教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya)
現代生活・文化と社会教育ⅡSocial Education for Life and Cultural Development II
佐々木 美貴
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C6733 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期 |
曜日・時限Day/Period | 水・3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Focusing on lectures and videos, we will also investigate and report on community development that makes the most of the nature around us, and create social education programs. Also, biodiversity that is closely related to our lives and the nature around us. The relationship between the spirit of the treaty and the Ramsar treaty and social education, living and community development utilizing the blessings of nature practiced in various parts of Japan, specific examples of wisdom and techniques that support them, and practical examples of CEPA (Communication, Capacity building, Education, Participation and Awareness) will be taken up.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
講義とビデオを中心としながら、身近にある自然を生かした地域づくりを調べ報告することや、社会教育プログラムを作る作業も行う。また、私たちの暮らしと身近な自然に関係が深い生物多様性条約やラムサール条約の精神と社会教育との関係、日本各地で実践されている自然の恵みを活用した暮らしや地域づくりと、それを支える知恵や技の具体例、交流・力量形成・教育・参加・気づき(Communication, Capacity building, Education, Participation and Awareness: CEPA)の実践例等を取り上げる。
到達目標Goal
①人々の暮らしは自然の恵みに依存して成り立っていること、②日本各地には身近な自然を保全しながら暮らしや地域づくりに役立てるための知恵や技(文化と技術)が数多く蓄積され、現在も発展されていること、③それらをふまえて行われている社会教育実践の実際の姿、④社会教育主事・社会教育士と学習支援の能力、以上4点を理解することが、この授業の到達目標である。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義とビデオを中心としながら、身近にある自然を生かした地域づくりについて調べ報告することや、社会教育プログラムを作り、発表・ディスカッションする作業も行う。また、毎回の授業の最後に、授業の感想・質問などを記入して提出する。この内容については、次回の授業の最初に取り上げる。
大学行動方針レベルが2となった場合、この授業は原則としてオンラインで行う。詳細は学習支援システムで伝達する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:授業ガイダンス、身近な自然を活かした暮らし
授業の内容、進め方、成績評価基準など、この授業について説明する。身近な自然を活かした暮らしについて考える。
第2回:私たちの暮らしと自然の恵み
飲み水や海産物・農作物などの食料等、自然の恵みによって、私たちの暮らしが支えられていることを考える。
第3回:私たちの暮らしと自然を活かした地域づくり・まちづくり
身近な自然を活かした地域づくり・まちづくりについて、具体例を調べ・報告し、クラス内でディスカッションする。
第4回:私たちの暮らしと生物多様性条約・ラムサール条約
暮らしを支える、水田や干潟、湖沼などの「湿地」、多様な生物の保全や活用を支える二つの国際条約とその構造について考える。
第5回:二つの条約と「交流・力量形成・教育・参加・気づき」=CEPA
ラムサール条約を中心に、保全や活用を支えるCEPAの役割や実際の活動を考える。
第6回:CEPAと「社会教育」
二つの条約のCEPAと「環境教育」「持続可能な開発のための教育(ESD)」との関係、「社会教育」「生涯教育」との関係を考える。
第7回:社会教育主事・社会教育士と学習支援の能力
社会教育主事や社会教育士に求められる、課題を解決するための学習支援の能力について考え、クラス内でディスカッションする。
第8回:自然の恵みの文化①(保全・再生)
新潟の「潟普請」などに即して、保全や再生にかかわる活動を考える。
第9回:自然の恵みの文化②(ワイズユース)
「ふゆみずたんぼ米」などの事例に即して、ワイズユースにかかわる活動を考える。
第10回:自然の恵みの文化③(CEPA)
ふるさと絵屏風やワークショップ等の事例に即して、CEPAにかかわる活動を考える。
第11回:これからの社会教育と身近な自然を活かした「地域の活性化」
自然を身近に感じ、地域の活性化につなげるための社会教育について考える。
第12回:身近な自然を軸とした社会教育プログラムを作る①
「生きもの調査」や世代間を結ぶワークショップ等の身近な自然を軸とした社会教育プログラムを作るための手順を考える。
第13回:身近な自然を軸とした社会教育プログラムを作る②
①で考えた手順に即して、自分が行いたい社会教育プログラムを実際に作る。また、互いのプログラムに評価する手法を考える。
第14回:社会教育プログラムの発表会・まとめ
実際に作った社会教育プログラムを発表し、互いに評価し合う。また、授業全体を振り返り、この授業への理解を深める。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
自然の恵みと自分との関わりを観察しておくこと。自分にとっての身近な自然を1つ探し、そこを活かした地域づくりやまちづくりの事例がないか、調べること。自然にかかわる大人を対象とした社会教育プログラムを作成するため、関心のある事例を調べること。本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
『湿地の文化と技術33選~地域・人々とのかかわり』日本国際湿地保全連合 2012年 授業内で配布
参考書References
生物多様性条約とラムサール条約の本文及び決議、『干潟生物調査ガイドブック~東日本編』、環境省『日本のラムサール条約湿地』『ラムサール条約湿地とワイズユース』パンフレット等 必要に応じて授業内で配布
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への積極的参加(50%)と作成した社会教育プログラムの発表(50%)によって、総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業の感想と質問は、翌週の授業のはじめに伝えるようにしている。生物多様性について身近に感じられるよう、ビデオ等を使った授業を行っている。