教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
博物館資料論Museum Collections Studies
田中 裕二Yuji TANAKA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C6737 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 土1/Sat.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
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Outline (in English)
Students will understand museums from the viewpoint of their materials and collection. They will see how the idea of museum materials and collection has been formed, and then study through concrete examples the process of collecting and registering materials, the way of conservation and the current state and issues of educational activities by way of exhibiting materials. Before/after each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand the course content.
Your overall grade in the class will be decided based on the following Term-end examination: 50%、Short reports and in the class contribution:50%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
博物館活動の根幹をなす「資料」について、まずその特質や多様性を、さまざまな理論や具体例にもとづいて把握する。そのうえで、博物館資料が「収集」され、「保存」され、「研究」に活用され、「展示」に供される過程を概観し、博物館活動における資料の意味や役割を理解する。
到達目標Goal
博物館を、「資料」という観点から理解することを目ざす。「博物館資料」という概念が成立した背景、資料の収集や登録のプロセス、保存のありかた、さらには資料の閲覧や展示を通した教育活動の現状や課題について、具体例にもとづきながら学ぶ。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
配布プリントやパワーポイント、映像等を用いた講義形式で行われる。毎回リアクション・ペーパーを提出してもらう。次回の講義の冒頭で質問や疑問について全員に対して回答し、情報の共有化を図る。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:ガイダンス(オンラインで実施)
博物館学における博物館資料論の位置づけについて説明し、講義の見取図を示す。
第2回[対面/face to face]:博物館資料の概念
博物館資料という考え方が形成されてきた背景を概観する。
第3回[対面/face to face]:博物館の一次資料
博物館の一次資料について具体的に学ぶ。
第4回[対面/face to face]:博物館の二次資料
博物館の二次資料について具体的に学ぶ。
第5回[対面/face to face]:博物館資料の収集
資料収集の理念や目的について考える。
第6回[対面/face to face]:博物館資料の整理
収集した資料の記録、登録、整理等のプロセスを学ぶ。
第7回[対面/face to face]:博物館資料の公開
資料を公開することの意義や多様な手法について学ぶ。
第8回[対面/face to face]:博物館資料の展示
さまざまな資料の展示のありかたを概観する。
第9回[対面/face to face]:博物館資料の保存
資料の保存や管理の手法について学ぶ。
第10回[対面/face to face]:博物館資料と調査研究
博物館における調査研究と資料の関係について考える。
第11回[対面/face to face]:調査研究の公開
博物館資料にもとづく研究成果を公開する意義について考える。
第12回[対面/face to face]:市民と博物館資料
地域資源と博物館資料の関係について考える。
第13回[対面/face to face]:博物館資料の活用
学校教育や生涯学習、地域活性など、博物館資料の活用の可能性について考える。
第14回[対面/face to face]:まとめとふりかえり
半期を通して学んできた内容をふりかえり、博物館資料についての理解を確認する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業に関連した事例を各自で調べておくこと。授業内で活発な議論となるよう発言を促します。また、学期の途中で実際に博物館を訪れ、その成果をもとにレポートを課す予定です(その際、若干の入館料が発生する可能性があります)。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しないが、ほぼ毎回、プリント資料を配布します。
参考書References
授業時に関連する文献について紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業の参加度(コメント・ペーパーの記入と課題の成果など):50%
期末レポート:50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回の講義が終わった後に提出してもらっているリアクション・ペーパーを読むと、博物館資料に対して関心が高い学生が多いことがわかった。感想コメント、疑問質問は次回の講義で回答することを今年度も引き続き実施していきたい。