通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
HIS300TD(史学 / History 300)日本古文書学Japanese Paleography
教科担当責任者 / Instructor in charge of class:大塚 紀弘Norihiro OHTSUKA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 大塚 紀弘、和氣 俊行 |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 文学部 史学科 専門教育科目 |
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Outline (in English)
Learn Japanese archaeological studies systematically and acquire the basic ability of reading old documents.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
日本古代史・中世史の基本史料である古文書について、その文体や語彙になじんで古代・中世の時代の文章を読解する力を培い、また、文書の形態や様式、機能などを知って史料として文書を活用する力を身につけることにより、日本古代史・中世史をより深く学ぶことができるようになる。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
日本古代史・中世史の基本史料である古文書について、その文体や語彙になじんで古代・中世の時代の文章を読解する力を培い、また、文書の形態や様式、機能などを知って史料として文書を活用する力を身につけることにより、日本古代史・中世史をより深く学ぶことができるようになる。
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
日本には古代・中世の時代の古文書が多数伝存しており、歴史学の重要な史料となっているが、これを史料として活用するためには、まず、古文書の文章を読み解き、その内容を理解する力が必要であり、また、文書それぞれの独特の様式や作られ方、使われ方についての知識が必要となる。この科目は、古代・中世古文書の代表的な様式とその機能の概要を学ぶとともに、古文書の多くの実例に即して実際の読み方を学び、内容を具体的に捉える訓練を積み重ねる学習を通じて、古文書の読解力が高まることを目指す。
【成績評価基準】Grading criteria
リポートは、古文書の主要な様式の種類と特徴、機能、および時代的な変化を十分に理解したかどうかを確かめる。リポートとしての体裁や構成、日本語としての正しい表現に注意すること。
単位修得試験は、様式の知識とともに、文書を正確に読むことができるかどうか、内容を的確に理解できるかどうかを特に重視する。
最終成績は単位修得試験により評価する(ただし、リポートの学習もしっかり行うこと)。
【テキスト名および詳細】Textbooks
『新版 古文書学入門』佐藤 進一、法政大学出版局、2003年、¥3,300
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートに添削・講評でフィードバックする。 教科書を徹底的に学習することが大切である。特に教科書に載っている文書の一つ一つを丁寧に学習すること。その際、文書を大きな声で読むのがよい。古い時代の言葉や言い回しを繰り返し耳から聞いて、そのリズム感を身体で覚えるのがきわめて効果的である。
同時に、返り点の打ち方を習得すること。教科書で文書に返り点が打たれているものにその打ち方を学び、読下し文を参考にして、漢字だけの原文に返り点を打つ練習をしてほしい。これを習得すれば、どのような文書も自力で読めるようになる。
学習には大きな辞書を活用すること。『日本国語大辞典』(小学館)、『新大字典』(講談社)、『新漢和大字典』(学研)、『国史大辞典』(吉川弘文館)など。