文学部Faculty of Letters
EDU200BF(教育学 / Education 200)理科教育法(3)理科教育法(3)
狩野 真規Masanori KANO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3530 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The aim of this course is to help students acquire the necessary skills and knowledge needed to assemble science classes in the junior high school and high school.
By the end of the course, students should be able to do the following:
1. An understanding of the Ministry of Culture’s Courses of Study.
2. To assemble science classes in the junior high school and high school for educational training.
3. To making skill in the Classes using ICT and active learning.
4. Apply theories or findings to real world situations.
Make it more developed content than (1) or (2).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
理科教育法(1)・(2)の内容から発展させたものとして位置付けている。具体的には学習指導案の内容理解を深めるとともに、より実態に即した中学理科の授業設計のための視点を養うことが出来る内容だけではなく、発展的内容の扱い方やICT機器の利用やアクティブラーニングを取り入れた授業設計のための実践的な能力の獲得も行えるものを目指す。
到達目標Goal
中学校と高等学校における理科の学習指導要領の目標やその内容などについて全体を把握するだけではなく、現場で実践的に教科指導を行うにあたって必要な知識・能力を身につける。具体的には学習指導案および板書計画の作成やICT機器の利用やアクティブラーニングを取り入れた授業設計のための教材研究を通じて、現場での理科の授業を実践するための指導方法を身につけることである。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的には、講義冒頭で資料を配布し、それに基づいて進めていく講義形式とするが、受講者同士での意見交換、課題実習(紙ベース)への取り組みとそのフィードバック(添削した上で次回返却)、受講者による模擬授業等、様々な形式のものも取り入れる。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:理科教育とは何か
理科教育の目的や、理科教員に求められる生徒の育成に必要な資質や能力について改めて確認する。
第2回:理科教育の現状
各種報道から伺える理科教育の現状について確認しつつ、理科の学習評価の考え方を考える。
第3回:学習指導要領について・その 1
中学理科の旧課程と現行課程の比較をしつつ、改定により外された内容を知るとともに、現行課程の発展的内容の扱い方を探る。
第4回:学習指導要領について・その 2
高校理科の旧課程と現行課程の比較をしつつ、改定により外された内容を知るとともに、現行課程の発展的内容の扱い方を探る。
第5回:中学入試から大学入試にみられる理科の位置づけ
進学指導と直結した現場での理科教育の現状を様々な角度から確認し、より現実的な指導内容について考える。
第6回:課題研究への取り組みとその指導法
クラブ等の課外活動を通じた課題研究について、先人の指導実践を辿るとともに、その指導の可能性について考える。
第7回:中学理科の発展的学習・その1
物理分野の発展的内容とその扱い方や指導上の留意点について実践的に考える。
第8回:中学理科の発展的学習・その2
化学分野の発展的内容とその扱い方や指導上の留意点について実践的に考える。
第9回:中学理科の発展的学習・その3
生物分野の発展的内容とその扱い方や指導上の留意点について実践的に考える。
第10回:中学理科の発展的学習・その4
地学分野の発展的内容とその扱い方や指導上の留意点について実践的に考える。
第11回:授業実践・中学理科の模擬授業 (第1回)
教科書の発展的内容を盛り込んだ授業設計及び実践を目指す。
第12回:授業実践・中学理科の模擬授業(第2回)
生徒の実態(認識力・思考力・学力など)に応じた発展的内容を盛り込んだ授業設計及び実践を目指す。
第13回:授業実践・中学理科の模擬授業(第3回)
校外学習での指導実践を意識した授業設計及び実践を目指す。
第14回:授業実践・中学理科の模擬授業(第4回)
知的好奇心の開発を意識した授業設計及び実践を目指す。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
中学・高校理科の教科書についてその内容をよく検討しておくことが重要である。そのためには、日頃から日常生活の中で模擬授業の教材となるものを探す必要がある。理科は、実際の生活と関係のある内容を扱っているはずなので、自分の普段の生活、今までの学習の中で理科教材となるものを見つけて模擬授業の教材とすることを勧める。教材探しの例としては、新聞記事や一般向けの自然科学書などから探す、過去の自分が学習体験した教材を改良するという方法がある。大事なことは、教科書だけに頼らない教材の開発・研究をすることである。このような教材の開発・研究の能力は、教育実習でも必要となるので、模擬授業に向けって時間をかけて取り組んで欲しい。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
中学校学習指導要領および高等学校学習指導要領(文部科学省 最新版)
参考書References
中学校学習指導要領解説理科編および高等学校学習指導要領解説理科編(文部科学省 最新版)その他については講義内にて適宜紹介する予定である。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業期間中に提示された課題に対するレポートや解答(15%)、模擬授業のために作成した学習指導案(25%)、模擬授業の内容(25%)、授業内討論での発言等(20%)を評価の視点とする。また、模擬授業については他の受講者の評価(15%)も加える。これらの合計で評価を決める。したがって、定期試験による評価を行う予定はない。特に模擬授業の指導案とその指導案を使って行った模擬授業の内容は重視する。また、教壇で生徒に模範を示す手前上、出席は当然であり、無断欠席はありえないので注意すること。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
模擬授業をするための教材研究、教材づくり、指導案作成のための具体的な資料をさらに多く用意するべきではないかと考える。また、実験に対する取り組みを検討すべきと考えている。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
緊急時の連絡を授業支援システムを通じて行うこともあるので、できるだけ本システムを利用できる状態にしておくこと。
その他の重要事項Others
担当教員は複数の中学校・高等学校で地学等の科目を担当した経験を有するので、特に実践的指導能力の獲得を狙った本科目については、その経験をフィードバックしていくことを考えている。なお、情勢の変化により予定通りシラバスの内容が実施できず、評価の手段も変更せざるを得ないことも可能性として否定できないので、その際には事前に相談させてもらうつもりでいる。