教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya)
生涯学習支援論ⅠEmpowerment Methods of Lifelong EducatorsⅠ
久井 英輔
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C6728 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期 |
曜日・時限Day/Period | 木・3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
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Outline (in English)
This course provides students with knowledge and viewpoints on characteristics of various learners and methods for supporting learners in social education.
This course aims to deepen students’ understanding of various types of learners and basic methods for supporting their learning activities so as to understand these topics not only as instrumental knowledge, but also from the viewpoint of their social and historical context.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
(授業の概要)
社会教育の場における様々な学習者の特性や、それらの学習活動を支援する手法の基本的な考え方について解説する。
(授業の目的・意義)
多様な学習者の特性に関する議論や学習者への支援手法について、これらを単に手段的な知識として理解するだけでなく、その社会的・歴史的背景をふまえることにより、社会教育における学習支援のあり方を深く理解する。
到達目標Goal
社会教育における学習者の特性に関する基本的な理論、学習支援の手法に関する基本的な手法を理解する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
各回とも、テーマに関する講義を行った上で、そのテーマにおける重要な論点について各自のコメントシートの提出を求める。コメントシートで提示された重要な視点や質問については、次回授業にて教員からリプライする。必要に応じて、コメントシート提出に代え、重要な論点に関するグループ・ディスカッションと全体での議論の共有などを行う場合もある。
大学行動方針レベルが2となった場合、この授業は原則としてオンラインで行う。詳細は学習支援システムで伝達する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:生涯学習・社会教育における多様な学習者
学校教育と比較したときの生涯学習・社会教育における学習者の多様性について概観する。
第2回:自己教育、相互教育の思想と方法①
学習者の自発性と相互性を重視した戦前期日本の先駆的な理念・実践について解説する。
第3回:自己教育、相互教育の思想と方法②
初期公民館構想(寺中構想)や共同学習論など、学習者の自発性と相互性を重視した戦後日本の主要な理念・実践について解説した上で、そこに見られる学習支援の考え方について理解を深める。
第4回:成人学習論の展開①
M.ノールズの提唱したアンドラゴジー、自己主導的学習など、成人学習論の基礎的な知見とそれらの社会的・歴史的背景について解説する。
第5回:成人学習論の展開②
J.メジローの変容的学習理論など、ノールズ以後の成人学習論の展開とその意義について解説した上で、成人学習論の実践的意義について理解を深める。
第6回:高齢者への学習支援①
学習者としての高齢者の特性や、高齢者を対象とした学習支援の手法に関する議論について解説する。
第7回:高齢者への学習支援②
高齢者を対象とした学習プログラムの事例を検討した上で、理論的な知見を具体的事例に適用する際の課題について理解を深める。
第8回:子ども・若者への学習支援①
社会教育における学習者としての子ども・若者の特性や、子ども・若者を対象とした学習支援の手法に関する議論について解説する。
第9回:子ども・若者への学習支援②
高齢者を対象とした社会教育の学習プログラムの事例を検討した上で、理論的な知見を具体的事例に適用する際の課題について理解を深める。
第10回:生涯発達論の展開
R.ハヴィガースト、E.エリクソン、D. レヴィンソンら、生涯にわたる発達を視野に入れた代表的な議論について解説する。
第11回:特別な支援を要する学習者への視点①
学習活動への参加に対して、障害など様々な理由から困難を抱える学習者の状況や、社会教育における「合理的配慮」のあり方について解説する。
第12回:特別な支援を要する学習者への視点②
社会教育施設や学習プログラムにおける「合理的配慮」の事例を検討した上で、理論的な知見を具体的事例に適用する際の課題について理解を深める。
第13回:オンラインによる学習支援の現在
COVID-19対策として現在各地の社会教育現場で取り組まれている、オンラインの学習支援の取り組みの意義と課題について解説する。
第14回:授業の振り返り
前回までの議論について、各受講者から自由に提示された論点を基にグループ・ディスカッション等の形を用いて、授業内容全体についての理解を深める。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・各回の授業の前に教科書の関連箇所を予め読んでおくこと。
・各回の授業後、参考書や授業内で提示した参考文献の関連箇所、コメントシートに対する教員のリプライの内容を確認すること。
・最終レポートの課題を意識しつつ、これらの予復習を行うこと。
・本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
国立教育政策研究所社会教育実践研究センター(清國祐二編集代表)『生涯学習支援論』ぎょうせい、2020年
参考書References
髙井正・中村香編『生涯学習支援のデザイン』玉川大学出版部、2019年
成績評価の方法と基準Grading criteria
コメントシート 25%
ディスカッションへの貢献度 25%
最終レポート 50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし
その他の重要事項Others
本科目は、社会教育主事講習等規程第11条に規定された「生涯学習支援論」に該当する。社会教育主事基礎資格取得、社会教育士(養成課程)の称号取得のための必修科目である。