教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
図書館制度・経営論Library Administration and Management
丹 一信Kazunobu TAN
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C6802 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Lesson summary: Learn the fundamental knowledge about library system and management.
First half: Learn the law about the library.
Second half: Learn the basic knowledge of the organization and management of the library. I will also learn about problems.
Purpose of the lesson: To be able to make reasonable judgment from the viewpoint of management against various problems experienced in practice.
Learning Objectives
By the end of the course, students should be able to do the following:
(1) As a librarian, you will be able to understand the management and operation of the library from a management perspective.
(2) As a librarian, you will be able to identify issues related to library management from your own perspective and make proposals for management improvement.
Learning activities outside of classroom
Please be sure to review this subject. The standard preparation and review time for this subject is 2 hours each. We will also visit the library.
Grading Criteria /Policy
Usual performance score : 30%
Term-end examination: 70%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
図書館運営の基礎となる図書館の諸制度や、図書館経営の基礎的知識を身につけます。前半は図書館法をはじめとする法律について学習します。後半は現代の図書館が抱える組織の問題、経営上の問題を中心に学びます。
司書として実務に就いた場合に、経験するであろう諸問題に対して、経営の観点から、合理的な判断ができるようになることが目的です。
到達目標Goal
この授業では,終了時に学生が以下の能力を身につけていることを目標とします。
①図書館司書として、図書館の管理及び運営について、経営的視点をもって理解が出来るようになる。
②図書館経営の課題点を自分の視点で洗い出し、経営改善の提言が行えるようになる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形態の授業進行です。
図書館経営では人事・財務・PR・施設管理など多岐にわたります。
具体的な事例研究を平行して進める事により具体的な理解に努めます。
なお授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行います。リアクションペーパーは紙に限らず、電子媒体も使用します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:図書館をめぐる法体系
1.日本国憲法
2.教育基本法
3.社会教育法
4.図書館法
第2回[対面/face to face]:図書館法逐条解説 (1) 総則
1.図書館法の目的と図書館の定義
2.図書館奉仕
3.司書および司書補
4.設置及び運営上望ましい基準
第3回[対面/face to face]:図書館法逐条解説 公立図書館および私立図書館
1.公立図書館の設置
2.公立図書館の職員
3.図書館協議会
4.入館料など
5.公立図書館の補助
6.私立図書館
7.図書館同種施設
第4回[対面/face to face]:地方自治体の図書館関連条例など
1. 公共図書館の法的根拠2. 地方自治体における関係法令
3. 地方自治体における物品管理(図書館の場合)
第5回[対面/face to face]:他館種の図書館に関する法律など
1.他館種との連携
2.学校図書館
3.国立図書館
4.大学図書館
5.そのほかの図書館
第6回[対面/face to face]:図書館サービス関連法規
1.読書に関連する法律と図書館サービス
2.著作権法と図書館サービス
3.個人情報の保護に関する法律と図書館サービス
4.労働関連法規と図書館サービス
5.公益法人制度改革と図書館サービス
第7回[対面/face to face]:図書館政策(国,地方自治体)
1.国の生涯学習政策
2.国の図書館政策
3.都道府県の図書館政策
第8回[対面/face to face]:公共機関・施設の経営方法と図書館経営
1.経営とは何か
2.公共機関・施設の経営方法
3.公立図書館の経営
第9回[対面/face to face]:図書館の組織・職員 (1)
1. 教育委員会
2. 組織構成
3. 図書館長の役割
4. 人事管理
第10回[オンライン/online]:図書館の組織・職員 (2)
1.図書館協議会
2.図書館を支える住民団体
3.図書館ボランティア
第11回[オンライン/online]:図書館の施設・設備
1.図書館建築のあり方
2.図書館建築計画書の実践
3.図書館の設置及び運営上の望ましい基準における施設・設備
4.そのほかの基本的な留意点
第12回[オンライン/online]:図書館のサービス計画と予算の確保
1. 図書館のサービス計画
2. 予算の確保
第13回[オンライン/online]:図書館業務/サービスの調査と評価
1. 図書館業務/サービスの調査
2. 図書館業務/サービスの評価
第14回[対面/face to face]:図書館の管理形態の多様化
1. 管理運営,業務の外部化
2.業務委託
3.指定管理者制度
4.PFI
5.市場化テスト
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習ないし復習が必須となります。この科目の標準的な予習と復習時間はそれぞれ2時間です。また図書館への見学も必要となります。
テキスト(教科書)Textbooks
図書館制度・経営論 / 手嶋孝典編著. -- 第2版. -- 東京 : 学文社 , 2017.4. -- 154p : 挿図 ; 26cm. -- (ベーシック司書講座・図書館の基礎と展望 / 二村健シリーズ監修 ; 5)
ISBN 9784762027017
参考書References
法政大学図書館が提供する新聞記事DB、及び『図書館雑誌』
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(30%)、期末試験(70%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
オンライン授業のメリット、デメリットを昨年度は確認できましたので、今年度はメリットを十二分に生かす予定です。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
法政大学司書課程学習支援システムHulicを用いて授業を進めます。
その他の重要事項Others
22年度授業方針に従って本シラバスは記述しています。感染状況により変更を余儀なくされる可能性も少なくありません。変更が必要な場合は、別途、学習支援システム等にて、周知します。また初回授業は出席してください。
多摩キャンパスの『図書館演習』と関連する内容の科目です。