スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
HSS500I1(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 500)スポーツメンタルトレーニング演習Seminar in Sports Mental Training
中澤 史Tadashi NAKAZAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | S8070 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 健604 |
配当年次Grade | 1~2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
修士課程授業科目/Master's Course 展開科目(スポーツコーチング科目群)/Advanced courses(sport coaching program) |
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Outline (in English)
【Course outline】
The aim of this course is to help students acquire the fundamental theory and methods to contribute to psychological support of athletes and sport teams.
【Learning Objectives】
1. Learn the theory and method of mental support (sports mental training, sports counseling, etc.) that contributes to the improvement of athletes' psychological problems.
2. Learn the theory and methods of mental support that contribute to team building.
【Learning activities outside of classroom】
The standard preparatory study and review time for this class is 2 hours each. The specific details of our efforts are as follows.
1. Classes consist of presentations and discussions, so it is advisable to be in touch with the latest topics related to your research theme.
2. If you have any specified documents, please read them carefully in advance.
3. It is desirable to record daily what you feel / notice in sports scenes and daily life. The recorded content will be a clue to deepen your understanding of this class.
4. Get in the habit of looking at various sports-related information sent from TV, newspapers, the Web, etc. This work will deepen your understanding of the contents of this lecture.
【Grading Criteria /Policy】
Comprehensive evaluation is performed according to the following criteria.
1. Participation status in class, reaction paper: 50%.
2. Submissions for various assignments: 50%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業では、アスリートやスポーツチームのメンタルサポートに資する理論と方法の習得を目的とします。各授業では、アスリートやスポーツチームが抱える心理的諸問題に対する理解、ならびにその対処法となるスポーツメンタルトレーニングやスポーツカウンセリングをはじめとするメンタルサポートの理論と方法に関するテーマに取り組みます。
到達目標Goal
1.アスリートが抱える心理的諸問題の改善に資するメンタルサポート(スポーツメンタルトレーニング、スポーツカウンセリング等)の理論と方法を習得する。
2.チームビルディングに資するメンタルサポートの理論と方法を習得する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP4」「DP5」「DP6」「DP7」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業では、まずスポーツフィールドで実践される種々のメンタルサポートや心理アセスメントの理論と方法に関する国内外の動向について概説する。次に、1)スポーツメンタルトレーニングならびにスポーツカウンセリングの諸技法の学習、2)心理アセスメントの体験的学習に取り組む。また受講生は、当該領域に関する国内外の文献を精読し、その内容を抄録にまとめたうえで発表し、全体で討議する。なお、授業で取り組むレポートやリアクションペーパー等に対する講評やフィードバックは、次回授業時に行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:オリエンテーション
授業の概評説明、メンタルトレーニングの略史
2[対面/face to face]:メンタルサポートの方法
アスリートのメンタルサポートをめぐる諸理論を概観する
3[対面/face to face]:心理アセスメント
心理アセスメントによる測定・評価について学ぶ
4[対面/face to face]:スポーツメンタルトレーニング
スポーツメンタルトレーニングをめぐる諸理論を概観する
5[対面/face to face]:スポーツカウンセリング
スポーツカウンセリングをめぐる諸理論を概観する
6[対面/face to face]:動機づけの理論と方法
動機づけに関する抄録発表および討議
7[対面/face to face]:目標設定の理論と方法
目標設定に関する抄録発表および討議
8[対面/face to face]:リラクセーションの理論と方法
リラクセーションに関する抄録発表および討議
9[対面/face to face]:認知療法の理論と方法
認知療法に関する抄録発表および討議
10[対面/face to face]:行動療法の理論と方法
行動療法に関する抄録発表および討議
11[対面/face to face]:事例研究Ⅰ
アスリートの実力発揮に関する事例研究
12[対面/face to face]:事例研究Ⅱ
アスリートの心理臨床に関する事例研究
13[対面/face to face]:事例研究Ⅲ
チームビルディングに関する事例研究
14[対面/face to face]:総括
本授業のまとめを行ない、今後の展望を探る
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。その具体的な取り組み内容は次の通りです。
1. 授業はプレゼンテーションおよび討議により構成されるため、各自の研究テーマに関連する最新のトピックスに触れておくことが望ましい。
2.指定した文献等がある場合には、事前に精読しておくようにしてください。
3.スポーツ場面や日常生活で感じたこと・気づいたことを日々記録することが望ましい。記録した内容が本授業の理解を深める手がかりとなります。
4.テレビ、新聞、Web等から発信される種々のスポーツ関連の情報に目を向ける習慣をつけてください。その作業により、本講義内容の理解が深まります。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて資料・文献等を配布します。
参考書References
1.中澤 史「アスリートの心理学」日本文化出版 2016
2.日本スポーツ心理学会(編)「スポーツメンタルトレーニング教本三訂版」大修館書店 2016
3.内田 直「スポーツカウンセリング入門」講談社 2011
成績評価の方法と基準Grading criteria
1.授業への参画状況が50%、リアクションペーパー、レポート等の提出物が50%の配分として総合評価します。
2.出席回数が授業実施回数の2/3に満たない場合はE 評価となります。
3.授業開始から20分以内までの入室を遅刻とし、それ以降の入室は欠席とします。また、遅刻3回で欠席1回の扱いとします。
4.やむを得ない理由がない限り全ての授業に出席してください。やむを得ない理由とは、病気、怪我、冠婚葬祭等による欠席を指します。
5.急遽、病気、怪我、冠婚葬祭等により欠席することになった場合、出席可能となった授業時にその旨について担当教員に報告するとともに、そのことを証明できる資料を担当教員に提出してください。
6.レポートでは、授業のテーマや内容を踏まえた上で適切な記述がされているかについて評価します。
7.リアクションペーパーでは、授業で習得した内容が適切に記述できているかについて評価します。
8.授業への参画状況とは、単に出席していることを意味するのではなく、ディスカッションや各種授業運営に主体的に関わることを評価の対象とするという意味です。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
多様な体験型実習やグループワークを取り入れ、より実践的な授業を展開します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業支援システムに接続可能で、課題を作成・提出することができるモバイル機器を準備してください。
その他の重要事項Others
1.授業内容に関する説明等を実施するため初回授業から出席してください。
2.原則として対面授業を実施する予定です。ただし、感染症の影響等によりオンライン授業に変更される場合があります。そのため、学習支援システムやメールによる案内を確認するようにしてください。
3.授業計画は、感染症の拡大状況、受講者数や受講者からの要望に応じて変更される場合があります。
4.本授業では、社会的スキルの一つとみなされる「ホウ・レン・ソウ(報告、連絡、相談)」の実施を求めます。