教職・資格(小金井)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Koganei)
SEE200LC(科学教育・(教育工学) / Science education/ Educational technology 200)理科教育法(3)Teaching Method of Science (3)
辻本 昭彦Akihiko TSUJIMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(小金井)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Koganei) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | H0512 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 土1/Sat.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 小西館‐W001 |
配当年次Grade | 2 |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職関係科目 |
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Outline (in English)
This class provides understanding of the teachers’ guidelines, knowledge and skills necessary for modern science education.
[Objectives]The Science Education Methods (3)is the third lesson on teaching theories and methods of the science subject. Students will be required to understand the learning methods such as independent and interactive learning, deep learning, and learning evaluation. In addition, through developing teaching materials encouraged critical thinking, students will need to get better their qualities and abilities on designing their lessons.
[Theme] Outlook for future science education, purpose and goal of science education, independent and interactive learning, deep learning, and learning evaluation.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
理科の教職に就くために、学習指導要領を理解しこれからの理科の教育に対応できる知識と技能を習得する。
【目的】理科教育の状況、これからの理科教育の見通し(学習指導要領の内容)、理科教育の目的・目標、主体的・対話的で深い学び、学習評価について学び、授業設計の向上に取り組むために必要な基礎知識と技能を習得する。
【テーマ】これからの理科教育の見通し、理科教育の目的・目標、主体的・対話的で深い学び、学習評価
到達目標Goal
・ワークショップを通じて、理科の発展的な知識・技能や「主体的・対話的で深い学び」の視点を踏まえた授業デザインの方法を修得することができる。
・ミニ導入実験や模擬授業の実習で、学習指導要領の主旨を生かした授業展開の方法や学習指導案の検討を行うことによって、学校現場で使える授業力の向上を図ることができる。
・理科教育の現状と課題を踏まえ、学習指導要領の目標及び内容、指導上の留意点や指導方法、評価方法などを理解できる。
・OPPA (One Page Portfolio Assessment・一枚ポートフォリオ評価法)より「これからの理科教育」について明確にすることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・ワークショップ形式を中心に授業を展開する予定である。
・授業デザインや学習指導案の作成を行い、作成者同士の相互評価を行い提出する。
・ミニ導入実験、模擬授業をそれぞれ一人で一回実施する。
・教育DX(デジタルトランスフォーメンション)の視点からICT機器(JamBoardの活用、AIテキストマイニングによる分析、ChatGPTの利用など)を活用する。
・OPPA(一枚ポートフォリオ評価)で毎回自己評価を行う
・学習支援システムを通じて、毎回の提出課題とOPPAで授業のふりかえりを行い、受
講者の考えを整理し、コメントを行い、必要に応じて授業でフィードバックする。
・フィールドワークとして、国分寺市科学センター「科学教室」の指導を行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:理科教育の現状と各種学力調査の結果と見通し
国際学力調査(PISA・TIMSS)における日本の理科の現状
2[対面/face to face]:学習指導要領の変遷とこれからの理科の教育課程
学習指導要領の分析と未来の理科教育を語る
3[対面/face to face]:理科教育の目的・目標(理科を学ぶ意義と必然性)
理科が社会と向き合う授業の構築(サイエンス・シティズンシップ)
4[対面/face to face]:学習科学の理論と方法による教材研究の活用
学習科学に基づく実践事例の分析
5[対面/face to face]:主体的・対話的で深い学びの実践事例と授業分析1
物理分野の授業研究と評価
6[対面/face to face]:主体的・対話的で深い学びの実践事例と授業分析2
化学分野の授業研究と評価
7[対面/face to face]:主体的・対話的で深い学びの実践事例と授業分析3
生物分野の授業研究と評価
8[対面/face to face]:主体的・対話的で深い学びの実践事例と授業分析4
地学分野の授業研究と評価
9[対面/face to face]:中学校理科におけるこれからの評価
目標に準拠する評価
観点別評価を総括した評定「主体的に活動に取り組む態度」の評価・評定
自己評価
10[対面/face to face]:高等学校理科におけるこれからの評価
観点別評価の実施
オーセンティック・アセスメント(パフォーマンス評価・ポートフォリオ評価)
11[対面/face to face]:理科と他教科との連携
教科横断型学習
カリキュラムマネジメント、模擬授業
12[対面/face to face]:理科と日常生活や社会との連携
価値観が伴う理科が社会と向き合う授業の在り方・トランスサイエンス、模擬授業
13[対面/face to face]:理科と総合的な学習との連携
理科とSDGs(国連が定めた持続可能な開発目標)の関連、模擬授業
14[対面/face to face]:理科のおけるキャリア教育
理科と関わる職業教育(フィールドワーク、国分寺市「科学教室」予定)
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】・科学小話の構想を立て、実験教材の準備と練習を行い授業に備える。
・授業デザイン、学習指導案の作成を行う。
・中学校・高等学校の理科の教科書で予習をする。
テキスト(教科書)Textbooks
・中学校学習指導要領解説 理科編 文部科学省(最新版)
・高等学校学習指導要領解説 理科編・理数編 文部科学省(最新版)
参考書References
・左巻健男編著「授業に活かす!理科教育法 中学・高等学校編」東京書籍
・堀哲夫著「一枚ポートフォリオ評価OPPA」東洋館出版
成績評価の方法と基準Grading criteria
・学習指導案及び授業レポートの構想力の評価(20%)
・科学小話・模擬授業におけるプレゼンテーションの評価(30%)
・ワークショップ等におけるコミュニケーションの評価・平常点(20%)
・毎授業後に記入するOPPシートによる自己評価(30%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業改善アンケートの結果、多くの学生さんから高い評価を頂いた。コメントからも、「アクティブラーニングやICTを使った模擬授業があり非常に満足しています」「科学教室の体験なども工夫されていた。楽しみながら内容をしっかりと学ぶことができた」など、ワークショップやICTを使った模擬授業や昨年度はじめて実施した、国分寺市の科学教室のアシスタント体験ができたことが高評価につながった。本年度はさらにバージョンアップして授業で実施したい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
毎授業のパソコンは必須(スマホは不可)
その他の重要事項Others
・授業の性質上、教職志望の強い人や教職の関心の高い人の履修を前提とする。
・ワークショップを中心に授業を展開するので、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力は不可欠である。
・理科教育法ⅢとⅣはなるべく連続履修を希望するが、単位の関係など事情がある場合は要相談。