教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya)
図書館情報資源概論Introduction to library and information resources
村上 郷子
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C6715 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期 |
曜日・時限Day/Period | 土・2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
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Outline (in English)
Students will learn the foundations of library information resources that consist of print materials/resources, non-print materials/resources, electronic materials/resources, and network information/resources. Students also learn patterns of media history, the collection, preservation, production of library resources, and publication and circulation processes. In addition, students are required to visit the "Paper Museum" and the "Printing Museum" and write papers as a part of the course requirement.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
印刷資料、非印刷資料および電子資料やネットワーク情報源からなる図書館情報資源全般についての基本的な知識や概念について総合的に学ぶ。
到達目標Goal
・図書館資料の基礎的な学習としてのメディアの歴史、資料の類型と特質、資料の収集と保存、生産、印刷、出版・流通過程などを総合的に理解することができる。
・「紙の博物館」及び「印刷博物館」に実際に行き、実物を見たり触ったりすることにより、図書館資料についての体験的・身体的造詣を深めることができる。
・現地での見学から得られた知識や体験を基にした小レポートを書くことにより、授業を通じて得られた知識や体験を身体化し、より確実にすることができる。
・授業の初めに、前回の授業の簡単な確認クイズを行うことにより、知識を定着することができる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この授業では、資料の構造や歴史、現代社会における図書の出版・流通過程などの基礎的なコンセプトについて、講義だけではなく、紙の博物館や印刷博物館などへの実地見学と併せて学習する。
マルチメディアスタジオを利用した講義が中心であるが、適時ビデオ教材の視聴やグループデスカッションなども取り入れる。また、授業内外で授業用グループウェア(HULiC)を教員及び学生同士のコミュニケーションツールとして活用する。
毎回授業の初めに、前回の授業の簡単な確認クイズを行う。確認クイズのフィードバックは確認クイズ回収後直ちに行い、知識の定着を図る。
アンケート調査やグループディスカッションの感想等については、授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:図書館資料の意義と知的自由
グループウェア(HULiC)利用ガイダンス
図書館資料の定義と類型
2:印刷資料
図書、逐次刊行物(雑誌、新聞)、小冊子、地図等
3:非印刷資料
点字資料、録音資料、マイクロ資料、映像資料、音声資料
4:電子資料
図書のデジタル化、電子コンテンツ、電子出版、ネットワーク情報資源等
5:資料特論
専門資料及び特殊資料(灰色文献、政府刊行物、地域資料等)
6:メディアの発展史① (紙の発明)
紙の博物館見学
情報と記録化、紙の定義、製紙技術の伝播等
小レポート 1
7:メディアの発展史② (印刷革命(1) 木版・活版印刷)
木版印刷・活版印刷の歴史
8:メディアの発展史③ (印刷革命(2) 印刷物の制作システム)
印刷物の制作システム、主な印刷の種類、印刷の用紙
9:図書の出版流通のしくみ
出版流通経路、業界三位一体の構図、小売業の現状と流通の仕組み、再販売価格維持制度等
10:図書館資料と知的自由、人文・社会科学・科学技術・生活分野の情報資源
印刷博物館見学
図書館の自由、知る権利、人文・社会科学・科学技術・生活分野の情報資源とその特徴
小レポート 2
11:蔵書論、蔵書管理
蔵書の意義、収集方針、複本と予約、蔵書の更新、蔵書の評価、除籍と廃棄、資源共有など
12:図書館資料コレクション構築の理論(選書)
選書の意義、選書論、選書と予約、選書方法、選書のための情報源など
13:図書館資料の受入と資料の組織化、書庫管理
受入・登録業務、資料の装備、予算管理、書庫管理の意義、資料の保存と修復、メディア変換など
14:総まとめ
筆記試験・まとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
受講者は、テキストの該当頁を事前に必ず読んでおくこと。また、授業のレジメを事前にダウンロードし、空欄を埋めておくことが望ましい。
「紙の博物館」「印刷博物館」への実地見学については、時間帯によって各自が授業外に行き、小レポートを提出する。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
馬場俊明編著『図書館情報資源概論』、日本図書館協会、最新版(JLA 図書館情報学テキストシリーズ 3-8)
参考書References
小黒浩司編著『図書館資料論』、最新版、東京書籍(新現代図書館学講座 8)
志保田務[ほか]編著『資料・メディア総論』、最新版、学芸図書
成績評価の方法と基準Grading criteria
(1)毎回の確認クイズ(30%)、(2)2回の小レポート(30%)、(3)学期末試験(40%)によって総合的に評価する。
全ての提出物は、授業用グループウェア(HULiC)上にアップロードすることを原則とする。よって、アップロードが不完全であったり、なされていない場合は成績の評価はできないため、0になる。ファイルをアップロードをする際、必ずリンクの確認をすること。
毎回、授業の前に前回授業の確認クイズを行うため、欠席や遅刻が多いとそれだけ得点が減るので注意すること。また、授業開始より20分経過して入室した者は遅刻とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ディベートを希望するコメントがいくつか見られた。なんとかその時間を捻出したい。