通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
LIT100TC(文学 / Literature 100)日本文芸研究特講・近代Special Study of Japanese Literary Arts(Modern)
教科担当責任者 / Instructor in charge of class:田中 和生Kazuo TANAKA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 永岡 杜人 |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | ※リポート(第1回・第2回)一括提出不可 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 文学部 日本文学科 専門教育科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The purpose of this course is to understand the core writers and works of contemporary Japanese literature and to concretely discuss the meanings of the problems that each of "modern", "Japan", and "literature" has It is to be able to do.
This course introduces the Modern Japanese literature, for example, Natsume Soseki “Kokoro”,“Sorekara”,“Sanshiro”, Mori Ogai “Maihime”,Kawabata Yasunari“ Izu no Odoriko”,“ Yukiguni”,Kojima Nobuo“ Hoyokazoku”,Yasuoka Shotaro“ Kaihen no Kokei”,Nakajima Atsushi“ Sangetsuki”,“ Richou”,Kajii Motojiro“ Lemon”,Shiga Naoya“ Annyakouro”,Ibuse Masuji,Kobayashi Hideo,etc.
At the end of the cource,participants are expected to ability to read literary works and criticize.Grade evaluation is done by report and test.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
「日本近現代文学」の主軸を為す作家、作品について理解を深めるとともに、「近代」・「日本」・「文学」それぞれが抱えた(あるいは抱えている)諸問題の意味について、具体的に論じられる学力を醸成する。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
「日本近現代文学」の主軸を為す作家、作品について理解を深めるとともに、「近代」・「日本」・「文学」それぞれが抱えた(あるいは抱えている)諸問題の意味について、具体的に論じられる学力を醸成する。
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
「近代」とは、ひとことで言えば、人々に「自由」な「個人」になり得る、という夢を与えた時間のはじまりのことだが、同時にその「自由な個人」なるものの内実とそれを成り立たしめる困難とに彼らを絶えず向かいあわせた。本授業では、四迷、鷗外、漱石の明治作家から、志賀直哉、中島敦、小林秀雄、川端康成、梶井基次郎ら大正・昭和の作家、批評家、そして戦後の梅崎春生、小島信夫、安岡章太郎など多数の作家たちの作品を読み解くことを通じて、各時代にそれぞれの主人公たちが深く潜り抜けようとした問題の核心を考察する。
【成績評価基準】Grading criteria
・リポート評価
参考文献(文学史・先行論文など)を「調べる」ことによって得られた「知識」はむろん大切だが、それ以上にいかに自分が「作品」自体と「向き合った」、「読んだ」かが読み手にしっかりと伝わるような内容を心がけること。「文学研究」もまた、「文学」であることが目指されなければならない。すなわちリポート作成にあたっては、「先行研究」をしっかりと包み込みながら、オリジナリティ溢れる場所へと出る「論文」の手続きと文体とを徐々に獲得していくことが望ましい。
・単位修得試験
テキスト精読とリポート作成によって培われた「近現代文学」への知識量、理解力とをあらためて総合的に問い直すのが目的である。
【テキスト名および詳細】Textbooks
通教テキスト『日本文芸研究特講・近代』第2版、勝又 浩、2009年
(※ 前・通教テキスト『日本文芸作品作家研究(近代)』)
【参考文献】『言葉が見る夢』永岡壮人、同時代社、2020年、¥3,300+税
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートに添削・講評でフィードバックする。
リポート及び論文作成の基礎的事項については確認しておくこと。また学習者自体が、テキストで論じられている作家、作品はもとより、つねに良質の「文学」「文学研究」「文芸評論」に触れていることが大切である。