教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya)
総合的な学習の時間の指導法Teaching Method on the Period for Integrated Studies
窪 和広
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C6054 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期 |
曜日・時限Day/Period | 金4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職科目 |
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Outline (in English)
Method for the Period for Integrated Studies. The significance of this subject, flame of purpose and contents in each school, how to make taching plans, the way of evaluation of students’ grades.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
総合的な学習の時間の意義と原理、特に学校ごとに目標や内を定める際の考え方を理解する。総合的な学習の時間の指導計画作成の考え方、特に探求的な学習の基礎的な理論や対話を中心とした学習の具体的方法、および他教科との連携の方法を理解し、実際に指導計画が立てられるようになる。総合的な学習の時間の指導と評価の考え方および実践上の留意点を理解できる。
到達目標Goal
探求的な見方・考え方をし、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育む「総合的な学習の時間」の指導計画の作成および具体的な指導の仕方、学習活動の評価に関する知識・技能を身につける。特に、教科ごとに育まれる見方・考え方を活用し、広範な事象を多様な角度から俯瞰してとらえ、実社会・実生活の課題を探求する学びを実現する授業づくりに必要な基礎的力を身につける。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業形態は講義を中心とするが、授業内の質疑応答も行いながら、実際に「総合的な学習の時間」の指導案を作成してもらい、指導案作成後は指導案についての発表を行い、学生同士で議論を行い、最終指導案は提出する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション(ねらいと目標、進め方)
本講義のねらいと目標、授業の進め方
第2回:「総合的な学習の時間」の位置づけ(目標、授業時数、他教科との関連)
教育目標、授業時間数、他の教科との関連
第3回:カリキュラム上の特徴(問題解決型学習や探求的な学習)
Dewy, J.の唱えたLaening by doin, Learning through doingはどのような理念なのかを学ぶ。
第4回:実社会に活かす学び(学校教育と実社会経験の架橋)
教育がなぜ実社会から切り離されがちなのかその背景を正確に学び、その必然性と併せて、総合的な学習の時間で、学校的学びを実社会につなげる意義と目的を学ぶ。
第5回:アクティヴ・ラーニングの技法
総合的な学習の時間において求められるアクティヴ・ラーニングの具体的手法を学ぶ。
第6回:具体的な実践例(社会科系)と評価方法
総合的な学習の時間と他の授業への展開、連携について、実践例をもとに、授業の構想の仕方を具体的に学ぶ。特に、社会科との連携の強い授業案作りを学ぶ(地域づくりと経営学)。
第7回:具体的な実践例(理科系)と評価方法
総合的な学習の時間と他の授業への展開、連携について、実践例をもとに、授業の構想の仕方を具体的に学ぶ。特に、理科との連携の強い授業案作りを学ぶ(環境問題への技術的アプローチ)。
第8回:学校ごとの目標の立て方(目標と診断的評価)
総合的な学習の時間における学校ごとの目標の立て方:総合的な学習の時間は学校ごとに課題と目標とを定める。その意義、目的、具体的な立て方について、第7,8回の実践例をもとに学ぶ。特に、問題の発見の仕方や、生徒に実践させるうえでの診断的評価との兼ね合いについて学ぶ。
第9回:年間計画と指導案作成の理解
総合的な学習の時間は長期的な視野に基づき年間計画を立てて実施することが必要である。その理念及び実践上の必要性について学び、その長期的視野のもとで、個別の指導案を作成する方法を学ぶ。
第10回:指導案作成の実践的学習(1)
前時での学習を活かし、具体的な指導案を作成する。
第11回:指導案改善の観点と方法
前時に作成した指導案を改善する際の観点を学ぶ。具体的には、①他の教科との関連、②活動における生徒の主体性の育成、③対話的な学習、の観点を学ぶ
第12回:指導案改善の実践的学習(2)
前時に学習した観点に基づき自分の作成した指導案を改良する。
第13回:授業指導案の発表と講評
授業の指導案を発表し相互評価と教員からの講評を行う。
第14回:試験・まとめと解説
試験、まとめと解説
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
指導案の作成は授業時間外で行ってもらいます。
テキスト(教科書)Textbooks
適宜指示します。
参考書References
文部科学省(2017)『中学校学習指導要領』
文部科学省(2017)『中学校学習指導要領解説 総合的な学習の時間編』
文部科学省(2018)『高等学校学習指導要領』
文部科学省(2018)『高等学校学習指導要領解説 総合的な探究の時間編』
文部科学省のHPで見れます
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1384661.htm
文部科学省(2008/2009)『中学校/高等学校学習指導要領解説総合的な学習の時間編』海文堂出版
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(指導案発表の成果 )10%、授業計画案(授業指導案)以外の課題提出40%、1回目の授業計画案(授業指導案)20%、最終提出の授業計画案(授業指導案)30%、
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
最終目的が「1単位時間(1授業分)の指導案」を作成できるようになることであり、作成した年間計画、単元計画、指導案等についてフィードバックを積極的に行っていく。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
資料配布・課題提出の際は、授業支援システムを利用する。
指導案の作成時はPC(パソコン)を用意してください。
その他の重要事項Others
教職科目の「道徳の指導法」、「教育相談等に関する科目」に該当する科目を履修することにより、この科目の理解が深まることになります。
シラバスの内容は受講生の興味関心に応じて若干の変更をする場合があります。