通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
LIN100TC(言語学 / Linguistics 100)日本言語学概論Introduction to Japanese Linguistics
教科担当責任者 / Instructor in charge of class:尾谷 昌則Masanori ODANI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 古牧 久典 |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 文学部 日本文学科 専門教育科目 |
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Outline (in English)
This course is a general introduction to linguistics, the study of language, concentrating not only on Japanese but also on other languages. It aims at acquainting the students with the nature of human language and its characteristics. The course examines the language sounds and their patterns (phonetics and phonology), the structures of words and sentences (morphology and syntax), and context-independent/dependent meanings (semantics and pragmatics). It also explores how linguistic knowledge is applied in social situations (sociolinguistics) and how languages change over time (historical linguistics). At the end of the course, students are expected to understand and explain any language including Japanese by using the methodology of linguistics.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
言語学の基本的な概念と考え方を理解し、音声音韻論、形態論、統語論、意味論、語用論、社会言語学などの言語学分野の基礎事項を学ぶ。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
言語学の基本的な概念と考え方を理解し、音声音韻論、形態論、統語論、意味論、語用論、社会言語学などの言語学分野の基礎事項を学ぶ。
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
日本語ということばから言語に対する考え方を学ぶ。言語学は言語の本質とは何かを考えるための科目(学問分野)である。言語の性質や特徴を知るためには、様々な切り口が考えられる。
本科目は、テキスト(『言語学入門 これから始める人のための入門書』)に沿って進める。テキストでは大きく分けて七つのテーマから言語に迫っている。七つのそれぞれのテーマに下位項目が設けられ、全体で26講(1講平均5ページ程度)から成る。七つのテーマには、[1] 言語の特性や諸側面をまとめた言語学の概説(第1-4講)、[2] ことばの音の側面に注目した音声学・音韻論(第5-9講)、[3] 単語の構造を対象とした形態論(第10-13講)、[4] 文という単位の構造に焦点を当てた統語論(第14-17講)、[5] ことばの意味を考える意味論(第18-21講)、[6] ことばのコミュニケーションの側面を理解する語用論(第22-23講)、[7] 言語の変種・変化・種類に着眼する社会言語学や歴史言語学など(第24-26講)がある。
こうしたテーマを学ぶことで、日本語に限らず、様々な言語の特性に迫るための考察技法を学習する。
【成績評価基準】Grading criteria
各講ごとに設定されているキーワードを正確に理解している。
当該テーマに対して、適切な例を挙げて説明できている。
言語学に基づく視点から、日本語などの言語を独力で鳥瞰することが出来ている。
【テキスト名および詳細】Textbooks
指定市販本『言語学入門 これから始める人のための入門書』
佐久間純一・加藤重広・町田健著、2004年、研究社、1,800円+税
本書は、はじめて言語学に触れる人へ向けた入門書であり、七つの言語学分野(言語学の概説/音声学・音韻論/形態論/統語論/意味論/語用論/社会言語学・歴史言語学)が紹介されている。各講の最後には練習問題が用意されており、解答例が巻末に用意されている。
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートに添削・講評でフィードバックする。テキスト各講冒頭のキーワードに対して意識することを心がけ、自分で一講ごと概括しながら、読み進めて下さい。また、それぞれの講が終わったら練習問題にも挑戦し、自身でテキスト付属の解答を確認して下さい。練習問題の解答例も付録程度と考えずに、併せて読むことで理解を深めましょう。