通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
ART300TC(芸術学 / Art studies 300)日本美術史History of Japanese Arts
教科担当責任者 / Instructor in charge of class:小林 ふみ子Fumiko KOBAYASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 染谷 美穂 |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | ※2023年4月よりテキスト(指定市販本)変更 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 文学部 日本文学科 専門教育科目 |
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Outline (in English)
In this subject, we will learn about Japanese art history from the Asuka period to the Meiji era.
Through learning, we will learn the representative work of each era, deepen the understanding of the style and technique features of each work and the historical and cultural factors that produced those works.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
①飛鳥時代から明治時代までの日本美術史の大きな流れを理解する。
②各時代の代表的な作品を知り、それぞれの作品に認められる様式的・技法的な特色を理解する。
③日本美術史の変遷を促した歴史的・社会的な要因について理解する。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
①飛鳥時代から明治時代までの日本美術史の大きな流れを理解する。
②各時代の代表的な作品を知り、それぞれの作品に認められる様式的・技法的な特色を理解する。
③日本美術史の変遷を促した歴史的・社会的な要因について理解する。
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
日本列島の文化は、中国や朝鮮半島などからもたらされた外来美術を絶えず受容しながら、時代ごとにさまざまな美術作品を生み出してきた。そうして作られた美術作品は、継承され模倣されながら新たな創造を生み出す源にもなったのである。本科目では、飛鳥時代から明治時代までを対象に、各時代の代表的な作品について学び、日本美術史の概略とその特質を理解することを目的とする。
【成績評価基準】Grading criteria
最終成績は単位修得試験により評価するが、評価の際は先に提出されたリポートの内容も考慮する。
なお、リポート、単位修得試験は、以下の5点を基準として採点をおこなう。
①飛鳥時代から明治時代までの日本美術史の大きな流れを理解していること(ただしリポート課題1については、対象とする時代を限定すること)。
②各時代の代表的な作品について、それぞれの様式的・技法的な特色を的確に理解していること。
③それぞれの作品が生み出された時代背景を理解していること。
④リポートの構成・論述・引用の仕方などが適正であること。引用が長くなり過ぎないよう、なるべく自身の言葉で言い換えること。引用の後に必ず(註)を付け、頁箇所とともに文末に記すこと。
⑤誤字脱字や文脈の不整合などがなく、論理的な文章が書けていること。
【テキスト名および詳細】Textbooks
指定市販本『日本美術の歴史』補訂版、東京大学出版会、辻惟雄著、2021年、2,800円+税
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートに添削・講評でフィードバックする。
まずテキストを熟読し、日本美術史の大きな流れを把握すること。各時代の代表的な作品については、テキストとともに美術全集等の図版解説や事典類を参照し、基礎データ(名称、作者、制作年代、材質、寸法、所蔵者)、制作の目的と経緯、様式的・技法的な特色、そこに認められる外来美術や既存の作品の受容と、新たな創造が見られる点などを明確に整理し、理解すること。また、それぞれの作品については、必ず美術全集等の大型図版を参照し、具体的なかたちのイメージ(主題、表現、造形的・技法的特徴など)の把握につとめるとともに、自らの視点により作品の比較・分析を試みること。
なお、美術史を学ぶ上で、実際に作品を鑑賞することが何よりも重要である。受講者は、美術作品を所蔵する博物館等や社寺に積極的に足を運び、作品を鑑賞する機会を得るよう心がけて欲しい。