教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya)
社会・公民科教育法Teaching Method of Civics and Social Studies
糀谷 陽子
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | C6086 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 火5/Tue.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 春:Y802 秋:F307 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes |
2018年度以前入学生用科目 (哲学科以外用) |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職科目 |
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Outline (in English)
【授業の概要(Course outline)】
This class aims to gain basic understanding of the history of social studies and civic education, the goals and contents in the National Courses of Study, and teaching materials research and learning methods. Also, based on this knowledge and skills, the class further discusses how to develop lesson plans and actually design them.
【到達目標(Learning Objectives)】
Students are able to acquire basic knowledge and skills in the use of educational methods and techniques, ICT, and teaching materials, and to be able to effectively design lesson plans with the aim of developing qualities and abilities.
【授業時間外の学習(Learning activities outside of classroom)】
Students will be expected to read research teaching materials, prepare presentations, write a lesson plan and prepare simulated lessons. The preparation and review time for this class is based on 2 hours each, for total of 4 hours.
【成績評価の方法と基準(Grading Criteria/Policy)】
The evaluation will be made based on the attitude of participation in the lesson(10%), learning tasks/learning guidance plan(60%), reports(30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
中学社会科(公民的分野)及び高校公民科の歴史、学習指導要領に示された目標と内容、教材研究や学習指導に関する基礎的な事項を理解し、様々な授業実践に学び、学習指導案の作成と模擬授業を通して指導力の基礎を身につける。
到達目標Goal
中学社会科(公民的分野)及び高校公民科の意義と役割を理解し、学習指導理論を踏まえて学習指導案を作成することができる。
現実の様々な課題について関心をもって学び討論し、分析できる能力を養うとともに、様々な視点から教材として開発し、多様な生徒に柔軟に対応できる実践的な指導力を身につける。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
春学期は、社会科・公民科のあゆみ、意義と役割を明らかにして、学習指導要領と教科書をもとにその内容をつかみます。具体的な実践事例を参考にしながら授業づくりの方法を学び、グループごとに学習指導案と教材を作成し、検討します。
秋学期は、社会科・公民科の学習テーマをグループで分担し、模擬授業を行います。全員で参観して検討し、課題を明らかにしていきます。
授業は、できるだけグループディスカッションやグループワークを取り入れ、視聴覚機材や情報機器等を活用して行います。グループワークの成果や授業ごとの課題の提出物などについては、適宜、授業の中で講評、解説を行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:オリエンテーション
―社会科・公民科で何を学ぶのか
1年間の授業計画を提示し、受講者の中学・高校での体験を踏まえ、社会科・公民科で何を学び、子どもたちにどのような力をつけるのか考える
第2回[対面/face to face]:社会科・公民科のあゆみ①―戦前の教育における社会科・公民科
明治以降の日本の教育において、今日の社会科・公民科にあたる教育がどのように行われていたか
第3回[対面/face to face]:社会科・公民科のあゆみ②―日本国憲法のもとでの社会科
敗戦後、日本国憲法と教育基本法制定のもとで、社会科はどのような教科として出発したのか
第4回[対面/face to face]:社会科・公民科のあゆみ③―学習指導要領の変遷と社会科・公民科
学習指導要領の改訂によって、社会科はどのように変えられ、どのような経緯で公民科が設置されたのか
