デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
MTL300ND(材料工学 / Material engineering 300)素材と機能Material and function
中丸 啓Satoshi NAKAMARU
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | B3816 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期前半/Fall(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3,金4/Fri.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択必修 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) | |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
システムデザイン学科 専門科目 展開科目 |
カテゴリー(招聘学科)Category | SD |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Among the materials used in various ways when handling products and services, we will learn about smart materials, which change their properties in response to external physical stimuli. Students will also learn how to use the physical properties of materials in combination with microcomputers and how to design interactions using these materials.
Students will acquire the basics to present products and services attractively using materials as a designer through practical training.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
プロダクトやサービスを扱う際に様々な形で活用される素材のうち、特にスマートマテリアルと呼ばれる外部からの物理刺激に対して特性を変化を起こす素材について学びます。またマイコンなどと組み合わせ素材の物性を活用する技法やそれらを用いたインタラクション設計について実習を行います。授業を通じてデザイナーとして素材を活用したプロダクトやサービスを魅力的にプレゼンテーションできるようになる基礎スキルの習得を目指します。
到達目標Goal
・素材を活用するための基礎となる工学的な知識を身につけます。どのようなスマートマテリアルが存在し、どのような原理で動作しているのかを理解できるようにします。
・素材の機能を理解するためのツールについて学びます。物性の測定装置や実利用の際に抑えるポイントについて学びます。
・素材の特性をデジタルプロダクトに活用するために物性を活用したインタラクションの基礎を実習形式で身につけます。
・素材の特性を活かしたプロダクトやサービスのアイディアやコンセプトを魅力的に伝えるプロトタイピングとプレゼンテーションスキルの基礎を身につけます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部システムデザイン学科ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
座学と実習を織り交ぜた形式を予定しております。
スマートマテリアル の紹介やその原理や先行活用事例の紹介を座学で行います。
教室で扱える素材に関しては実際にマイコンなどと接続し、その物性を活用したインタラクション設計を学習し、課題ではそれらを活用した題材に対してプロトタイプを行います。学習と実習の相互のプロセスで現象の理解とスキルの習得を深めます。
作成したプロトタイプやアイディアコンセプトはプレゼンテーションやデモ の形で発表を行います。一部グループワークも予定しております。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:素材と機能
スマートマテリアル とインタラクション領域のイントロダクションを行います。
企業での活用事例などを紹介します。
2:素材と機能 スマートマテリアル の紹介
スマートマテリアルの様々な事例を紹介します。
インタラクションの形をグループワーク形式で議論します。
3:マテリアルインタラクション1
素材の電気特性について学びます。またそれを活用することでインタフェースを作れることなどを体感します。
4:マテリアルインタラクション2
マイコンと導電素材を活用して簡単な入力インタフェースを作ります。
5:マテリアルインタラクション3
アウトプット機能としてのアクチュエーション事例を紹介します。変形素材や視覚変化素材のデモなどします。
6:マテリアルインタラクション4
アクチュエーション機能の応用をグループワーク形式で考えます。
7:IoT入門
マイコンの信号をウェブを介して読み出して様々なデジタルサービスと接続する方法を学びます。
8:IoT実習1
入門の内容を元に活用し得るプロダクトやサービスをグループワークで考えます。
9:IoT実習2
グループワーク作業でプレゼンの準備をします。
10:IoT実習発表
グループで検討したアイディアをそれぞれのチームで発表します。チーム間でリフレクションを行います。
最終課題を発表します。
11:マテリアル活用技法の紹介
素材やプロセス技術のアクセスの仕方やノウハウについて座学で学びます。
12:マテリアルインタラクション実習
日本の産業の出発点とも言える古くて新しい産業。その形態が機能製品として複合材へ展開する。隙間があることは良いこと。
13:最終成果報告会 前半
最終課題の提案を各自プレゼンテーションします。
14:最終成果報告会 後半
プレゼンテーションの後半とさらに本領域を学びたい方向けのトピックスを紹介します。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
課題やトピックスに応じてWEBなどで作品やツールの使い方を随時学んで行くことが臨まれます。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は基本的には授業用のスライドを用います。受講人数に応じて授業で使うツールキットの配布を検討しています。
参考書References
基本的にはウェブで集められる情報を扱います。領域が多岐にわたるので授業内で参考となる情報をサイトを紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
1. 講義での作品やプレゼンテーション 20%
2. グループワーク 30% (他科目の事例:自己評価やリフレクションを盛り込んでいる)
3. 最終課題 50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度新規科目につきアンケートを実施していません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
マイコンなどを活用したプロトタイプなどを行うため、PCが必要となります。
コロナなどの状況によってはZOOM講義がはいる可能性もあります。
ハサミや針などのツールが回になっては必要となります。
その他の重要事項Others
担当講師はメーカーのR&D部門にて素材やデバイスの開発などに関わってきました。また海外のデザインスクールへの留学経験や新規事業の立ち上げ経験などがあり、現在も企業で新規素材を活用した技術開発や新規事業を担当しています。そのため、素材を活用したプロジェクトで工学とデザインがどのように関わっているかにフォーカスを当てた授業を予定しております。
マイコンなどを扱いますが、基本的に初めて扱う方を想定しています。電気回路の基礎(オームの法則や電子デバイスの機能)がわかっているとより好ましいです。