文学部Faculty of Letters
HIS300BE(史学 / History 300)日本考古学演習日本考古学演習
小倉 淳一Junichi OGURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3128 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The aim of this course is to help students deepen the discussion through reporting articles of their own choice on Japanese archaeology.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
日本考古学に関する研究を自立的に進めていくための演習形式の授業とする。
考古学の実践研究例を研究論文によって検討し、考古学資料から歴史を再構成し考察を加えてゆくための方法や基礎力をつける。
到達目標Goal
2年生:考古学の専門論文を読み解く力がつき、その成果を他者に説明し、討論に参加することができる。また、考古学の扱う範囲や研究方法について実践的に理解することができる。
3年生以上:考古学の専門論文を解説し、自らの着眼点や問題意識をもとにして検討を加え、討論を主導していくことができる。また、卒業論文を執筆するためのテーマと実践方法を獲得し、研究構想に関する発表を行うことができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
考古学の研究論文を読解し、その論理構成、資料の扱い方などを批判的に検討する。その結果をもとに自己の研究レポートや論文の制作につなげる。卒業論文を書くための準備作業に相当する。そのほかに考古学方法論に関する文献講読や、リポートの研究発表も実施する。
毎回の授業は演習形式とする。司会進行役を設け、各回の発表者が資料を作成した上で論文を解題し、論旨や方法について集団で検討する。課題が残れば調査の上で追加発表する。基本的には演習参加者の討論が基礎となるので、事前に資料を読み込んでおくことが必要である。受講者は各回とも必ず出席し、討論に参加して自己の見解を表明すること。なお、ゼミの際に事前準備をしていない者は退室してもらうことがある。
レポート等のフィードバックについては授業内に行うかオフィス・アワー(月曜5限)で対応する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
通年
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:概要説明
授業の概要と方法・授業進行の打ち合わせ
第2回:論文講読発表(1)
文献解題と討論(1)
第3回:論文講読発表(2)
文献解題と討論(2)
第4回:論文講読発表(3)
文献解題と討論(3)
第5回:論文講読発表(4)
文献解題と討論(4)
第6回:論文講読発表(5)
文献解題と討論(5)
第7回:研究発表(1)
卒業論文に関連する研究発表(1)
第8回:研究発表(2)
卒業論文に関連する研究発表(2)
第9回:研究発表(3)
卒業論文に関連する研究発表(3)
第10回:論文講読発表(6)
文献解題と討論(6)
第11回:論文講読発表(7)
文献解題と討論(7)
第12回:論文講読発表(8)
文献解題と討論(8)
第13回:論文講読発表(9)
文献解題と討論(9)
第14回:春学期のまとめ
春学期講評・レポート課題提示
秋学期
第15回:概要説明
授業の概要と方法・授業進行の打ち合わせ・春学期レポートの回収
第16回:論文講読発表(10)
文献解題と討論(10)
第17回:論文講読発表(11)
文献解題と討論(11)
第18回:論文講読発表(12)
文献解題と討論(12)
第19回:論文講読発表(13)
文献解題と討論(13)
第20回:論文講読発表(14)
文献解題と討論(14)
第21回:研究発表(4)
卒業論文に関連する研究発表(4)
第22回:研究発表(5)
卒業論文に関連する研究発表(5)
第23回:研究発表(6)
卒業論文に関連する研究発表(6)
第24回:論文講読発表(15)
文献解題と討論(15)
第25回:論文講読発表(16)
文献解題と討論(16)
第26回:論文講読発表(17)
文献解題と討論(17)
第27回:論文講読発表(18)
文献解題と討論(18)
第28回:秋学期のまとめ・レポート提出
秋学期の講評と課題レポート提出
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
発表担当者は扱う文献にもとづいて発表資料を作成し、解説と検討ができるよう準備すること。参加者はあらかじめ当該文献を批判的に読み、討論に備えること。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
考古学の研究雑誌は多く出ており、研究室や図書館で検索することができる。演習の素材にふさわしい研究論文を各自で探すことを求める。情報収集能力を涵養することも大切である。
参考書References
佐々木憲一ほか(2011)『はじめて学ぶ考古学』有斐閣アルマ、勅使河原彰(1995)『日本考古学の歩み』名著出版、岩波書店刊『岩波講座日本考古学』(全9巻)、コリン・レンフルー,ポール・バーン/池田裕ほか訳(2007)『考古学 理論・方法・実践』東洋書林
成績評価の方法と基準Grading criteria
春学期・秋学期それぞれレポートを提出すること(必須・評価割合は30%)。発表時の内容(テーマの選択・論理構成・説明・討論など)および通常の参加態度(司会・質問・討論など)も含め(授業時の評価は発表と参加態度をあわせて70%)、総合的に成績を評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2年生から4年生までのゼミ生が一堂に会して行う学生主体の授業です。論文講読やゼミ合宿等も含めた自主的な取り組みが大切です。共に学び合い、実力を涵養しましょう。
その他の重要事項Others
※担当者は博物館学芸員としての実務経験を有しており、授業では物質資料からの情報の引き出し方、それをもとにした研究の方法についても実践的に解説・指導する。