第5回[対面/face to face]:社会科・公民科の意義と役割を考える①―中学校学習指導要領から
中学校学習指導要領をもとに、社会科(公民的分野)の意義とねらいを考える
第6回[対面/face to face]:社会科・公民科の意義と役割を考える②―高等学校学習指導要領から
高等学校学習指導要領をもとに、公民科の意義とねらいを考える
第7回[対面/face to face]:教科書を読んでみよう①―中学校社会科(公民的分野)
中学校社会科(公民的分野)の教科書を読み比べ、学習内容の概要をつかむ
第8回[対面/face to face]:教科書を読んでみよう②―高校「公共」
高校の「公共」教科書を読み比べ、学習内容の概要をつかむ
第9回[対面/face to face]:実践事例の検討①―中学校社会科(公民的分野)
中学校社会科の実践事例を取り上げ、授業づくりの方法をつかむ
第10回[対面/face to face]:実践事例の検討②―高校「公共」「現代社会」
高校「公共」「現代社会」の実践事例を取り上げ、授業づくりの方法をつかむ
第11回[対面/face to face]:指導計画・学習指導案の作成について
指導計画・学習指導案の作成のしかたを学び、グループごとにテーマを選び、作成する
第12回[対面/face to face]:教材の研究と開発、ICT
の活用について
教材研究の方法、各種資料や統計などの扱い方、授業でのICT機器の活用について学び、グループごとに第11回の指導案に関する教材を作成する
第13回[対面/face to face]:テスト問題の作成と学習評価について
学習評価の考え方と進め方について学び、グループごとに第11回の指導案に関するテスト問題、評価基準・規準を作成する
第14回[対面/face to face]:春学期の授業のまとめ
グループごとの指導案等を発表・検討しあい、秋学期に向けて課題をあきらかにする
第15回[対面/face to face]:生徒が主体的に学ぶ授業をすすめるために①―模擬授業のオリエンテーション
模擬授業の計画と方法、学習指導案と教材作成上の留意点や課題を確認し、担当グループを決定する
第16回[対面/face to face]:生徒が主体的に学ぶ授業をすすめるために②―学習指導案の検討
夏季課題として提出された学習指導案について、受講生とともに検討し、改善点を明らかにする
第17回[対面/face to face]:生徒が主体的に学ぶ授業をすすめるために③―実践事例の検討
具体的な実践事例をもとに、学習指導案と教材作成の留意点と課題をつかむ
第18回[対面/face to face]:生徒が主体的に学ぶ授業をすすめるために④―模擬授業の準備
グループごとに学習指導案と教材の作成等、模擬授業の準備を行う
第19回[対面/face to face]:模擬授業①―日本国憲法と立憲主義
担当グループが模擬授業を行い、受講者全員で参観・検討し、課題を明らかにする
第20回[対面/face to face]:模擬授業②―基本的人権の尊重
担当グループが模擬授業を行い、受講者全員で参観・検討し、課題を明らかにする
第21回[対面/face to face]:模擬授業③―現代の民主政治
担当グループが模擬授業を行い、受講者全員で参観・検討し、課題を明らかにする
第22回[対面/face to face]:模擬授業④―消費生活と経済
担当グループが模擬授業を行い、受講者全員で参観・検討し、課題を明らかにする
第23回[対面/face to face]:模擬授業⑤―資源・エネルギー、環境問題
担当グループが模擬授業を行い、受講者全員で参観・検討し、課題を明らかにする
第24回[対面/face to face]:模擬授業⑥―戦争と平和、国際連帯
担当グループが模擬授業を行い、受講者全員で参観・検討し、課題を明らかにする
第25回[対面/face to face]:模擬授業⑦―現代社会の諸課題
担当グループが模擬授業を行い、受講者全員で参観・検討し、課題を明らかにする
第26回[対面/face to face]:模擬授業のまとめ①―授業方法等の改善
各グループの模擬授業の授業方法について、総括的に講評して課題を明らかにし、実践事例を検討する
第27回[対面/face to face]:模擬授業のまとめ②―教材研究を深める
各グループの模擬授業での学習内容について総括的に講評して課題を明らかにし、必要なテーマについて内容を深めるための学習を行う
第28回[対面/face to face]:秋学期の授業のまとめ(レポート試験)
模擬授業のとりくみを総括し、社会科・公民科の意義と役割に沿った授業をすすめていくために、今後、どのような学びが必要か、各自レポートを作成する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習や復習については、授業の際に指示をします。授業のテーマや課題にかかわる配付資料や提示した参考書、教科書や学習指導要領などは必ず読んでください。
夏季休業中、春学期で学んだことをもとに学習指導案を作成し、秋学期最初の授業時に提出してください。
日常的に新聞を読み、現実の社会や教育の課題について関心を持って考えるようにしてください。
本授業の準備・復習時間は各2時間、計4時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
中学校社会科(公民的分野)教科書『新編新しい社会 公民』東京書籍
高等学校公民科教科書『公共』実教出版
その他、授業ごとに資料を配布します。
参考書References
文部科学省「中学校学習指導要領」「高等学校学習指導要領」(最新版)等の他、適宜、参考文献を紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への参加姿勢(10%)、授業時の課題、学習指導案(60%)、レポート(30%)等をもとに、総合的に評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
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