教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya)
英語科教育法ⅠTeaching Method of EnglishⅠ
石原 紀子
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | C6095 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期集中/Intensive(Spring) |
曜日・時限Day/Period | 木1/Thu.1,木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 木1:Y701 木2:Y602 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes |
2018年度以前入学生用科目 (国際文化用) |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職科目 |
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Outline (in English)
In this course you will acquire basic knowledge and skills related to English teaching methodology and second language acquisition. While learning about the qualifications required of English teachers at junior and senior high schools, you will cultivate communicative competence in English necessary for effective instruction in the near future. The course also has as its goal to develop the ability to think and act on your own initiative to grasp the current situation and solve problems by observing the instructional context and individual learners. We will review the theoretical foundations of English language teaching and deals with topics such as the history of English language education, language teaching methodologies, language learning styles and strategies, second language acquisition, the teaching of English as an international language, intercultural understanding, the Course of Study, lesson plans, and the use of ICT. We will also focus on practical aspect of communicative language teaching and deals with topics of direct relevance to classroom instruction, such as the teaching of four and integrated skills, grammar and vocabulary instruction, English education in junior and senior high schools, early childhood education and elementary education for English, and testing and assessment. Your work will be graded based primarily on your participation, reflective papers, and micro teaching. For this accelerated course, the preparation and review time of approximately 8 hours a week is recommended.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
各回授業の前半は、主に英語教育の理論的側面の基礎を概観し、英語教育や教授法の歴史、学習者論、第二言語習得、国際語としての英語教育、多文化理解教育、学習指導要領、指導案、ICTの活用などを扱う。各回授業の後半は、理論の実践面への応用を目指し、受講生による模擬授業やディスカッションなどにより、指導現場の疑似体験や学習指導関連の問題について意見交換をする。
到達目標Goal
英語科教育法や第二言語習得に関する基本的な知識や技能、また中学校・高等学校などの英語教員に必要とされる資質について学ぶと同時に、近い将来英語教員として効果的な指導をするために必要な英語運用能力を培う。英語教育の現場や個々の学習者を観察し、現状把握や問題解決に向けて自発的に考え行動できる能力の養成も目標とする。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
各回授業の前半では主に理論的側面を扱うので、教科書の内容を補う講義やグループでの議論、ディベートなどを通して理論的知識を身につけ、それに対する批判的思考を涵養する。後半は理論の実践面への応用を目指し、受講生による模擬授業やディスカッションなどにより、指導現場の疑似体験や学習指導関連の問題について意見交換をする。模擬授業に関しては直後のディスカッションでコメントし、より詳細なフィードバックはGoogle Classroomを通して一週間以内に閲覧できるようにする。個々のレポートに対する評価とフィードバックも一週間以内に行う予定。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション
