教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya)
情報資源組織演習Seminar on Organization of Information Materials
丹 一信
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C6744 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間 |
曜日・時限Day/Period | 火4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
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Outline (in English)
In this lesson, I will learn about organizing information resources, which is one of the important tasks of the librarian. In particular, we will learn to create catalogs, create metadata, and classify themes of documents.
It is aimed at obtaining the practical ability of the librarian.
It is also linked with lesson of information resource organization theory.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、図書館司書の重要な業務のひとつである情報資源の組織化(目録データの記述・排列、メタデータの作成、資料の主題分類)の演習を行ないます。
図書館司書の実務能力を得られることを目的としています。
また情報資源組織論の授業と密接に連動しています。
到達目標Goal
多種多様な情報資源についての書誌データの作成、主題分析、分類作業、シソーラス、メタデータの作成などの演習を行い、情報資源組織業務における実務的能力、実践力の育成を目標とする。
①図書、継続資料、電子資料等の書誌を正確に記述できること
②各分野の情報資源の分類記号を付与できるようになること
③基本件名標目表を正しく使いこなせるようになること
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
情報資源組織業務の基本となる目録・件名・分類を理解し、例題と演習問題の実習により、その技法の習得をめざします。具体的には目録・件名・分類について、それぞれ日本目録規,BSH,日本十進分類法を用いて、演習問題の解説、演習を中心に学習します。なお昨今はコンピュータ目録が中心となっている為、シミュレーションによるNacsis-CATの演習やメタデータ作成の実習なども行う予定です。
授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行います。リアクションペーパーは紙に限らず、電子媒体も使用します。
尚、本授業は演習形式のため、欠席が多いと理解および習得が困難になりかねません。また「情報資源組織論」を履修済みであるか、同時履修するのが極めて望ましいです。
人数超過の場合は、抽選となります。20名までです。COVID-19いわゆる新型コロナウイルスの影響により、諸事変更となる可能性があります。初回ガイダンスは重要です。初回の授業はリアルタイムのオンライン授業となります。必ず初回授業に出席してください。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ガイダンス
ガイダンスが中心
2:単行資料の書誌記述1
タイトル・責任表示
単行資料の書誌記述を学ぶ1
タイトル及び責任表示の記述について学習する
3:単行資料の書誌記述2
版・出版に関する事項
単行資料の書誌記述を学ぶ2
版の記述、出版地、出版年などの記述について学習する
4:単行資料の書誌記述3
形態・シリーズ、注記・標準番号
単行資料の書誌記述を学ぶ3
大きさなどの形態、シリーズに関する事項、ISBNの記述について学習する
5:継続資料の書誌記述
雑誌などの継続資料の書誌記述の実際について
6:各種資料の記述 (録音資料・映像資料・地図資料・マイクロ資料)
録音資料や映像資料等々の記述の実際について
7:各種資料の記述(電子資料及びその他の資料)
電子資料の記述方法
8:コンピュータ目録の演習1
MARCを用いた組織業務について(JAPAN MARCを例に)
9:コンピュータ目録の演習2
NACSIS-CATその実際
NACSIS-CATのような共同目録の実際について説明する
10:ネットワーク情報資源について(メタデータ作成の実際)
ダブリンコアに基づきメタデータの演習を行う
11:・主題分析について
・件名標目の付与1
・主題の分析の仕方
・基本件名標目表の概要
12:件名標目の付与2
細目について
13:件名標目の付与3
・分類記号からの付与
・件名規定
14:件名標目の付与4
件名標目総合演習課題
15:日本十進分類法による分類作業
NDCの基本原則について
16:分類記号付与の実際1
形式区分について
17:分類記号付与の実際2
地理区分・海洋区分について
18:分類記号付与の実際3
言語区分について
19:分類記号付与の実際4
言語共通区分・文学共通区分
20:分類記号付与の実際5
分類規程に基づいて付与する
21:分類記号付与の実際6
分類規程
特殊分類規定に基づいて付与する
22:分類記号付与の実際7
分類・件名総合演習1
1類から5類を中心に分類と件名の付与の演習
23:分類記号付与の実際8
分類・件名総合演習2
6類~9類、0類を中心に分類と件名の付与の演習
24:分類記号付与総合演習
各類の総合演習課題を行う
25:書誌データ管理、検索システムの構築
書誌データベースを実際に構築し、データ入力も行い、実務の疑似体験を行う
26:書誌データ管理、検索システムの構築2
書誌データベースの構築(論文・記事データベースの構築)
27:書誌データベースその運用
構築した書誌データベースに、データを入力し運用を試みる。抄録の作成、シソーラスによるキーワード付与、書誌分類の付与など
28:総合演習課題
春学期の記述目録法、秋学期の主題目録法に基づいて、演習を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
課題を毎授業ごとに課します。また本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
和中幹雄, 山中秀夫, 横谷弘美 共著. 情報資源組織演習. 新訂版.日本図書館協会, 2016.3. 278p ; ISBN 978-4-8204-1515-2
参考書References
①蟹瀬 智弘. やさしく詳しいNACSIS-CAT. , 樹村房, 2017, xiii, 249p, 図版 1] 枚p.
②宮沢 厚雄. 目録法キイノート. 樹村房, 2016, 104pp.
③宮沢 厚雄. 分類法キイノート. 第3版補訂, 樹村房, 2020, 104pp.
そのほか随時、紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業時、夏季及び冬季の課題、期末試験にて評価します。
演習課題 50% 期末試験 30%(定期試験期間内)
平常点 20%
授業への積極的な参加姿勢、課題への取り組みを重視します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ポイントを絞った授業進行にします。
また図書館関連の就職情報も踏まえた授業内容にします。
アンケート結果を更に反映し、実務に則した事例を多く演習する様にします。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
PCを利用します
また授業では、Hulicを使用します。http://lc.i.hosei.ac.jp/
その他の重要事項Others
PCについては、私物のものでも構いません。
PCの操作になれておいてください。
教科書は必須です。
毎回、課題が課されます。
「実務経験のある教員による授業」に該当:サーチャー・目録担当者としての実務経験を踏まえて、実務における目録作成の技法、データベース構築の基礎を中心に授業を行います。
初回授業時に履修者の抽選を行います。20名まで。
必ず初回授業には出席してください。
なお感染状況により変更が生じた場合は、学習支援システム等により周知します。