イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN520F2(経営学 / Management 500)MBA特別講義(マクロ経済と人材経営)Topics from Master of Business Administration
山田 久Hisashi YAMADA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | W0206 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 火6/Tue.6,火7/Tue.7 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 経営管理修士科目 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
カテゴリーCategory |
専門科目 経営管理修士科目 |
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Outline (in English)
Business circumstances have been changing drastically during over the past 2 or 3 decades, which means the relationships of companies with stakeholders, such as customers, lenders, employees and local communities are changing. The objectives of this lecture are providing students with better understandings about new relationships with stakeholders, as well as acquiring macro-economic views to prospect the future.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
デジタル技術の革新やグローバルな経済関係の変化が進展し、地球環境問題への危機感が高まるなか、企業経営を取り巻く環境は複雑化し、変化のスピードも加速しています。それは顧客、資金提供者、従業員、地域社会などステークホルダーと企業の関係が大きく変化していることを意味し、その変化を的確に捉えることで、新たなビジネスチャンスを掴むことがきでます。そうした認識のもと、「プロジェクト」を推進するにあたって有益な知見を様々な角度から提供すべく、本授業では、「経営環境(マクロ環境)―経営戦略―経営資源(人材)」という三層構造のなかに企業活動を位置づけたうえで、人材面に焦点を当てつつ企業と各ステークホルダーとの関係変化を多角的に取り上げ、複雑化する経営の課題とそれへ対応について考えていきます。事業環境の先行きを読むのに不可欠な、マクロ的な視点を取得することも目指します。
到達目標Goal
グローバル規模で生じている経営環境変化の方向性を大掴みしたうえで、「コスト競争」ではなく、「イノベーション競争(付加価値競争)」を選択することの必要性を理解し、短期的な動向に惑わされることなく、長期的な展望に立って考えていく能力や姿勢を取得することを目標とします。とくに、人材面からのアプローチを中心に講義します。同時に、マクロ的な視点にもとづき、物事を大局的につかむ能力の習得を目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義と討議を組み合わせる形で行います。2コマ単位で進め、3コマ目以降、事前に出題されるテーマに関連した設問について、各人の意見を発表してもらったうえで、関連した講義を行います。その後、グループ討議を経て、テーマに関する考えを深めていきます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1,2[対面/face to face]:イントロダクション―マクロ・経営・人材/企業経営を取り巻くマクロ環境の変化
マクロ的な見方とは、これからの企業経営・事業創造にとって重要なマクロ環境は何か、これにどう対処するか
3,4[オンライン/online]:事業戦略とプライシング戦略
低価格戦略の有効性と限界を整理し、値付け戦略を考える
5,6[対面/face to face]:コーポレートガバナンス論
経営をどう規律づけるか、従業員は会社にとってどのような存在か
7,8[オンライン/online]:労働市場の日米欧比較からみた人材マネジメントの方向性
日米欧の労働市場の違いは何か、それをふまえた今後の人材マネジメントの方向性は
9,10[対面/face to face]:働き方の未来
雇われない働き方(起業とインディペンデントコントラクター)、デジタル革命の影響
11,12[オンライン/online]:グローバル経営と人材活用
経営のグローバル化にどのような課題があるか
13,14[対面/face to face]:CSR論
企業経営と社会問題のかかわり、企業の社会的責任は何か、それはなぜ必要か
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前(前回)に出題される、テーマに関連した設問について、各人の意見をまとめてきてください。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
講義資料を毎回配布します.
参考書References
拙書『市場主義3.0』東洋経済新報社、『賃上げ立国論』日本経済新聞出版社、のほか、講義中に適宜提示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
出席および討議参加への積極度(50%)とレポート(50%)で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
経済学部出身者以外にもマクロ経済を知ることの有用性が分かってもらえるよう、具体的なエピソードを交えながら解説することを心掛けます。