教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya)
社会教育演習Seminar on Education in Society
久井 英輔
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C6727 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間 |
曜日・時限Day/Period | 木・4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
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Outline (in English)
In this course student are needed to read texts, make presentation, and discuss the topics for learning basic knowledge and viewpoints indispensable to analyses on social education activities. Students are also needed to conducting surveys on social education activities, mainly in social education facilities, and to write reports utilizing data of the survey.
This course aims to help students acquire proper abilities of practical research for social education advisers and supervisors (ability to grasp the characteristic of each social education activity and its background, and to make realistic proposals for the activity) by reading texts, conducting surveys, and writing reports.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
(授業の概要)
社会教育実践分析に必要な基本的視点、知識を学ぶための文献講読を行う。また、その視点、知識を活用して、実際の社会教育実践の現場(社会教育施設など)での実地調査を実施し、調査結果をもとに受講者各自でレポートを作成・発表する。
(授業の目的・意義)
文献講読、実地調査、レポート作成を通じて、社会教育士、社会教育主事に求められる実践的な研究能力(地域社会で行われている社会教育実践の性格と背景を客観的に把握し、あわせて現実的な提言をおこなう)を獲得する。
到達目標Goal
社会教育施設、社会教育行政と関連する制度、社会教育をめぐる連携のあり方に関する基本的な視点と知識を得る。また、これらの視点・知識を生かして、実際の社会教育事業に対して客観的把握と実践的提言を行える力を獲得する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
前半は、社会教育実践の分析に必要な基本的な視点、知識について、文献講読(発表・討論)を通じて学ぶ。後半は、社会教育施設等での実地調査や、既存の社会教育実践分析の事例の検討を踏まえて受講者各自で実践分析のレポートを作成し、それを基に討論を行う。
学生の文献講読発表、実践分析レポート発表などに対しては、発表後の授業内での討論や授業後のアドバイス(対面、メールなど)等の形でフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:社会教育実践分析の概観①
演習の実施方法につい
問題関心を共有する
第2回:社会教育実践分析の概観②
学習活動としてみたときの社会教育の位置づけについて、概観する。
第3回:社会教育実践分析の概観③
社会教育実践の歴史的展開について、概観する。
第4回:社会教育実践の場を知る①
社会教育施設の体系と各種施設の役割について、文献講読を通じて理解する。
第5回:社会教育実践の場を知る②
公民館およびそれに類似する施設の役割と課題について、文献講読を通じて理解する。
第6回:社会教育実践の場を知る③
青少年教育施設、女性教育施設の役割と課題について、文献講読を通じて理解する。
第7回:社会教育の制度を捉える①
多様な社会教育のとりくみとその中における社会教育行政の位置づけについて、文献講読を通じて理解する。
第8回:社会教育の制度を捉える②
社会教育行政の仕組みとその課題について、文献講読を通じて理解する。
第9回:社会教育の制度を捉える③
社会教育における行政・施設職員や支援者の役割と課題について、文献講読を通じて理解する。
第10回:社会教育における連携を探る①
社会教育行政と多様な主体の間で行われる連携の概要について、文献講読を通じて理解する。
第11回:社会教育における連携を探る②
社会教育行政と学校教育の連携の意義と課題について、文献講読を通じて理解する。
第12回:社会教育における連携を探る③
社会教育行政と住民自治活動、地域振興活動の連携の意義と課題について、文献講読を通じて理解する。
第13回:実地調査の構想発表①
社会教育施設の実地調査に際して、各受講者が具体的な問題関心を発表する。
第14回:実地調査の構想発表②
社会教育施設の実地調査における具体的な調査項目について、各受講者が自身の問題関心に基づいて発表する。
第15回:社会教育施設・実践の実地調査①
社会教育施設を訪問し、事業の見学、施設経営に関する職員からの説明を受ける。
第16回:社会教育施設・実践の実地調査②
社会教育施設を訪問し、事業、施設経営に関して、職員に対するインタビュー調査を行う。
第17回:実践分析の方法論①
公民館のとりくみに関する既存の実践分析を講読し、批判的に検討する。
第18回:実践分析の方法論②
青少年教育施設または女性教育施設のとりくみに関する既存の実践分析を講読し、批判的に検討する。
第19回:実践分析の方法論③
社会教育施設経営に関する既存の実践分析を講読し、批判的に検討する。
第20回:実践分析の方法論④
社会教育職員、支援者の専門性に関する既存の実践分析を講読し、批判的に検討する。
第21回:実践分析の方法論⑤
社会教育行政事業と学校教育との連携に関する既存の実践分析を講読し、批判的に検討する。
第22回:実践分析の方法論⑥
社会教育行政事業と住民自治活動・地域振興活動との連携に関する既存の実践分析を講読し、批判的に検討する。
第23回:調査レポート作成の進捗状況発表①
社会教育施設経営のあり方をテーマとする受講生がレポート作成の進捗状況を報告し、内容を検討する。
第24回:調査レポート作成の進捗状況発表②
社会教育行政、職員の専門性のあり方をテーマとする受講生がレポート作成の進捗状況を報告し、内容を検討する。
第25回:調査レポート作成の進捗状況発表③
社会教育行政と多様な主体との連携のあり方をテーマとする受講生がレポート作成の進捗状況を報告し、内容を検討する。
第26回:社会教育実践の調査レポート発表・討論①
社会教育施設経営のあり方をテーマとする受講生が最終的なレポート報告を行い、内容についてディスカッションを行う。
第27回:社会教育実践の調査レポート発表・討論②
社会教育行政、職員の専門性のあり方をテーマとする受講生が最終的なレポート報告を行い、内容についてディスカッションを行う。
第28回:社会教育実践の調査レポート発表・討論③
社会教育行政と多様な主体との連携をテーマとする受講生が最終的なレポート報告を行い、内容についてディスカッションを行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・各回の授業の前に課題の講読文献を予め読んでおくこと。
・各回の文献発表担当者は、丁寧な要約と、ディスカッションの論点となるコメントを用意すること
・調査レポートの作成は基本的に授業時間外となるので、計画的な執筆を心がけること。
・本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
多岐にわたるので、授業内で提示する。文献のマスターコピーまたはPDFファイルは、担当教員が用意する。
参考書References
鈴木眞理、伊藤真木子、本庄陽子編『社会教育の連携論:社会教育の固有性と連携を考える』学文社、2015年
鈴木眞理、井上伸良、大木真徳編『社会教育の施設論:社会教育の空間的展開を考える』学文社、2015年
鈴木眞理、稲葉隆、藤原文雄編『社会教育の公共性論:社会教育の制度設計と評価を考える』学文社、2016年
成績評価の方法と基準Grading criteria
社会教育実践に関する個人レポート 40%
文献講読発表 30%
討論への貢献度 30%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
その他の重要事項Others
本科目は、社会教育主事講習等規程第11条に規定された「社会教育演習」に該当する。社会教育主事基礎資格取得、社会教育士(養成課程)の称号取得のための科目である。