教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya)
教育原理Principles of Education
飯窪 真也
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | C6006 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | Y705 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職科目 |
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Outline (in English)
【Course outline】
In this lecture, you will learn the history of education, in the relationship of politics, economy, society family and some basic concepts of education, some educational thoughts.
【Learning Objectives】
Students will acquire the basic concepts of education accurately and understand the essence and philosophy of education in relation to historical, social, and ideological changes. Through this work, students will hone their ability to delve deeply into actual education and school activities, taking into account the changes that have taken place.
【Learning activities outside of classroom】
Review the content of each lecture. The standard time for preparation and review for this class is 2 hours each.
【Grading Criteria /Policy】
The following evaluations are conducted to check whether students understand the basic concepts of pedagogy, and whether they have the ability to describe the historical changes, current situation, and issues of schools and education using them, and to examine them in light of educational principles.
Comprehensive judgment will be made based on 30% of participation in class, 30% of reaction papers, 40% of essay test in class.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
第1回で教育原理を学ぶことの意義を説明したうえで、序盤・中盤は順に歴史を追って、政治・経済・社会・家族と教育との関係を確認しながら、基礎的概念を修得し、代表的な教育思想について理解します。終盤は現代社会における教育的諸課題を、小グループでの議論を初めとした相互的・双方向的なやりとりをとおして、教育の基礎的概念や思想・理念を応用しつつ考察する力を磨きます。
到達目標Goal
教育は日常的な営みであるため、日ごろ用いている卑近な言葉で何気なく考え語ってしまいます。しかし、そうした言葉――「発達」「個性」「教育」「学校」「教師」「家族」「子供」「知識」「わかる」など――が意味するところを根本的に考察し、教育の本質や理念に迫ろうとした人びとがいます。そのような思想家や理論家は何と言っているのでしょうか。
また私たちは、いまある教育を「あたりまえ」と考えがちですが、過去からあるいは未来から見れば、私たちが過去の教育を見て「どうして?」と疑問を抱くことがあるように、必ずしも「あたりまえ」ではないのです。なぜでしょうか。
この授業では、教育の基本的諸概念を正確に修得し、教育の本質や理念を歴史的・社会的・思想的変化と関連づけながら理解します。この作業をとおして、現実の教育や学校の営みを、その変遷をも踏まえつつ、深く掘り下げて考察する力を磨きます。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
毎回、講義とグループワークを交えた形式で行い、リアクションペーパーを提出していただきます。フィードバックは次回の授業時に行います。
大学行動方針レベルが2となった場合、この授業は原則としてオンラインで行う。詳細は学習支援システムで伝達する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション:教育の理念・歴史・思想を学ぶことの意義
授業で扱う内容を俯瞰します。
第2回[対面/face to face]:古代の教育、近代以前の教育(1)教育と教育思想の発祥
古代ギリシア・ローマ時代における教育の発祥について、当時の社会背景と結び付けながら考察します。
第3回[対面/face to face]:中世の教育(1):近代以前の教育(2)「学校」の諸形態
キリスト教社会の文脈とその文脈における教育の意味を考察します。
第4回[対面/face to face]:中世の教育(2):近代以前の教育(3)「こども」とは
時代によって異なる「こども」の捉え方について考察します。
第5回[対面/face to face]:近代の教育(1):市民社会と教育思想
ルネッサンス期の社会やものの見方の変化に基づく教育についての考えを考察します。
第6回[対面/face to face]:近代の教育(2):産業革命と教育思想
産業革命を背景にした公教育黎明期の教育システムについて考察します。
第7回[対面/face to face]:現代の教育(1):近代公教育制度の成立と展開、およびその教育思想
近代的な国家の成立に伴う国家による教育の基本的な枠組みについて考察します。
第8回[対面/face to face]:現代の教育(2):現代教育・学校の諸問題と制度・教育改革
現代日本の教育整備の向かう方向について、その背景にある考え方から考察します。
第9回[対面/face to face]:発達と学習
教育を考える際の基本になる発達と学習の基礎的な考え方を学びます。
第10回[対面/face to face]:公教育・家庭・地域社会の関係
公教育と家庭、地域社会の関係について、今日的な課題をとりあげ考察します。
第11回[対面/face to face]:教科指導・生徒指導の諸理論
教科指導・生徒指導の諸理論について学びます。
第12回[対面/face to face]:個性・能力・学力と教育思想
教育思想の背景にある個性・能力・学力の考え方について掘り下げます。
第13回[対面/face to face]:高度知識社会における学校・教員・教科書の役割
高度知識社会における学校・教員・教科書の役割について、総括的に考察します。
第14回[対面/face to face]:総まとめ:教育の理念・歴史・思想についてのふりかえり(授業内試験)
授業で扱った内容を振り返り、次の学びへつなぎます。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の講義の内容について復習を行ってください。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
・遠藤野ゆり・筒井美紀『まなぶことの歩みと成り立ち 公教育の原理的探究』法政大学出版局、2023年4月刊行予定 2300円+税
参考書References
・中学校学習指導要領、高等学校学習指導要領(本文、解説、資料)(最新版、文部科学省)
→文部科学省ホームページよりダウンロードできます。http://www.mext.go.jp/a_menu/01_c.htm
成績評価の方法と基準Grading criteria
教育学の基本的諸概念を理解しているか、それを用いて学校・教育の歴史的変遷や現状・その課題を記述し、教育の理念と照らし合わせながら考察する力がついているかを、以下の3つの方法で確認し評価します。
授業への参加姿勢30%,リアクションペーパー30%, 授業内論述試験40%等により総合的に判断する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
活動の時間を十分に確保するようにします。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし
その他の重要事項Others
特になし