教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
教職入門Introduction to teaching profession
綿貫 公平Kohei WATANUKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | L3102 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火5/Tue.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職関係科目 |
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Outline (in English)
In this lecture, people aiming for the teaching profession will learn fundamental matters related to teaching jobs, and will decide their aptitude and will aim to raise motivation for the teaching profession. We will examine the current situations of school education and school teachers, their careers, future issues and so on.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「学校のいま」と、子どもたちとともに生きる「教師の困難と希望」、これからの学校と教育の課題、教職の意義及び教員の役割を学び合い、語り合い、その在り方を問う。
※授業計画は授業の展開によって、若干の変更がありうる。
到達目標Goal
教職を将来の選択肢の一つとして考え、教職の意義、教員の役割、職務内容等について基本的な知識や考え方を理解し、教職に就くとはどういうことか、そのためにどのようなことを学び、身につけておかなければならないのかなど、自らの適性を判断して教職への意欲を高める。
今なお「競い合う」学校と教育は強化され、その政策動向は社会的に大きな論争的課題となっている。当時、就学前だった(であろう)学生のみなさんと、可能な限り具体的に「教職」の現状と課題を考えること。みなさん一人ひとりがテーマを持って「教職」に一歩踏み出す、近づいていただくことを目標とする。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
*教職(学校の仕事)をめぐる現状と課題、意義と役割を、講師の体験や具体的事例を通して伝え、時にグループワークも加えて、実践的に考察する。授業の初めに,前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ,コメントを付した「講義通信」を毎回発行し、それをもとに全体に対してフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
①:オリエンテーション
自己紹介…教職の意義及び教員の役割を考える。4年間の学びをイメージする。
②:教師の一日
教職の困難と希望「学校は、子どもたちは変わったのか」
③:教科指導
ともに学ぶ「勉強は何のために?」
④:生徒指導
ともに学ぶ「うざい、きもい、むかつく、死ね!」N子との出会い。
⑤:生徒指導
ともに学ぶ「登校拒否•不登校」の問題から考えること。
⑥:生徒指導
教職の課題「いじめ」問題から考えること(1)生徒会活動
⑦:生徒指導
教職の課題「いじめ」問題から考えること(2)「道徳」の時間に
⑧:生徒指導
学校給食:「食の教科書としての…」
⑨:特別活動
学校行事をつくる
⑩:特別活動
「部活動」をどうする?!
⑪:進路指導
「キャリア教育」心がけたこと〜つなぎ•つなげる•つながる学校と地域
⑫:進路指導
「キャリア教育」教師としての転換点:同時代•同世代を生きること
⑬:進路指導
「キャリア教育」文学や映像作品に学ぶ「人間的成長」
⑭:まとめ、期末テスト
今日の学校と教育の課題(今日的課題整理、あらためて教員の職務内容など)
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
自分自身の「小学校/中学校/高校時代」を、その時々・事前のアンケート等で思い起こしてほしい。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定なし。内容に即して毎回検討資料を配布する。
参考書References
全国進路指導研究会編『働くことを学ぶ』(明石書店/2006)、吉野源三郎『君たちはどう生きるか』(岩波文庫)、朝日新聞教育チーム『いま、先生は』(岩波書店/2011)、学習指導要領、生徒指導提要(文部科学省※PDFでダウンロード可能)他、授業で適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
基本的な知識や考え方を理解できること、4年間の教職課程の学びに主体的に取り組む意思があることを総合的に評価する。具体的には、授業への参加姿勢、授業への貢献(RP用紙)70%、「中間レポート」及び講義のまとめとしての「期末考査」30%で評価を行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
*学生の指摘もあり、「グループワーク」の機会を増やし、今日的課題なテーマも取り上げた。引き続き、教職を目指す学生らしい、目的意識的な参加を求めたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
DVD、ビデオ等。
その他の重要事項Others
講師は、2012年まで都内公立中学校に35年間勤務した。定年退職後は、子ども•若者の支援を主とするNPO法人理事兼若者支援事業スタッフとして、引きこもっていた若者の就労に向けた活動をおこなっている。また、全国進路指導研究会の世話人として、学校現場に資する研究活動を続けている。2007〜2014年:法政大学キャリアデザイン学部で兼任講師「キャリア教育/学校論」を担当した。