通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
HIS300TD(史学 / History 300)日本近世史Japanese Modern History
教科担当責任者 / Instructor in charge of class:松本 剣志郎Kenshiro MATSUMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 安田 寛子 |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | ※2023年4月よりテキスト(指定市販本)変更 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 文学部 史学科 専門教育科目 |
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Outline (in English)
The aim of this course is to help students acquire the ability to cultivate, think and judge the eyes that see the essence of things.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
史学科の学生は卒業までに必ず卒論を書かなければならず、そのことは常に念頭に置いて学習していかなければならない。日々の学習は、そのための知識や技術を習得するためのものだともいえる。しかし、これは直接的な到達目標ではあるが、決して学ぶことの最終目標ではない。真に求められるのは、学びを通して物事の本質を見抜く眼を養い、考え、判断する力を身につけていくことである。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
史学科の学生は卒業までに必ず卒論を書かなければならず、そのことは常に念頭に置いて学習していかなければならない。日々の学習は、そのための知識や技術を習得するためのものだともいえる。しかし、これは直接的な到達目標ではあるが、決して学ぶことの最終目標ではない。真に求められるのは、学びを通して物事の本質を見抜く眼を養い、考え、判断する力を身につけていくことである。
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
日本近世史が対象とする時代の始まりと終わりについては議論を要するところであるが、中心となるのは徳川幕府が政権を担っていた時期、すなわち江戸時代である。江戸時代は幕藩体制と呼ばれる仕組みのうえに、260年余りも平和が続いた時代である。このような長期政権をどのようにして持続することができたのか、その中で人々はどのように生活していたのか、またそれだけ続いた政権がなぜ崩壊することになったのか。これらについて考えていくことが、この時代の特質を明らかにしていくことになる。
【成績評価基準】Grading criteria
通信課程の場合、スクーリング受講とともにリポートを提出して単位修得試験を受けることが学習の重要な柱となる。特にリポートは試験を受けるための単なる手段ではなく、学び、考え、表現する貴重な場であり、何より卒論を書くための実践的な訓練の場である。そのためには、単に持論を展開するのではなく、設題に関する史料や論文を探索し、研究史を整理し、よく考え、理解し、自分の言葉で書くということが重要である。それらが十分になされているかどうかが評価の基準となる。
【テキスト名および詳細】Textbooks
①指定市販本『大学の日本史3 近世』(杉森哲也編、山川出版社、2016年、¥1,800+税。②史料『新版 史料による日本の歩み(近世編)』(児玉幸多・佐々木潤之介編、吉川弘文館、1996年、¥3,800+税)。①の指定テキストでは、近世の国家と社会におけるさまざまな要素について、新たな視点でそれぞれが詳しく論じられている。その内容や背景に関する史料を②から探しながら読み進めることで、さらに理解を深めることができる。
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートに添削・講評でフィードバックする。指定されたテキストはあくまでも入り口であり、その他にどれだけ関連する史料や学術論文、研究書などの参考文献を探し出せるかが重要である。そのためには、実際に図書館や文書館に足を運ぶのはもちろんであるが、あらかじめ当該機関のサイトにアクセスして必要な史・資料を探索しておくのも有効である。
ただし、インターネットの利用には十分な注意が必要である。出所不明な情報を安易に信用したり、無批判に引用したりすることのないようにしなければならない。まして、参考文献やインターネットの記述をそのまま転載するなどの行為は厳禁である。