教職・資格(小金井)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Koganei)
SEE200LC(科学教育・(教育工学) / Science education/ Educational technology 200)数学科教育法(2)Teaching Method of Mathematics (2)
田神 仁Hitoshi TAGAMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(小金井)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Koganei) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | H0507 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 土2/Sat.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 小西館‐W304 |
配当年次Grade | 2 |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職関係科目 |
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Outline (in English)
〇Students create and consider study plans and understand the purpose of the curriculum guidelines through mock classes. 〇Through lectures and exercises, students will think about their role as junior high school and high school mathematics teachers and aim to improve their professionalism. 〇 Learn advanced teaching methods for mathematics education, such as the use of ICT devices and AI, and group learning.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
〇学生は,学習指導案を作成・検討し,模擬授業を通して学習指導要領の趣旨を理解する。〇講義や演習を通して中学校及び高等学校数学教師としての在り方を考えるとともに専門性の向上を図る。〇ICT機器やAIの活用やグループ学習など数学教育の先進的な指導法を学ぶ。
到達目標Goal
〇学習指導要領に示された数学における目標及び内容等を理解するとともに,指導上の留意点や指導の工夫,評価規準や評価方法など,指導と評価に関する実践的指導力の向上を目指す。〇ICT機器やAIの活用の仕方について理解する。
〇In addition to understanding the goals and content of mathematics specified in the curriculum guidelines, aim to improve practical teaching and evaluation skills, such as points to keep in mind in teaching, ideas for teaching, evaluation criteria, and evaluation methods. 〇Understand how to utilize ICT devices and AI.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
〇授業は演習を中心とし,授業のまとめとして講義を行う。〇毎回PCを用いた対面授業を基本とするが,必要に応じてzoomを用いることがある。〇zoomの場合は,インターネットにつながるノートパソコン,Webカメラ,マイク,イアホン,wifi等の通信環境が必要。〇ブレイクアウトルーム間移動等の機能を使用するため,zoomは最新バージョンに更新しておくこと。(参考:2024/1/22現在Ver.5.17.2)〇授業の進め方:毎回,演習の中でグループ協議,調べ学習,ロール・プレイング,ジグソー学習,ディベート,模擬授業等のアクティブ・ラーニングを行う。〇課題及び資料の配布・提出及び返却は,学習支援システムで行う。〇現職の数学科教師2名を講師に招き,数学授業における指導の工夫やICT機器活用の実際等について学ぶ。〇模擬授業では動画を記録し,授業の振り返りに役立てる。〇2024年度「数学科教育法(1)」を履修している学生が多いので,授業テーマは同じであっても扱う教材は,できる限り重複を避ける予定。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:◎授業ガイダンス
◎授業における生徒対応
○授業計画の理解○グループ協議を通して,授業での生徒からの質問対応について学ぶ。
2[対面/face to face]:◎学習指導要領の復習◎学習指導案
◎主体的・対話的で深い学び
○講義を通して,学習指導要領について復習する。○グループ協議を通して,主体的・対話的で深い学びについて理解を深める。
3[対面/face to face]:◎AIの活用
○AIアプリを使う体験を通して,数学教育におけるAI活用上の留意点について理解を深める。(数学科教育法(1)とは異なる内容)
