教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya)
教育心理学Educational Psychology
遠藤 裕子
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(市ヶ谷)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C6016 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期 |
曜日・時限Day/Period | 土・1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職科目 |
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Outline (in English)
The aim of this course is to help students acquire an understanding of the mental and physical development of children,learning theory and educational evaluation.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
・幼児、児童及び生徒の心身の発達の過程、外的及び内的要因の相互作用
・乳幼児期から青年期の各時期における運動発達・言語発達・認知発達・社会性の発達
・様々な学習の形態や概念及びその過程を説明する代表的理論
・主体的学習を支える動機づけ・集団づくり・学習評価の在り方
・主体的な学習活動を支える指導の基礎
到達目標Goal
・幼児、児童及び生徒の心身の発達の過程並びに特徴を理解する。
・幼児、児童及び生徒の学習に関する基礎的知識を身に付け、発達を踏まえた学習を支える指導について基礎的な考え方を理解する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・対面でもオンラインでも、対話や双方向のやり取りを大切にした授業を行います。
講義の他、文献講読、グループディスカッション、授業内での発表など、さまざまな授業形態を体験することで、主体的に学ぶことができるようにします。
オンデマンド教材(動画、資料)の提供を行います。
・授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行います。
大学行動方針レベルが2となった場合、この授業は原則としてオンラインで行う。詳細は学習支援システムで伝達する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
授業の内容、進め方、評価の仕方について説明します。自分自身が14回の授業で学ぶことを確認します。
第2回:教育における発達理解の意義
教育において「発達過程を理解すること」の意義を理解し、発達の基礎概念について学びます。
第3回:対人関係の発達
乳幼児から青年期にかけての子ども・青年を取りまくさまざまな対人関係、社会性の発達について学びます。
第4回:認知の発達
ピアジェの理論を参照しながら、人の認知発達について学びます。認知発達の過程を通して、幼児期から児童・青年期それぞれに対する教育的関わりの違いや、学校教育について考えます。
第5回:アイデンティティ
エリクソンの理論を中心に、生涯発達と発達の危機、特に青年期の発達課題について学びます。
第6回:学習の理論
条件づけなどの学習に関する基礎的な理論について学びます。
第7回:学習の指導
さまざまな教授法や学習方略について学びます。
第8回:動機づけ
主体的な学習を支える動機づけや学習を効果的に進めるための集団づくりについて学びます。
第9回:学習の評価
学習の成果を評価することの意義や役割について学び、特に学校教育の中で「児童・生徒を評価すること」との関連を考えます。
第10回:記憶の種類
記憶についての心理学的な理論を学び、記憶の仕組みを理解します。また、記憶と日常生活の関わりについて考えます。
第11回:性格の理解
「個性」というものをとらえるために、人格・性格や知的な能力についていくつかの心理学的な理論を学びます。
第12回:性格の様々な測定方法
心理学で使われる諸検査を紹介します。さまざまな測定や検査を学ぶことで「人の個性を理解する」ということについて考えます。
第13回:発達障害の理解
発達障害について正しく学び、理解を深めます。
第14回:発達障害の支援・指導
発達障害をかかえる児童・生徒への支援や指導などについて学びます。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
課題などは授業日に完結することを基本としますが、事前に文献を読むことや授業内で取り組んだワークシートなどを用いての復習が必要になる場合があります。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは指定せず、必要に応じて、参考文献の紹介や資料の提供を行います。
参考書References
子安増生ら 2015『教育心理学 第3版 (ベーシック現代心理学6)』有斐閣 2100円+税
文部科学省『中学校学習指導要領』『高等学校学習指導要領』(最新版)
成績評価の方法と基準Grading criteria
リアクションペーパーの提出をもって出席とします。リアクションペーパーへの記載内容、まとめのレポートを採点したものを総合して成績評価を出します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
これまでの授業改善アンケートでは、すべての項目で概ね良い評価を得ました。特にさまざまな授業形態を取り入れたことについて、「学びやすかった」「よい雰囲気で授業が進められていた」「自分の授業で取り入れてみたい」などの記述が複数ありましたので、継続していきたいと考えています。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パソコン、タブレット、スマホなど、機器は何でもよいので、ネット環境を整えておいてください。
その他の重要事項Others
小学校から大学院まで、すべての校種での教職経験があります。また、現職で学校現場の心理職を兼務しており、本授業では関連した事例を取り上げ、具体的な場面から学ぶ機会にもします。