教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
福祉社会学ⅠSociology of Welfare I
平野 寛弥Hiroya HIRANO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | L9005 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In this course, students will learn about the meaning and functions of welfare (policies, systems, practices) in society.
Specifically, the course outlines Japan's welfare policy and related policies, and aims to provide a basic understanding of the current state of welfare policy in Japan. At the same time, we will examine the various challenges that welfare policy faces in contemporary society, introduce new policy concepts that have been considered in recent years to overcome these challenges, and explain their implications.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
福祉が社会の中でどのような意味や機能をもつのかについて学ぶ.
具体的には,日本の福祉政策および周辺の諸政策について概説し,日本の福祉政策の現状についての基本的理解を図る.あわせて,福祉政策が現代社会において直面している諸課題を検討するとともに,それを克服するために近年検討されている新しい政策構想について紹介し,その含意について解説する.
到達目標Goal
1)既存の福祉政策及び関連政策の内容や目的について理解する.
2)福祉政策が現在直面している課題について理解する.
3)これからの福祉政策のあり方について各々の見解を持つ.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
配布するレジュメに沿って講義する。あわせて購入していただく教科書は副読本として使用する.教科書に重要事項は記載されているため,事前に眼を通しておいていただき,そのうえで受講してもらうことになる.
講義では,口頭での補足説明に注意を傾けるようにすること.適宜メモを取ることは理解にとって極めて効果的である.この講義で取り扱う基本的な用語・事柄についてはその意味するところを確実に理解することが重要である.なお,授業計画は進捗状況や受講生の関心に合わせて,適宜修正することがあるのであらかじめご了承願いたい.なお,授業計画は、参加者の興味・関心および進捗状況に応じて変更する可能性もあるのであらかじめご了承願いたい.
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:イントロダクション
福祉政策の定義と目的,機能
2[オンライン/online]:福祉政策の実際①:子ども家庭福祉
児童手当をめぐる変遷,保育サービスと待機児童問題,児童虐待の現状
3[オンライン/online]:福祉政策の実際②:障害者福祉
自立生活運動のインパクト,障害者総合支援制度
4[オンライン/online]:福祉政策の実際③:高齢者福祉
高齢化の現状,老齢年金制度,介護保険制度
5[オンライン/online]:福祉政策の実際④:低所得者福祉
生活保護制度,生活困窮者自立支援制度
6[オンライン/online]:関連政策①:健康政策
医療保険制度,健康の社会的要因,「予防」の持つ意味
7[オンライン/online]:関連政策②:住宅政策
公的住宅の供給,ホームレス「対策」
8[オンライン/online]:関連政策③:教育政策
高等教育の無償化,就学支援制度,奨学金
9[オンライン/online]:福祉政策の現代的課題①:グローバリゼーション
権外国人労働者・移民の権利と生活保障,日本の入国管理制度の問題点
10[オンライン/online]:福祉政策の現代的課題②:ケア
家族・コミュニティの不安定化に伴うケアニーズの充足をめぐる困難,
再生産される性別役割分業と「女性活躍」,ケアの社会化
11[オンライン/online]:福祉政策の現代的課題③:持続可能性
経済成長と福祉政策の関係,気候変動と脱成長
12[オンライン/online]:新たな福祉政策①
エコウェルフェア
13[オンライン/online]:新たな福祉政策②
合理的配慮
14[オンライン/online]:新たな福祉政策③
ベーシックインカム・ベーシックサービス・ベーシックアセット
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業のテーマに関わる文献やニュースから情報を積極的に集め,理解を深める.
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします.
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しません。講義は毎回の配布資料に沿って進めます.
参考書References
武川正吾・森川美絵・井口高志・菊地英明(2020)『よくわかる福祉社会学』ミネルヴァ書房.
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は、授業毎に設定する課題の提出40%,期末レポート60%で行う.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
リアクションペーパーへの応答を引き続き積極的に行う.
その他の重要事項Others
・日頃から福祉政策の動向に関心を持つようにし,情報収集を怠らない
・疑問については文献や資料で確認する
・授業時に紹介された参考文献を読む