教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya)
総合的な学習の時間の指導法Teaching Method on the Period for Integrated Studies
窪 和広
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | C6053 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | Y406 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職科目 |
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Outline (in English)
Method for the Period for Integrated Studies. The significance of this subject, flame of purpose and contents in each school, how to make taching plans, the way of evaluation of students grades.
To acquire knowledge and skills related to the preparation of instructional plans, specific teaching methods, and evaluation of learning activities in relation to "the Period for Integrated Study."
In particular, students will acquire the basic skills necessary to create classes that achieve the following three points. (1) to utilize the perspectives and ideas nurtured in each subject, (2) to view a wide range of events from a variety of angles, and (3) to realize learning that explores issues in real society and real life.
Normal points (reaction paper,) 10%, presentation of lesson plan 10%, assignments other than lesson plan 30%, first lesson plan (lesson plan) 20%, final submitted lesson plan (lesson plan) 30%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
総合的な学習の時間の意義と原理、特に学校ごとに目標や内を定める際の考え方を理解する。総合的な学習の時間の指導計画作成の考え方、特に探求的な学習の基礎的な理論や対話を中心とした学習の具体的方法、および他教科との連携の方法を理解し、実際に指導計画が立てられるようになる。総合的な学習の時間の指導と評価の考え方および実践上の留意点を理解できる。
到達目標Goal
探求的な見方・考え方をし、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育む「総合的な学習の時間」の指導計画の作成および具体的な指導の仕方、学習活動の評価に関する知識・技能を身につける。特に、教科ごとに育まれる見方・考え方を活用し、広範な事象を多様な角度から俯瞰してとらえ、実社会・実生活の課題を探求する学びを実現する授業づくりに必要な基礎的力を身につける。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業形態は講義を中心とするが、授業内の質疑応答も行いながら、実際に「総合的な学習の時間」の指導案をPCで作成してもらう。作成した指導案を教材としてフィードバックを行い、学生同士で議論を行う。修正した指導案を最終指導案として提出する。
毎回講義後にリアクションぺーぺーを提出する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション(ねらいと目標、授業進め方、成績評価の方法)
本講義のねらいと目標、授業の進め方、成績評価の方法
第2回[対面/face to face]:「総合的な学習の時間」の位置づけ(創設と経緯、ねらい、 目標、授業時数、他教科との関連)
創設と経緯、教育目標、教育課程上の位置付け、授業時間数、他の教科との関連
第3回[対面/face to face]:カリキュラム上の特徴(問題解決型学習や探求的な学習)
総合的な目指す資質・能力が定める「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力」「学びに向かう力、人間性等」について学ぶ。
第4回[対面/face to face]:各学校ごとの指導計画(目標と内容)
総合的な学習の時間は学校ごとに課題と目標とを定める。その意義、目的、具体的な立て方について学ぶ。
第5回[対面/face to face]:指導案作成の理解(年間計画)
総合的な学習の時間は長期的な視野に基づき年間計画を立てて実施することが必要である。その理念及び実践上の必要性について学び、その長期的視野のもとで、個別の指導案を作成する方法を学ぶ。
第6回[対面/face to face]:アクティブ・ラーニングの技法
総合的な学習の時間において求められるアクティヴ・ラーニングの具体的手法を学ぶ。
第7回[対面/face to face]:指導案作成の理解(単元計画・評価方法)
総合的な学習の時間は長期計画に基づいて単元計画の指導案を作成する。その作成する内容について学ぶ。総合的な学習の時間における学習の評価の方法を学ぶ。特に問題の発見の仕方や、生徒に実践させるうえでの診断的評価との兼ね合いについて学ぶ。
第8回[対面/face to face]:具体的な実践例①(国際理解教育)
総合的な学習の時間と他の授業への展開、連携について、実践例をもとに、授業の構想の仕方を具体的に学ぶ。特に、社会科との連携の強い授業案作りを学ぶ(国際理解教育)。
第9回[対面/face to face]:指導案作成の理解(1単位時間)
総合的な学習の時間は長期計画に基づいて単元計画の指導案を作成する。その作成する内容について学ぶ。前時までの学習を下に実際に1単位時間の指導案を作成する。
第10回[対面/face to face]:具体的な実践例②
(環境教育)
総合的な学習の時間と他の授業への展開、連携について、実践例をもとに、授業の構想の仕方を具体的に学ぶ。理科との連携の強い授業案作りを学ぶ(環境問題への技術的アプローチ)。
第11回[対面/face to face]:具体的な実践例③
(シティズンシップ教育・地域学習)
総合的な学習の時間と他の授業への展開、連携について、実践例をもとに、授業の構想の仕方を具体的に学ぶ。特に、社会科・公共との連携の強い授業案作りを学ぶ(シティズンシップ教育・地域学習)。
第12回[対面/face to face]:授業指導案の発表と講評
授業で指導案を発表し相互評価と教員からの講評を行う。
第13回[対面/face to face]:授業指導案の発表と講評、指導案改善の観点と方法
授業で指導案を発表し相互評価と教員からの講評を行う。漸時・今時の講評を下に作成した指導案を改善する際の観点を学ぶ。具体的には、①時間配分、②活動における生徒の主体性の育成、③対話的な学習、④他の教科との関連、の観点を学び、自分の作成した指導案を改良する。
第14回[対面/face to face]:まとめと解説
まとめと解説
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
指導案の作成は授業時間外で行ってもらいます。
テキスト(教科書)Textbooks
適宜指示します。
参考書References
文部科学省(2017)『中学校学習指導要領(平成29年告示)』
文部科学省(2017)『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 総合的な学習の時間編』
文部科学省(2018)『高等学校学習指導要領(平成30年告示)』
文部科学省(2018)『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 総合的な探究の時間編』
文部科学省のHPで見れます
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1384661.htm
文部科学省(2008/2009)『中学校/高等学校学習指導要領解説総合的な学習の時間編』海文堂出版
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(リアクションぺーぺー、)10%、授業指導案の発表10%、授業計画案以外の課題30%、1回目の授業計画案(授業指導案)20%、最終提出の授業計画案(授業指導案)30%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
この講義の最終目的が「1単位時間(1授業分)の指導案」を作成できるようになることであり、作成した年間計画、単元計画、指導案等についてフィードバックを積極的に行っていく。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
資料配布・課題提出の際は、学習支援システムを利用する。
指導案の作成時はPC(パソコン)を用意してください。
その他の重要事項Others
教職科目の「道徳の指導法」、「教育相談等に関する科目」各教科の「教科指導法」に該当する科目を履修することにより、この科目の理解が深まることになります。
シラバスの内容は受講生の興味関心に応じて若干の変更をする場合があります。