スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies
HSS500I1(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 500)スポーツトレーニング学特論Advanced Lectures in Strength and Conditioning Training
NEMES ROLAND JANOSRoland Janos NEMES
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学研究科Graduate School of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | S8040 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 健108 |
配当年次Grade | 1~2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
修士課程授業科目/Master's Course 展開科目(スポーツコーチング科目群)/Advanced courses(sport coaching program) |
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Outline (in English)
Course outline
The main goal of the course is to gain a general understanding of basic physiology and methodology in sports training science. Training and conditioning will be presented by a practical coaching point of view. Students are required to discuss and present related research papers.
Learning Objectives
The goals of this course to
1. understand the various training theories and methodologies for strength, power, total body endurance, speed, coordination, flexibility, etc.;
2. learn about appropriate goal and task setting and programming methods to promote training with specific programming; evaluate injuries to be practiced and exercise prescription appropriate for the subject in conjunction with evaluation of the subject to be taught.
Learning activities outside of classroom
Confirmation of basic knowledge of functional anatomy and physiology. Translation and introduction of foreign papers.
Preparation and review time for this class, which discusses various types of training based on his/her own experience, will be 2 hours each.
Grading Criteria /Policy
Two presentations (25% each), final exam (50%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
概要:
この授業では、スポーツにおける体力要素の向上を目指す基本的なトレーニング方法として、ストレングス・コンディショニングトレーニングを中心に学びます。さまざまなトレーニング方法が身体にどのような影響を及ぼし、どのような適応が起こるかについての理解を深めます。また、特定の目的や対象に応じた適切なトレーニングプログラムの作成方法も学びます。
目的:
体力要素のトレーニング方法の理解:
ストレングス・コンディショニングを含む各種トレーニング方法について学び、その効果や適用方法について理解を深めます。
身体の諸適応と機序の理解:
トレーニングによる身体の諸適応(筋力増強、持久力向上など)と、それらの生理的・生化学的機序について理解を深めます。
トレーニングプログラムの設計:
対象者のニーズや目的に応じたトレーニングプログラムを作成するための基礎理論を学びます。
様々なスポーツ現場における実践的なトレーニングプログラムの段階的な設計方法についても学びます。
この授業を通じて、履修者はスポーツパフォーマンス向上のための科学的かつ実践的なトレーニング方法を理解し、実践する能力を獲得します。また、個々のアスリートやチームのニーズに合わせた効果的なトレーニングプログラムを設計し、運用するスキルも身に付けます。
到達目標Goal
包括的なトレーニング理論と実践能力の習得
多様なトレーニング理論の理解:
筋力、パワー、全身持久力、スピード、協調性、柔軟性など、各種トレーニングの理論と方法について深い理解を得ます。
具体的なプログラミングスキル:
トレーニングの目的に応じた適切な目標設定と課題の特定を行う能力を習得します。
実践的なトレーニングプログラムの立案と実施に関する具体的なスキルを身に付けます。
目標と課題の設定能力:
トレーニングを推進するための目標と課題を明確に設定し、それに基づいた効果的なプログラムを計画します。
傷害評価と対応:
トレーニング中や競技中に起こりうる傷害に対する評価能力を習得します。
傷害の予防と回復に効果的な対応策を理解し、適用する能力を養います。
対象者評価と運動処方:
指導対象者の能力、ニーズ、制約などを総合的に評価し、それに基づいた適切な運動処方を行います。個々の対象者に合わせたカスタマイズされたトレーニングプログラムを作成し、実施します。
この授業を通して、履修者はトレーニング理論の理解を深め、具体的なトレーニングプログラムの立案と実施、傷害の評価と対応、対象者の評価と適切な運動処方に関する実践的なスキルを習得します。これにより、履修者はスポーツパフォーマンスの向上と傷害予防に寄与する資格あるトレーナーとして活躍できるようになります。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」「DP5」「DP6」「DP7」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業アプローチ:科学的根拠に基づく講義と実践的議論
原理・原則の理解:
運動処方・運動療法におけるトレーニングプログラムの立案と実施に関する基本的な原理・原則について講義を行います。トレーニングの効果を最大化し、傷害リスクを最小限に抑えるための方法論を学びます。
エクササイズの特性と効果の分析:
さまざまなエクササイズの特性と、それらが身体に及ぼす効果について詳細に学びます。エクササイズを科学的な視点から分析し、その適用と効果について深く理解します。
年代別トレーニングの注意点:
各年代(子供、青年、成人、高齢者)におけるトレーニングの注意点について学び、それぞれのニーズに合わせた運動処方の方法を理解します。
個人差の理解と対応:
トレーニングの効果に影響を与える個人差の要因(体質、健康状態、運動経験など)について学びます。個々の対象者に最適なトレーニングプログラムを設計し、適切な指導を行うためのスキルを習得します。
議論と事例研究:
講義で学んだ内容に基づき、具体的なケーススタディや事例を通じて議論を行います。
実際のスポーツ現場や臨床現場でのトレーニングプログラムの立案と実施について深く理解し、実践的な能力を養成します。
この授業を通じて、履修者はトレーニングプログラムの科学的な立案と実施に関する知識と実践的な議論能力を養い、個々の対象者に最適化された運動処方を提供できるようになります。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回[オンライン/online]:オリエンテーション
授業概要、基礎的知識の確認、原理・原則
2回[対面/face to face]:コーチングとトレーニング
コーチング学、コーチング現場とトレーニング学の関係
3回[対面/face to face]:トレーニングの基礎
様々な能力、スキルについて学ぶ
4回[対面/face to face]:アスレチック的な能力の評価
測定方法や目的について学ぶ
5回[対面/face to face]:ジュニア世代におけるフィジカルトレーニング
トレーニングにおける年代別、競技レベル別考え方
6回[対面/face to face]:トレーニングモデルと漸増負荷性の原理
トレーニング負荷、様々な方法、順序について学ぶ
7回[対面/face to face]:トレーニングのための準備
一般と専門的体力トレーニングについて学ぶ
8回[対面/face to face]:効率的な運動運動のためのモーターパターン化
効率が良い運動パターンについて学ぶ
9回[オンライン/online]:コアトレーニングについて
コアとコアの安定化と強化について学ぶ
10回[オンライン/online]:トレーニングの基本期分け(ピリオダイゼーション)
ピリオダイゼーションにおける様々な考え方について学ぶ
11回[対面/face to face]:柔軟性
柔軟性の最適化について学ぶ
12回[オンライン/online]:球技のピリオダイゼーションにおける近代的な考え方
戦術的なピリオダイゼーション(タクティカル)とブロックピリオダイゼーションについて学ぶ
13回[オンライン/online]:技術・戦術トレーニング
トレーニングと技術や戦術の関係について学ぶ
14回[対面/face to face]:試験
まとめと解説
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
機能解剖学、生理学等基礎的知識の確認。海外の論文の翻訳・紹介。
自身の経験から各種トレーニングを考察する本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
講義の際に紹介する
参考書References
トレーニングのための生理学的知識.市村出版
競技力向上のトレーニング.大修館書店
スポーツコーチング学.西村書店
ストレングストレーニング&コンディショニング.ブックハウス・エイチディ
トレーニングの科学的基礎.ブックハウス・エイチディ
測定と評価 現場に活かすコンディショニングの科学.ブックハウス・ エイチディ
High-Performance Training for Sports. Human Kinetics
成績評価の方法と基準Grading criteria
2回プレゼンテーション(1回25%)、試験(50%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
その他の重要事項Others
特になし