教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya)
情報資源組織論Organization of Information Materials
丹 一信
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C6743 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期 |
曜日・時限Day/Period | 月1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
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Outline (in English)
This course will teach you the theory and techniques of organizing library information resources.
In particular, I will learn not only printed materials but also electronic information resources and information resources on the network.
The purpose of this subject is to deepen the understanding of general information and composition of knowledge resources.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
図書館情報資源の組織化の理論および技術について、講義を中心に学習する。
特に印刷資料、非印刷資料だけではなく、電子資料やネットワーク上の情報資源についても、組織化の理論を学ぶ。
これを通じて情報や知識資源の組織化全般について理解を深めることを目的とする。
なお、本科目は情報資源組織演習を受講するにあたっても重要であるので、出来るだけ早い学年で受講することを勧めたい。
到達目標Goal
図書館の基本業務である情報資源の組織化について、理論を中心に基礎的な事柄を学習する。特に情報資源組織演習の基礎となるよう目録法、件名法、分類法、書誌コントロールなどを学習する。また、できる限り実際の業務の様子などをPC画面に提示しながら解説し、情報資源組織演習で必要となる事項を習得する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
「情報資源組織演習(資料組織演習)」の授業を履修するためには、本授業の知識は重要となる。本授業では、「目録法」「分類法」「件名法」の三つの技術を活用する。「目録法」では目録の重要性と『日本目録規則』の使用法について、「分類法」と「件名法」では、『日本十進分類法』と『基本件名標目表』の構成と使用法を中心に解説する。メタデータの扱いについても解説する。
授業は講義形態が中心である。
なお授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。リアクションペーパーは紙に限らず、電子媒体も使用予定である。
COVID-19(新型コロナウイルス)による授業への影響が予想されるため、初回授業のガイダンスは極めて重要である。3月上旬時点で、少なくとも初回授業はオンライン授業の予定である。リアルタイムでガイダンスを実施する予定である。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:オリエンテーション
情報資源組織化の意義
オリエンテーション
情報資源組織化の意義と理論
2:情報・知識の概念について
情報・知識の概念を学ぶ
3:書誌コントロールの意義と役割
書誌コントロールの基本について学ぶ
4:書誌記述法(記述目録法)
記述目録法の概要を解説
5:主題目録法(主題分析の意義)
主題による分析の手法を学ぶ
6:分類法(主要な分類法について)
各種の分類法について、その詳細を学習する
7:件名とシソーラス
基本件名標目標を中心に、シソーラスについても学ぶ
8:書誌情報の作成と流通
現代の図書館をめぐる書誌情報の流通経路を中心に学ぶ
9:MARC,書誌ユーティリティ
書誌ユーティリティーの役割とMARCについて
10:OPAC Web OPAC
OPACの進化の歴史について
11:書誌情報の提供(OPACその運用)
実際の図書館業務におけるOPACの運用方法を中心に学ぶ
12:ネットワーク情報資源の組織化
ネットワーク上に存在する情報源の組織化について学習する
13:メタデータ
データのためのデータとも呼ばれるメタデータについて学習する
14:多様な情報資源の組織化
多種多様な情報資源の組織化について
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
公共図書館や大学図書館をよく利用し,OPACや排架について馴染んでおくこと。
本授業の準備・復習時間は各2時間が標準。
テキスト(教科書)Textbooks
(1) 竹之内 禎, 山口 洋, 西田 洋平. 情報資源組織論. 東海大学出版部, 2020, ix, 158pp.
参考書References
(1) 田窪 直規, 飯野 勝則, 小林 康隆, 原田 智子, 山崎 久道, 渡邊 隆弘. 情報資源組織論. 3訂, 樹村房, 2020, xvii, 232pp.
(2) 榎本 裕希子, 石井 大輔, 名城 邦孝. 情報資源組織論. 第2版, 学文社, 2019,
157pp.
(3) 長田 秀一. 情報資源組織化の理論と展開. サンウェイ出版, 2020, viii, 267pp.
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験 70% 平常点(小webテスト含む) 30%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・実際の実務を念頭においた授業を展開する。
・図書館関連業種への就職を考えている学生への情報提供も行う。
・前年度のアンケートでも、コメントシートを通じて、あらゆる質問に答えることは好評であった。本年度も継続して実施する予定である。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
時々PCを使用
その他の重要事項Others
本シラバスの内容は、2020年冬に大学より提示された2021年度授業方針に沿って記述している。しかしCOVID-19の感染状況、ワクチンの接種状況により、変更が生じる可能性も多分にある。変更の際には、別途、あらためて説明する。
なるべくコミュニケーションのとれる授業を心がけているので、わからない点は遠慮なく問い合わせてほしい。