デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
ADE200NB(建築学 / Architecture and building engineering 200)日本建築史History of Japanese Architecture
高村 雅彦Masahiko TAKAMURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | B3409 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | 建築:建築士 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) | |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
建築学科 専門科目 基礎科目 |
カテゴリー(招聘学科)Category | 建築 |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In this course students will consider Japan's architectural history from the beginnings of its shrines, temples, houses and cities. Topics will involve the detailed understanding of each of these areas.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業はZoomを利用したオンラインで行います。それらの情報は逐一「学習支援システム」を利用し、履修者の大学メールアカウントに送信しますので確認するようにしてください。とくに、前後の授業の関係から移動が制限される場合は、授業の録画をオンデマンド方式で公開する可能性があります。
以下に概要と目的を示します。
日本の建築の歴史を神社、寺院、廟、住宅、都市から理解し、それらが成立した背景を重点に考える。テーマは、上記の内容を各回において詳細に解説する。
到達目標Goal
日本建築全般の基礎学力を身に着けることが到達目標となる。
【修得できる能力】*【修得できる能力】*
- 総合デザイン力:
- 文化性:◎
- 倫理観:
- 建築の公理:
- 芸術性:○
- 教養力:○
- 表現力:
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
「建築史は、建築の歴史を学ぶためのものではなく、建築を学ぶために存在している」
本講では、日本の建築の歴史を見ながら、建築の歴史の大筋を把握するとともに、時代が超えても変わらない本質的なものが存在することを理解し、その様々な歴史的要素がいかに現代に受け継がれているかを論じてみたい。毎回、スライドを見ながら、視覚的に内容を把握し、次にその背景を捉えなおし本質的な意味を探る方法をとる。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:日本建築史序説
講義全体の流れを理解する。
建築史の意義と目的、日本とアジアの建築の関係、なぜ今建築史か?
2:日本建築の特質
日本建築の特徴を概観し理解する。
「建物につくられた空間」と「空間につくられた建物」、羅列的、面的、洗練とは?
3:古代の形式化
神社の特徴とその成立背景を知る。
建築の誕生、神の社、神明、大社、遷宮、形式の確立、意味の継承、聖と俗、橋-柱-端-箸-梯。
4:外来文化の受容
仏教建築が求めた意味を探る。
仏教建築、法隆寺、薬師寺、東大寺、隋・唐の仏寺、雲中供養菩薩が語る意味、重力からの解放。
5:和様・大仏様・禅宗様
寺院建築の様式に隠された意味を考える。
架構と空間、重源と陳和卿、組物、伽藍配置の世界観、宋の建築技術、構造美とは?
6:近世の霊廟と宗教建築
江戸時代の意味を宗教建築から探る。
日光東照宮、善光寺、権現造り、生産力の進展、ブルーノタウト、歌舞伎座、仏壇、霊柩車、天海。
7:中間試験
どこまで理解できたかを自分で知る。
ここまでの内容による中間試験。
8:日本の都市
都城と城下町
日本の都市の歴史を知る。藤原京から平城京、平安京、そして城下町へ
9:風水都市・江戸と聖地・日光
江戸時代の都市計画に隠された風水を読み解く。
人がつくる風水、藤堂高虎、天海、見立ての富士山、宮内庁の陰謀。
10:都市の聖地
―水系と地質から読む都市の環境空間―「地質聖地論」の試み
見えない都市、新たな都市解読の方法を探る、聖地の意味論、環境空間を浮かび上がらせる
11:日本住宅の源流
日本の住宅のオリジナルを見る。
寝殿造り、空間の建築、宮殿との関係、中国建築との関係、対象から非対称へ、日本的変容へ。
12:住空間の変容と茶室
現代に結びつく住宅建築の歴史を知る。
書院造り、装置の建築、より自由で日本的なるものへ、装飾と区画、現代日本住宅への影響。
13:文化財建造物の保存と修復
文化財保存の制度や実情を理解する。
保存の意義、移築保存、選定-解体-組立-再生へ。
14:総合質疑
日本建築の歴史とは何だったのかを探る。
これまでの講義を総合的に考え、日本の建築の歴史を再読する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
1. 日本建築の歴史について興味を持つ。
2. 参考文献などから、日本建築を調べてみる。
3. 配布プリントの意味を再読する。
4. 配布プリントの意味を再読する。
5. 配布プリントの意味を再読する。
6. 配布プリントの意味を再読する。
7. これまでの配布プリントを再読する。
8. 配布プリントの意味を再読する。
9. 配布プリントの意味を再読する。
10. 配布プリントの意味を再読する。
11. 配布プリントの意味を再読する。
12. 配布プリントの意味を再読する。
13. 配布プリントの意味を再読する。
14. 講義の内容を総合的に考え直してみる。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
毎回プリントを配布。
参考書References
太田博太郎『日本建築史序説』彰国社、日本建築学会『日本建築史図集』彰国社。
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間試験および期末記述試験の両方において60点以上を合格とする。
中間試験50%
期末試験50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
板書を適宜おこなう。
ゆっくり話すようにする。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
毎回、教員はPCを使用するが、学生は用意する必要はない。