教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
日本史BJapanese History II
岩橋 清美Kiyomi IWAHASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | K5276 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職関係科目 |
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Outline (in English)
We aim to acquire the knowledge necessary for teaching Japanese history at junior and senior high schools, how to investigate history, and how to view and think about historical things. Taking up the theory underlying textbook descriptions, reading the related historical materials, grasping the big flow of Japanese history and thinking about the significance of learning history.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業は中学校社会科・高等学校地理歴史の教員を目指すにあたり、必要な専門的知識の習得と諸資料を用いて歴史像を構築する力を養うことを目的とする。教科書記述のもとになった学説および近年の新しい研究成果を紹介しながら、日本史の大きな流れを把握するとともに、歴史を学ぶ意義を考える。
到達目標Goal
日本史に関する基礎的な知識と歴史学の方法論を身につける。
先行論文や諸資料などを読み解きながら歴史像を構築できるようになる。
大きな歴史の流れを理解すると同時に、各時代の特質をとらえられるようになる。指導案(教案)作成に必要な知識やスキルを身につける。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業では、原始・古代から近現代にいたる歴史の展開を、社会経済史を中心にしながら国際環境や地理的条件などと関連づけながら考える。各時代の特色とその変遷の統合的な考察を通じて、日本の伝統文化の形成過程を学ぶ。教科書記述の基盤となっている学説の紹介、さらには近年の新しい研究成果も取り上げ、一つの歴史事実に対して様々な見方や考え方があることを学ぶ。また、文献史料だけではなく、絵画や地図・写真などを用いて文化財・文化遺産に関する理解を深める。毎回、リアクションペーパーを提出してもらう。毎回、授業の始めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーのいくつかを紹介し、意見交換を行う。課題提出および課題に対するフィードバックは学習支援システムを用いる。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:日本文化の黎明とヤマト政権
旧石器の遊動生活/縄文・弥生人の生活と信仰/巨大古墳と副葬品/倭の五王の外交
2[対面/face to face]:律令国家と天平文化
律令と官僚制/初期荘園/遣唐使と正倉院宝物
3[対面/face to face]:摂関政治と国風文化
国際関係の変化/国文学の発達/浄土の信仰/荘園の発達
4[対面/face to face]:鎌倉幕府の成立と展開
武士の生活/中世百姓の地位と権利/定期市と見世棚/鎌倉仏教
5[対面/face to face]:室町幕府と東アジア
南北朝統一/勘合貿易/婆娑羅の文化/北山文化と東山文化
6[対面/face to face]:戦国の争乱と天下統一
戦国大名の地域政策/鉄砲と木綿/南蛮貿易/桃山文化
7[対面/face to face]:江戸幕府の成立と構造
幕府と藩/村と百姓/三都の発展/農業生産の上昇と諸産業の発展
8[対面/face to face]:江戸幕府の展開と動揺
自然災害と飢饉/藩士と百姓の帰属意識/開国と幕末の動乱
9[対面/face to face]:明治国家の成立
国民国家の形成/文明開化と殖産興業/方言と標準語
10[対面/face to face]:戦間期の日本
大戦景気と恐慌/都市と農村/関東大震災/大衆文化
11[対面/face to face]:満州事変と日中戦争
満州事変の経緯/国際連盟脱退/軍部の台頭
12[対面/face to face]:第二次世界大戦
戦争拡大の理由/戦局の展開/戦時下の生活と文化/開拓民の生活
13[対面/face to face]:占領期の日本
民主化政策/日本国憲法の制定/生活の混乱と闇市
14[対面/face to face]:高度経済成長の時代
朝鮮特需と経済復興/高度経済成長/大衆消費社会の出現
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
①課題レポート・期末レポートの作成
②『高等学校学習指導要領解説 地理歴史編』(文部科学省)を読んでおくこと。
③授業時に提示した参考文献に目を通しておくこと。
④図書館等を利用して史料の収集・文献の調査などを行い、理解を深め、教案(授業案)作成に向けた準備を行う。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
学習支援システムに資料と授業の内容(講義内容をまとめたもの)をアップしておきますので、確認してください。
参考書References
『日本の時代史』全30巻(吉川弘文館)、『日本史講座』第10巻(東京大学出版会)に目を通し、日本史の基礎知識の習得を心がけてください。
『高等学校学習指導要領 地理歴史編』(文部科学省)
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験 60%
課題レポート提出 30%
平常点 10%
課題レポートは学習支援システムを使って提出する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
歴史学の専門用語や研究史等で難解なものがあるので、わかりやすく説明します。
文献や史料の探し方について指導し、教案(授業案)作成にむけた知識とスキルの習得をめざします。
その他の重要事項Others
興味・関心を持って授業に出席してほしいと思います。『高等学校学習指導解説 地理歴史編』(文部科学省)に目を通しておいて下さい。