コース概要、英語力と英語教育、英語教育の略歴
第2回[オンライン/online]:英語学習経験、英語教員の資質
英語学習経験の考察、省察力、英語教員の資質と役割
第3回[オンライン/online]:学習指導要領
学習指導要領の変遷と内容、英語運用能力の概念と指導
第4回[対面/face to face]:発音・文字指導
効果的な発音・文字指導、模擬授業
第5回[オンライン/online]:英語教授法
英語教授法の歴史と特徴
第6回[対面/face to face]:リスニング指導
効果的なリスニング指導、模擬授業
第7回[オンライン/online]:授業準備・授業案
授業計画と授業準備
第8回[対面/face to face]:スピーキング指導
効果的なインタラクション・発表指導、模擬授業
第9回[オンライン/online]:言語習得
第一・第二言語習得のメカニズム、英語運用能力とインタラクション
第10回[対面/face to face]:リーディング指導
効果的なリーディング指導、模擬授業
第11回[オンライン/online]:学習者論
自律的学習と学習方略
第12回[対面/face to face]:ライティング指導
効果的なライティング指導、・領域統合型の指導、模擬授業
第13回[オンライン/online]:ことばと文化
多文化・異文化理解、語用論的指導
第14回[対面/face to face]:語彙指導
効果的な語彙指導、模擬授業
第15回[オンライン/online]:多文化理解教育
多文化理解と英語教育
第16回[対面/face to face]:表現指導
辞書やコーパスを使用した表現指導、模擬授業
第17回[オンライン/online]:指導案
指導案の構成・内容
第18回[対面/face to face]:文法指導
効果的な文法指導、模擬授業
第19回[オンライン/online]:教材研究、格差
教材の特徴と評価、ICTの活用、格差と(英語)教育
第20回[対面/face to face]:中学校での指導
中等英語教育の特徴と指導法、模擬授業
第21回[オンライン/online]:教室の使用言語
教室英語の導入と指導法、模擬授業
第22回[対面/face to face]:高等学校での指導
高等英語教育の特徴と指導法、模擬授業
第23回[オンライン/online]:早期外国語教育
早期教育・イマージョン教育の仕組みと効果
第24回[対面/face to face]:小学校での英語教育
初等英語教育の特徴と指導法、模擬授業
第25回[オンライン/online]:評価活動
観点別評価・パフォーマンス評価の理念と方法
第26回[対面/face to face]:評価と言語学習意欲、授業運営
評価活動の運用と学習意欲、授業運営の考え方と例、模擬授業、
第27回[オンライン/online]:教育実習と授業の形態
教育実習の意義と内容・ティーム・ティーチング
第28回[対面/face to face]:まとめと考察
専門性向上と省察、今後の成長に向けて
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業開始前に、必ずその週のリーディング課題を終え、その内容を発展させた講義内容に備えてください。授業内や授業支援システムなどで、多くの資料が提供されるので、その管理を徹底し、丁寧な予習・復習を心がけましょう。本授業の準備・復習時間は、各週計8時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
行動志向の英語科教育の基礎と実践 (2017, JACET教育問題研究会編・三修社)
参考書References
新・英語教育学概論(改訂第2版)(高梨庸雄・高橋正夫、他・金星堂)
中学校学習指導要領・高等学校学習指導要領(最新版 文部科学省)
第二言語習得と英語科教育法(JACET教育問題研究会編著・開拓社)英語教育指導法事典(米山朝二著・研究社)
成績評価の方法と基準Grading criteria
1)授業参加/貢献度 (20%)*
2)省察レポート (2) (40%)
3)模擬授業 (20 %) とその省察 (10%)
4)その他の課題 (10%)
*授業への参加を重視するため、授業6コマ相当の欠席をすると単位の履修が不可能となります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
英語教員として効果的な指導をするためには英語運用能力を十分に伸ばしておく必要がありますが、ほとんどの受講生は授業以外で英語でのコミュニケーションをする場が非常に少ないようです。少しでも生の英語に触れ英語でも指導ができるようにするためこの授業では適所に英語を用います。課題のリーディングや毎週の復習を丁寧にこなし、テーマについて自分なりの見解を持って授業に臨むようにすれば英語が苦手の学生でも乗り切れます。英語でのコミュニケーションや間違いを恐れずに積極的に参加してください。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システム、Google Classroom、Zoom等を使用して授業を行うため、大学のアカウントでログインし、大学の電子メールを毎日確認してください。Zoom授業を大学の教室で受ける際にはマイク付きのヘッドセットが必要。
その他の重要事項Others
この授業は中学校・高等学校などの英語教員をめざす学生を主な対象とし、授業への出席はもちろんのこと、授業前の準備、個人やグループでの作業や模擬授業、ディスカッションなどへの積極的な貢献が求められます。参加型の授業のため、自らの英語学習の経験談や分析、新しいアイディア、疑問、意見交換などを歓迎します。
受講生同士のインタラクションが非常に多い授業となりますので、2023年度は、感染状況など社会情勢により授業形態を柔軟に変更する可能性があります。詳細は授業開始前に授業支援システムにより周知します。