スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
HSS500I1(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 500)スポーツ教育学特論Advanced Lectures in Sport Education
永木 耕介Kosuke NAGAKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | S8060 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 健604 |
配当年次Grade | 1~2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
修士課程授業科目/Master's Course 展開科目(スポーツコーチング科目群)/Advanced courses(sport coaching program) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
[Course outline] This class is for students to consider why many subjects in Physical Education/Sports Education, and what is necessary to improve in these subjects.
[Learning Objectives] Acquire the basic knowledge of sports education including school physical education and be able to apply that knowledge to solve problems.
[Learning activities outside of classroom] Collect materials for discussion and reaction paper preparation.
[Grading Criteria /Policy] Participatory attitude (60%), understanding by reaction paper (40%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
学校体育を含むスポーツ教育の歴史・課題・展望について理解を深める。
到達目標Goal
学校体育を含むスポーツ教育の基礎的知識を修得し、その知識を課題解決へ向けて応用できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP6」「DP7」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
広義の「スポーツ」について、概念、歴史、文化的様相を捉えながらその教育的側面を剔出する。次いで、日本の学校体育および国際スポーツの様相を捉えながらその教育的側面を剔出する。さらに、現代のグローバル化したスポーツの様相を捉えながら日本の学校体育/地域スポーツの今日的課題と今後の展望について議論する。特に後半では受講生の参加による議論を促し、レポートを課す。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回[対面/face to face]:オリエンテーション
本授業のスケジュール、ねらい、概要、評価等について受講生に説明する。
2回[対面/face to face]:スポーツ・体育とは何か
スポーツと体育の概念について、これまでの日本での捉え方を含めて解説する。
3回[対面/face to face]:スポーツの歴史①
未開~古代のスポーツについて概説し、その教育的側面を論じる。
4回[対面/face to face]:スポーツの歴史②
前近代~近代のスポーツについて概説し、その教育的側面を論じる。
5回[対面/face to face]:スポーツの歴史③
日本の江戸期における武術教育について論じる。
6回[対面/face to face]:スポーツの歴史④
日本の明治期における体操・欧米スポーツの輸入と定着が学校体育にもたらした影響について論じる。
7回[対面/face to face]:嘉納治五郎とクーベルタン
近代オリンピックの主導者・クーベルタンのスポーツ教育思想を、日本体育界の牽引者・嘉納治五郎の体育思想と関連づけながら論じる。
8回[対面/face to face]:日本の体育とオリンピック
東京オリンピック(1964年および幻に終わった1940年)について、日本の体育/スポーツ教育への影響という観点から論じる。
9回[対面/face to face]:戦後日本の学校体育①
昭和の戦後における学校体育について、学習指導要領の変遷を中心に論じる。
10回[対面/face to face]:戦後日本の学校体育②
現代におけるスポーツのグローバル化を捉え、主に学校体育に与える影響について論じる。
11回[対面/face to face]:日本における体育授業の現状と課題①
今日の日本における体育授業の現状と課題について、主に学習内容・教材づくりの観点から論じる。
12回[対面/face to face]:日本における体育授業の現状と課題②
今日の日本における体育授業の現状と課題について、主に教授法の観点から論じる。
13回[対面/face to face]:日本における学校運動部活動の教育的意義および現状と課題
学校運動部活動の教育的意義について歴史的視点から講述し、さらに現状と問題点について地域スポーツのあり方と関連づけながら論じる。
14回[対面/face to face]:学校体育/スポーツ教育における道徳教育の可能性
マナー、フェアプレイ、アンチ・ドーピング、責任学習など、学校体育/スポーツ教育が有する道徳教育としての可能性について論じる。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
ディスカッションおよびレポート作成のための講義内容の復習と、自己の意見を補足するための文献資料の調査等。本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて資料を配布する。
参考書References
現代スポーツは嘉納治五郎から何を学ぶのか(ミネルヴァ書房)、よくわかるスポーツ倫理学(ミネルヴァ書房)、運動部活動の戦後と現在(青弓社)、等。
成績評価の方法と基準Grading criteria
ディスカッション等の参加状況(60%)、レポート(40%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
今年度も少人数制の利点として、各種のトピックについて一歩深い議論を行いたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
その他の重要事項Others
今日の学校体育/スポーツ教育は様々な課題や問題点を抱えているが、なぜそうなっているのか、改善するためには何が必要なのか、本授業でそれらを考える知力と見識を養いたい。