デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
MAN200ND(経営学 / Management 200)コストマネジメントCost management
飯塚 隼光Takamitsu IIZUKA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | B3825 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火5/Tue.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) | |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
システムデザイン学科 専門科目 基礎科目 |
カテゴリー(招聘学科)Category | SD |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Regardless of the applied field, cost management is an essential sector of any organization. In this course students will learn about the fundamental concepts and approaches towards cost.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
専攻分野を問わず、コストマネジメントはみなさんがビジネスにかかわるうえで欠かせないスキルです。本授業では、コストの基本的な考え方や分析の方法を学びます。
到達目標Goal
・コストマネジメントに必要なビジネスの考え方を正しく説明できること。
・コストの考え方を正しく説明できること。
・コストマネジメントのための基本的な分析ができること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部システムデザイン学科ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業は3部構成で、原則としてオンライン授業により進めます。第1に、そもそもコストとは何か、なぜコストおよびそのマネジメント活動が必要とされているのかを取り上げます。第2に、実際のビジネスの場でコスト概念がどのように認識され、コストマネジメントに関する活動がどのように行われているのかについて学びます。第3に、コスト概念を定義し、操作化し、それを作り込む過程を取り上げます。さらに、近年の情報技術を用いたコストマネジメントの取り組みについても紹介します。ディスカッションなどにより双方向で授業を進めます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:支出、費用、原価
・ある時点の財政状態を示すストック情報
・ある期間の経営成績を示すフロー情報
・支出と費用(原価)の違い
2:貸借対照表の基本
・会社の財政状態を示す貸借対照表の読み方を学ぶ
・“資産”と“負債”という2種類の財産
・流動と固定の区分
・有形と無形の区分
・減価償却
3:損益計算書の基本
・会社の経営成績を示す損益計算書の読み方を学ぶ
・現金主義と発生主義の違い
・損益計算の基本的な考え方(収益と費用の対応)
・目的に応じた損益の計算(営業損益、経常損益、純損益)
4:財務諸表の分析
・実数分析
・安全性指標、収益性指標を用いた比率分析
・実数分析と比率分析からどのようなことがわかるか?
5:第1部のまとめ
・1~4回目の理解度確認
6:原価計算の役割
・具体的なアクションをとるために必要な原価と収益の比較計算
・目的に応じた原価計算について:製品原価計算と特殊原価調査
7:利益計画とCVP分析
・原価情報を活用してPDCA(計画、実行、評価、改善)のサイクルを回す方法を考えよう
・利益を獲得するには製品を何個作ればよいか?どこまでコストをかけてよいか?
8:原価計算の基本(その1)
・原価の測定と認識
・製品原価計算の基本的な手続き:各製品の原価はいくらになる?
9:原価計算の基本(その2)
・CVP分析の復習:原価、営業量、利益の関係を考える
・CVP分析に有効な原価の計算:直接原価計算
10:第2部のまとめ
・6~9回目の理解度確認
11:原価管理の基本
・原価管理の3本柱:原価維持、原価改善、原価企画
・基準となる原価(標準原価)を活用してPDCAサイクルを回す方法を考えよう
・原価低減のためのアクションにつなげるには?:責任会計の考え方
12:原価の作りこみとライフサイクル・コスト
・原価はどの段階で管理するのがよいか?:製品開発における原価の作り込み
・製品の生涯にわたって発生する原価とは?
13:原価企画の基本
・市場価格を出発点として原価を作り込む(市場志向の原価管理)
・機能向上と原価低減により製品の価値を高める(VE)
・職能を超えて連携する(職能横断的組織、プロジェクト実行チーム)
14:これからのコストマネジメント
・原価管理上の課題
・IoTデータを用いたコストマネジメント
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の積み重ねがとても重要なので、予習と復習を必ず行うこと。
わからないところはその場で解決すること(授業での質問を歓迎します)。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
なし
参考書References
岡本清・廣本敏郎・尾畑裕・挽文子(2008)『管理会計』中央経済社.
成績評価の方法と基準Grading criteria
理解度確認試験(2回実施予定)40%、最終試験40%、コメントの提出状況など20%を総合して評価します。
なお、オンラインでの開講となったことにともない、成績評価の方法と基準も変更しています。具体的な方法と基準は、授業開始日に学習支援システムで提示します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
質問時間の活用などにより,学修内容について理解を深められる場をさらに充実させたいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
電卓を持参してください。
その他の重要事項Others
・みなさんの理解度や要望に応じて授業内容を変更することがあります。変更がある場合は学習支援システムでお伝えしますので、こまめに確認してください。
・前提知識は問いませんが、毎回の予習と復習がとても重要になりますので学修意欲のあるひとの受講を希望します。ビジネスに関心があるひとはぜひトライしてください。