4[対面/face to face]:◎数学教育の現状と課題①(ICT活用)
○現職教師による数学教育へのICT活用の実際について体験を通して学ぶ。
(数学科教育法(1)とは異なる内容)
5[対面/face to face]:◎数学知識の有用性
○ディベートを通して,数学知識の有用性と数学的な見方・考え方について理解を深める。
6[対面/face to face]:◎中学校高等学校数学教育の実践的指導力向上①
○模擬授業及び研究協議を通して,主体的・対話的で深い学びを実現する授業について研究を深める。○授業者以外は全員,生徒役と評価者になる。
7[対面/face to face]:◎中学校高等学校数学教育の実践的指導力向上②
○模擬授業及び研究協議を通して,数学的活動を重視した授業について研究を深める。○授業者以外は全員,生徒役と評価者になる。
8[対面/face to face]:◎中学校高等学校数学教育の実践的指導力向上③
○模擬授業及び研究協議を通して,ICT機器を活用した授業について研究を深める。○授業者以外は全員,生徒役と評価者になる。
9[対面/face to face]:◎中学校高等学校数学教育の実践的指導力向上④
○模擬授業及び研究協議を通して,授業における指導の工夫等について研究を深める。○授業者以外は全員,生徒役と評価者になる。
10[対面/face to face]:◎数学教師の専門性
○グループ協議を通して,数学教師の専門性について理解を深める。
11[対面/face to face]:◎数学教育の現状と課題②(授業中の生徒指導と評価)
○ロールプレイングを通して,授業中の生徒指導と評価の在り方について研究する。
12[対面/face to face]:◎数学教育の現状と課題③(教員の働き方改革)
○ジグソー法を通して,教員の働き方改革について理解を深める。
13[対面/face to face]:◎数学教育の現状と課題④(外部講師)
○現職教師による授業を通して,中学校数学における指導の工夫について学ぶ。
14[オンライン/online]:試験形式とまとめ
○関係資料持ち込み可の試験形式授業を通して,半年間の授業全体を振り返る。○Google Formで解答する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】〇返却された提出物を基にして授業の復習を行うこと。指示に従って,全員が単元指導計画や学習指導案を作成する。〇代表者による模擬授業を行うので,事前に学習指導案の構想を練っておく。〇事前に配布された教員採用選考問題(専門教養)を解き,生徒に説明する方法を検討しておく。
テキスト(教科書)Textbooks
〇中学校学習指導要領〇高等学校学習指導要領(最新版 文部科学省),2018.3発行〇「高等学校学習指導要領解説(数学編、理数編)」文部科学省,2017.3発行〇「中学校学習指導要領解説(数学編)」文部科学省及び担当教員自作の印刷物等を配布。
参考書References
(授業中に配布する資料)○旧東京都立教育研究所研究紀要「数学的な見方や考え方に関する研究」(平7)○東京都教職員研修センター 教科基礎調査研究数学部会研究報告書「事象を数理的に考察し、表現・判断する力を育成するための系統的な指導の在り方」(平26)○その他数学教育に関する研究資料等
成績評価の方法と基準Grading criteria
〇評価基準は次の通り。課題の提出状況・記述状況(50%),授業への取り組み状況(30%),最終回の期末試験形式授業の点数(20%)により評価する。〇出欠回数を直接評価に加えることはないが,欠席すると授業への取組姿勢及び提出課題の5段階評価が「1」となるため,かなり不利になる。欠席がないことを期待する。〇公欠の場合,事前に申請すれば公欠届の提出は事後でもよい。○公欠や忌引の場合は,欠席でも課題不提出でも不利にならない。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
〇前年度の授業改善アンケート結果によれば,演習が大変好評であった。そのため,今年度もアクティブ・ラーニングを行う。〇現職教師による学校の指導事例報告やICT機器の実習も好評であった。そのため,本授業においても同様の工夫を行う。〇教員志望者が多いので,教員採用試験に役立つ内容も扱う。○教員志望者でなくても,将来保護者として必要な知見についても扱う。○毎回提出された課題にコメントを書いて返却しているが,好評なので継続する。○昨年初めてAIを活用した授業を行ったが,これも好評だったので継続する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
○授業中に学習支援システムからダウンロードした課題にWordで記入し,授業中に学習支援システムへ提出するため,毎時間PCを持参すること。〇適宜zoomを使うので,ハウリング防止のためイアホン又はヘッドホンも持参すること。○授業によっては,zoomやWordだけでなくAIアプリ(無料)を使うことがある。第1回授業日までにパワーポイント,無料関数ソフトGRAPES,zoom,指示されたAIアプリをダウンロード及びインストールしておくこと。
その他の重要事項Others
〇外部講師の都合等により,授業日程や内容などシラバスを一部変更することがある。〇実務経験のある現職教師を2人招聘して1回ずつ授業を行う。一人は中学校・高等学校数学における指導の工夫について講義・模擬授業を行う。もう一人は関数ソフトや図形ソフトなどのICT機器を活用した先進的な指導法について演習を行う。〇必要があれば,メールや学習支援システム等を用いて質問してほしい。メールは随時受け付けるが,授業担当者は金曜日(5限),土曜日(春学期は2限,秋学期は2・3・4限)の授業があるので,対面で質問等があれば授業前後に西館講師室に来てほしい。