イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN500F2(経営学 / Management 500)データベースの基礎Database
五月女 健治Kenji SAOTOME
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | W3001 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期前半/Spring(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 金6/Fri.6,金7/Fri.7 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 基礎科目 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
カテゴリーCategory | 基礎科目 |
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Outline (in English)
Information is one of the important resources in business. There is the Database as a means for storing and managing that Information. In recent years, Big Data and Data Analysis have attracted attention, but Database is the basis of these technologies. In this lecture, we learn a series of the life cycle of Data, that is the design, storing and utilization with Database. This lecture is for Small to Medium Business.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
情報は、ビジネスにおける重要な資源のひとつである。その情報を蓄積・管理する手段として、データベースがある。近年、ビッグデータやデータ分析が注目されているが、データベースはこれらの技術の基礎である。この講義では、データベースによる、データ(情報)の設計・蓄積から活用(データ分析)まで、一連のデータのライフサイクルを学習する。対象は、中小企業を想定する。
到達目標Goal
データモデリングによるデータの設計、アプリケーションによるデータの蓄積、データ分析によるデータの活用を体験して、データのライフサイクルを学習する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
馴染みのMS Officeと親和性のあるツールを利用して演習する。具体的には、MS Access(データベースアプリ、以下Access)、Power BI Desktop(データ分析・可視化アプリ)を使用する。授業は、データのライフサイクルの最終段階であるデータの活用(データ分析)からスタートする。どのようなデータが必要となるかを知った上で、データのライフサイクルの始まりであるデータの設計、次にデータの蓄積の順序で進める。
各回の提出課題に対して改善点がある場合は、個々にフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:講義概要
データベースや操作言語SQL(Structured Query Language)の概要を講義する。
第2回[オンライン/online]:演習ツール概要
データ活用のためのツールPower BI Desktopの利用方法について講義する。
第3回[オンライン/online]:データ活用 講義
Power BI Desktopを利用した分析方法について講義する。
第4回[オンライン/online]:データ活用 演習
Power BI Desktopを利用して、OLAP(ダイシング、スライシング、ドリルダウン、ドリルスルー)を演習する。これにより、データ活用に求められるデータの形式や内容について学習する。
第5回[オンライン/online]:データベース 講義
AccessおよびSQLによるデータベース操作(結合、集計、並び替えなど)の概念を講義する。
第6回[オンライン/online]:データベース 演習
AccessおよびSQLで、データベース操作(結合、集計、並び替えなど)を演習する。
第7回[オンライン/online]:データモデリング 講義
ERモデル、エンティティとリレーションシップについて講義する。
第8回[オンライン/online]:データモデリング 演習
Accessで、エンティティとリレーションシップからなるデータモデルを作成する演習を行う。
第9回[オンライン/online]:データモデルパターン 講義
典型的なデータモデルのパターンおよび正規化について、講義する。正規化とは、データの冗長性を取り除く作業である。
第10回[オンライン/online]:データモデルパターン 演習
Accessで、作成したデータモデルを典型的なデータモデルのパターンに変換して、データモデルを完成させる演習を行う。
第11回[オンライン/online]:総合演習 講義
Accessを使用したアプリケーションの作成方法を講義する。
第12回[オンライン/online]:総合演習
アプリケーション作成を中心に、例題に基づいたデータ設計・蓄積・活用を演習する。
第13回[オンライン/online]:データベースのアーキテクチャ
トランザクション、RAID、データウェアハウスなどについて講義を行う。
第14回[オンライン/online]:総括
学習内容の振返りを行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の授業は、前回の授業の内容を利用してさらに発展させる方式を採るので、次回までに、当日実施したテキストの該当箇所の復習を必要とする。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
以下の参考書は貸与するので、必ずしも購入する必要はない。
・「データベース応用 ―データモデリングから実装まで―(未来へつなぐデジタルシリーズ)(共立出版)」(ISBN-13: 978-4320123540)。
・その他、配布資料あり。
参考書References
以下の参考書は準備するので、必ずしも購入する必要はない。
・「ソフトウェアシステム工学入門 (未来へつなぐ デジタルシリーズ 22) (共立出版)」(ISBN-13: 978-4320123427)
・「30時間でマスター Access2013(実教出版)」(ISBN-13: 978-4407332681)
成績評価の方法と基準Grading criteria
各回の課題演習(40%)、期末レポート(60%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ビデオ教材が好評なので、さらに改善する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
Accessを利用できるOfficeを搭載したPC(Windows)が必要(MacのOfficeにはAccessがないので不可)。イノベーション・マネジメント研究科管理の演習室で授業行う場合は、演習室PCを利用できる。上述の条件を満たすPCを持たない場合で、演習室以外の環境で使用するときは、大学の貸与PCを利用することを検討すること。
その他の重要事項Others
必要な前提知識として、基本的なExcelの操作ができる程度の知識を有すること。
オフィスアワーは、水曜6限とする。この日時の都合が悪い学生については、個別に調整する。
大手電機メーカーにおいて28年間勤務し、一貫してITシステムの開発・研究に従事。当該授業のテーマとして、ITの総合的な観点で授業を実施する。