デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
ADE300NB(建築学 / Architecture and building engineering 300)都市建築史(2019年度以降入学生)(2021年度開講)都市建築史(2019年度以降入学生)(2021年度開講)
高村 雅彦Masahiko TAKAMURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | B3540 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | 建築:建築士 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | 2019 |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) | |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
建築学科 専門科目 展開科目 |
カテゴリー(招聘学科)Category | 建築 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In this course students will understand the background behind Japan and Asia's modern cities and architecture. In addition, in regards to the sparse design history of modern architecture, examples such as Disneyland will be examined. Topics will be assigned according to each of these areas.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業は原則、Zoomを利用したオンライン授業とします。お知らせ等は「学習支援システム」で周知するので確認するようにしてください。
なお、新カリ「都市建築史」と旧カリ「近現代建築史」は読替の授業であり、授業内容も同じで、春学期開講期となります。
以下に概要と目的を記述します。
日本を含むアジアも近現代の都市と建築を対象に、それらがつくられた背景を理解する。また、現代建築のデザインに見られる歴史の稀薄性について、ディズニーランドなどを例に解読していく。テーマは、各回において、上記の内容ごとに見ていく。
到達目標Goal
こうした講義を通じて、見た目だけではない、都市や建築の本質を見ようとする姿勢を身に付けることが到達目標となる。
【修得できる能力】*【修得できる能力】*
- 総合デザイン力:
- 文化性:◎
- 倫理観:
- 建築の公理:
- 芸術性:○
- 教養力:○
- 表現力:
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
「建築史は、建築の歴史を学ぶためのものではなく、建築を学ぶために存在している」
本講では、日本を含めたアジアに注目しながら、劇場、庭園、商業施設、遊園地の成り立ちについて、比較の視点を持ちながら見ていきたい。また、失われた都市と建築の歴史を知るために、絵巻物に描かれた世界の解読も行う。さらに、現代の日本の都市と建築が、いかに歴史的なつながりの中で成立しているのか、近代都市や娯楽施設の歴史を通して考えていく。各回、スライドを見ながら視覚的に把握し、その背景にある本質を解説する方法をとる。
授業は三つのステージからなり、古代から近世の世界観、宇宙観、自然観、近代の建築と都市の象徴性、現代の排除の構造がテーマとなる。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ガイダンス
この授業では何を学ぶのかを理解する。
近現代のアジアにおける都市と建築の歴史をいかに考えるか?
2:アジアの劇場建築
近世以前の建築について、劇場を考える。
能舞台、歌舞伎の演劇空間、世界の演劇空間比較、演出効果、宇宙観
3:日本の能舞台
能舞台と劇場空間の歴史を解読する。
中世から近世への都市変容、洛中洛外図屏風、江戸図屏風、都市と自然
4:庭園文化の空間史
近世以前の建築について、庭園を考える。
ゆがめられた空間、日中欧庭園比較論、エロスと誕生、庭園の持つ意味、宇宙観。
5:絵巻物から読む都市世界Ⅰ
近世以前の都市について、絵巻物から比較する。
幕末の「弘化勧進能図」を解読しながら、劇場に秘められた世界観を見ていく。
6:絵巻物から読む都市世界Ⅱ
近世以前の都市について、絵巻物を読む。
『清明上河図』を読む、閉鎖型社会からの開放、中世都市の空間と人々の暮らし
7:東京の古代地形と文化的景観
神田明神から見えたもの、どこから江戸城は見えたのか、地形を読み込んで成立する江戸東京の聖地
8:疾走する城塞都市-香港
近代の都市とは建築の本質とは何かを学ぶ。
植民都市としての香港、ネオバロックとアールデコの対決、摩天楼対決、田園と都市、近代の理想
9:享楽のアジア近代-新世界
近代における民間側の都市と建築の理念を学ぶ。
理想としての近代、欲望の象徴としての塔、大阪新世界から浅草・上海を経て北京へ!
10:山下啓次郎と明治の刑務所
近代日本のアジアの関係を刑務所を通して知る。
明治の建築世界、薩長と出身地、明治に課せられた課題、文明国としての日本の誇示、近代デザイン
11:東京-都市美の戦後
現代に結びつく戦後の東京の都市美に課せられた役割を建築的に解読する。
戦後復興に夢見た「都市美」、失われゆく水辺空間、露店収容建築、水上居住者、時計塔、街路照明
12:広がる虚像の世界
現代のデザイン論についてディズニーを通して考える。
ディズニーランド、ラブホテル、マクドナルド、パチンコ、サティアン、ビーナスフォート
13:講義再読
古代から近世
世界観、宇宙観、自然観。
14:講義再読
近代から現代
建築と都市の象徴性とは。排除の構造。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
1. 古代から近現代の都市と建築の歴史について興味を持つ。
2. 配布プリントの意味を再読する。
3. 配布プリントの意味を再読する。
4. 配布プリントの意味を再読する。
5. 配布プリントの意味を再読する。
6. 配布プリントの意味を再読する。
7. 配布プリントの意味を再読する。
8. これまでの配布プリントを再読する。
9. 配布プリントの意味を再読する。
10. 配布プリントの意味を再読する。
11. 配布プリントの意味を再読する。
12. 自分自身で都市と建築の歴史を再読する。
13. 自分自身で都市と建築の歴史を再読する。
14. 講義以外のテーマについて自分で解読してみる。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
毎回プリントを配布する。
参考書References
高村雅彦編『アジアの都市住宅』(勉誠出版)、『「清明上河図」を読む』(勉誠出版)
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末記述試験60点以上を合格。
期末試験100%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
板書を適宜おこなう。
ゆっくり話すようにする。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
教員は毎回PCを使用するが、学生は用意する必要はない。