療学総論1
薬物療法の概観(種類,副作用など)
第12回:精神保健治療学総論2
非薬物療法の概観(心理療法,リハビリテーション技法など)
第13回:精神保健のトピックス
最近文献紹介やアンケートからピックアップした疑問への回答
第14回:総括・まとめ
メンタルヘルスの春学期に学んだことの総括
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は, 各2時間合計4時間を設定しています。
第1回 精神保健学に関する基礎知識のレポート作成
第2回 ICDとDSMによる診断課題
第3回 達成度の確認(診断基準)
第4回 達成度の確認(ライフサイクル精神保健)
第5回 達成度の確認(幻覚妄想)
第6回 達成度の確認(気分)
第7回 達成度の確認 (せん妄など)
第8回 達成度の確認(自殺)
第9回 達成度の確認(ターミナルケア )
第10回 達成度の確認(精神保健福祉法)
第11回 達成度の確認(薬物療法の種類,副作用)
第12回 達成度の確認(心理療法など)
第13回 達成度の確認(リハビリテーション技法)
第14回 達成度の確認(春学期期全般)
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は用いません。適宜プリントを配布します。
参考書References
柄沢昭秀(2006).精神医学入門.中央法規,東京.
尾崎紀夫 (2018) .標準精神医学 第7版. 医学書院, 東京.
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験を実施します。平常点(30%), 数回の課題レポート(20%), 期末試験(50%)で総合的に評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
新型コロナ肺炎流行のため,2020年度は実施しませんでした。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムを利用して, 授業内配布のプリントや資料を掲載します。また, 学習支援システムのお知らせを使用します。普段使用しているメイルを学習支援システムに登録しておいて下さい。
その他の重要事項Others
【重要】割り当て教室の収容人員が例年の受講希望者人数を考慮すると,比較的余裕がないため,授業形態を一部あるいはほとんどをオンライン授業などに変更する場合があります。皆さんの希望も調査したいと思いますので,初回の授業には必ず出席して下さい。実施の順序については変更することがあり,授業の中や学習支援システムを用いて案内しますので,注意してください。
【オフィスアワー】履修の手引きの教員紹介に記載してあります.担当教員は,厚生労働省精神保健指定医,日本精神学会精神科専門医および日本睡眠学会専門医として30年以上精神科の臨床に携わっています。この経験を生かし,この授業に関連するエピソードを交えて講義をします。