教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
教職入門Introduction to teaching profession
西牧 たかねTakane NISHIMAKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | L3102 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職関係科目 |
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Outline (in English)
【Course outline】
This course introduces the role of teachers, the job as teachers the qualities to be a teacher and so on to students taking this course. The goal of this course is to motivate students to aim to be a teacher.
【Learning Objectives】
In this lecture, people aiming for the teaching profession will learn fundamental matters related to teaching jobs, and will decide their aptitude and will aim to raise motivation for the teaching profession. We will examine the current situations of school education and school teachers, their careers, future issues and so on.
【Learning activities outside of classroom】
After each class meeting, students will be expected to spend more than one hour to understand the course content.
【Grading Criteria/Policy】
Your overall grade in the class will be decided based on following
Reaction paper:70%,Mid-term report:30%,and in-class contribution.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義では、教職を将来の選択肢のひとつとして考え、教職意義、教員の役割・資質能力・職務内容等について基本的な知識や考え方を理解し、教職に就くとはどういうことか、そのためにどのようなことを学び、身につけておかなければならないのかなど、自らの適性を判断して教職への意欲を高めることを目的としている。
具体的には、教職の意義及び教員の役割、教員の職務内容を主たる要素として授業を構成する。近年、日々の生活や学習に困難を抱える児童・生徒への対応、保護者や地域課題への対応など、教師が向き合う課題は多様性と複雑さを増している。教職という職業にはこれまで以上に時代や社会の変化に向き合い、生涯にわたって学び続ける自覚が求められている。また「チーム学校」への対応など、学校の内外との連携も重視されてきており、教員一人ひとりの役割を理解すると同時に、組織として諸課題に対応することも期待されている。今日の学校教育や学校教員の現状や諸課題についての概要をおさえながら、教員の仕事のありよう、生き方等について具体的な検討を行い、受講生一人ひとりの教職についての理解を深めていきたい。
到達目標Goal
教職を将来の選択肢のひとつとして考え、教職意義、教員の役割・資質能力・職務内容等について基本的な知識や考え方を理解し、教職に就くとはどういうことか、そのためにどのようなことを学び、身につけておかなければならないのかなど、自らの適性を判断して教職への意欲を高める。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
教職(学校の仕事)をめぐる現状と課題、意義と役割を講師の体験や具体的事例を通して伝え、時にグループワークを加えて実践的に考察する。必要に応じて、授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、コメントしたり質問に答える時間を設ける。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:導入と教職への条件:免許・養成(履修)・採用制度の概要と4年間の学びのイメージ
教職を目指そうとする自分の原点を確認し、大学4年間の学びをイメージする。
授業の進め方と課題などの説明
第2回[対面/face to face]:教師という職業の特徴
教師という仕事の難しさとやりがいについて考察する。教師に求められる力(聞く力・観る力・話す力・学ぶ力・創る力・協力する力)について知る
第3回[対面/face to face]:教職の歴史
第二次世界大戦後、社会の変化に伴い、学校教育に何が求められてきたのか、その変遷をたどり、その中で、教師の役割がどのように変わってきたのかを振り返る。
第4回[対面/face to face]:専門職としての教師の成長・育成:研修等の制度
自ら学び成長するために必要なこと、学び続けることの難しさ、教師としてのライフステージごとの課題、教師の研修の様々な在り方を学ぶ。
第5回[対面/face to face]:現代の学校と教師の資質・役割
現代の学校が抱える課題を知る。子どもの貧困と格差の広がりを例に、生徒理解を深めるために必要なことを考察する。
第6回[対面/face to face]:教師の権利と義務:服務規律や身分保障
教師の権利と義務について、近年の学校に関する報道を通して考える。信頼される教師の姿とは何か、誇りを持って働き続けるために必要なことを学ぶ。
第7回[対面/face to face]:職務の全体像
学校の中で、教師がどのような役割を担っているのか、その全体像を知る。学級経営・教科指導以外の分野について(分掌・行事担当・部活動など)を知る。
第8回[対面/face to face]:職務内容①:教科指導
2通りの授業を実施し、その授業を受けた立場から、以下の点について考えてみる。「主体的・対話的な深い学び」の視点からの授業作り、協働的対話的に学ぶ授業を行うときに留意すべきこと。
第9回[対面/face to face]:職務内容②:生徒・生活指導
生徒・生活指導とは何か。生徒・生活指導において何が大切なのか、いじめ・非行など具体的な問題を取り上げて考察する。
第10回[対面/face to face]:職務内容③:進路指導・キャリア教育
進路指導・キャリア教育を行う上で大切な視点。キャリア教育の全体計画。「自分を知る」と「職業を知る」の2つのアプローチについて。働く人の話を聞く会と職場体験を企画してみる。
第11回[対面/face to face]:職務内容④:学級経営
学級経営とは何か、以下の視点から考察する。学級担任の仕事。1年間の見通し。新学期のスタート時にあたっての準備。学年内の担任同士の協力体制。
第12回[対面/face to face]:「チームとしての学校」:学校組織のなかの教師
「チームとしての学校」の在り方。「チームとしての学校」が求められる背景。
多様な専門性を持つ職員との協力とは。
第13回[対面/face to face]:地域・家庭・多様な専門家との連携
地域にある連携すべき諸機関について知る。具体的なケースを想定して、多様な専門機関や専門家との連携方法について学ぶ。学校外の専門家や機関と連携する際の課題を考察する。
第14回[対面/face to face]:まとめ:変わる学校、学び続ける教師
これまでの授業を振り返り、改めてこれからの学びをイメージする。授業から何を学ぶことができたか、
自分の課題を知ることができたか、を確認する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。次回の授業の内容に即して、事前のアンケートを実施することがあります。
テキスト(教科書)Textbooks
教員が適宜指定する。
参考書References
灰谷健次郎『兎の眼』角川文庫、シリーズ子どもの貧困3『教える・学ぶ』(明石書店/2019)竹内常一・佐藤洋作 編著『教育と福祉の出会うところ』(山吹書店/2012)
学習指導要領、生徒指導提要(平成22年3月、文部科学省) (PDFでダウンロード可能)
他、授業で適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
基本的な知識や考え方を理解できること、4年間の教職課程の学びに主体的に取り組む意思があることを総合的に評価する。具体的には、授業への参加姿勢・授業への貢献・授業中に提示される課題(RP用紙):70%、レポート:30%で評価を行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
前任の講師からの引き継ぎとして、「グループワーク」の機会を増やすこと、今日的課題を取り入れることを継続する。教職を目指すという目的意識を持って主体的に取り組むと同時に、「グループワーク」を通して協働的に学ぶ姿勢を持って授業に参加することを期待します。