理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
BLS600Y2(生物科学 / Biological science 600)生命機能学特別研究1・2 Frontier Bioscience Research1・2
金子 智行、川岸 郁朗、佐藤 勉、常重 アントニオ、廣野 雅文、水澤 直樹、山本 兼由、曽和 義幸、西川 正俊Tomoyuki KANEKO, Ikuro KAWAGISHI, Tsutomu SATOH, Antonio TSUNESHIGE, Masafumi HIRONO, Naoki MIZUSAWA, Kaneyoshi YAMAMOTO, Yoshiyuki SOWA, Masatoshi NISHIKAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | YD832 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 3 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 生命機能学専攻 |
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Outline (in English)
This course deals with how to analyze and interpret data of the state-of-the-art research in Frontier Bioscience (genome science, protein science, cell biology and biological systems).
The goals of this course are to understand the mechanisms of biological function expression at each level of the hierarchy (genome, protein, cell, and biological system) based on the structure, function, interaction, and integration of the biomolecules.
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.
Final grade will be calculated according to the following process Reports (40%), presentation (40%), and in class contribution (20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
生命機能を分子レベルで理解するために、ゲノム・蛋白質・細胞・生命システムという各階層での生命機能発現のメカニズムについて学ぶ。
到達目標Goal
ゲノム・蛋白質・細胞・生命システムという各階層での生命機能発現のメカニズムを、それらを担う生体分子の構造、機能、相互作用、統合作用を基礎にして理解することを目指す。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
ゲノム・蛋白質・細胞・生命システムという各階層での生命機能発現の分子機序を明らかにするため,それぞれのモデル系を用いて研究をおこなう。主要な原著論文の講読を通じて,当該分野の研究史と現状を把握し,当該分野の進展に貢献できる独創的な研究課題を設定し,そのための研究方法と手段を考察する。実験から得られたデータの意味を理解し,先人の結果と比較して,新しい発見とその応用を考え,議論を通してフィードバックをおこないながら研究を遂行する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:序論
生命の定義、生体の階層構造とそれらの構造・機能
第2回[対面/face to face]:ゲノムの構造と機能
ゲノムの定義、構造の決定法、分子構造、遺伝子情報の正体、遺伝の機構、転写と翻訳の機構
第3回[対面/face to face]:ゲノム・モデル系1
枯草菌における細胞分化をモデルとした、グローバルな転写・翻訳制御
第4回[対面/face to face]:ゲノム・モデル系2
大腸菌における環境応答をモデルとした、グローバルな転写・翻訳制御
第5回[対面/face to face]:蛋白質の構造と機能
蛋白質構造の階層性、構造決定法、構造安定性、機能の多様性、酵素作用、分子進化
第6回[対面/face to face]:蛋白質・モデル系1
分子モーター蛋白質をモデルとした、蛋白質の構造、運動メカニズム
第7回[対面/face to face]:蛋白質・モデル系2
ヘモグロビンをモデルとした、構造決定法、高次構造、機能発現機構、分子進化
第8回[対面/face to face]:細胞の構造と機能
動物細胞、植物細胞の構造と特徴、細胞内小器官とそれらの機能、細胞内代謝
第9回[対面/face to face]:細胞・モデル系1
動物細胞の機能発現、蛋白発現系、iPS細胞を用いたネットワークの構成的理解
第10回[対面/face to face]:細胞・モデル系2
植物細胞の機能発現、細胞増殖、機能分化、成長と植物ホルモン
第11回[対面/face to face]:生命システムの構造と機能
生命システムの階層構造、分子構築および機能発現、システム統合の原理
第12回[対面/face to face]:生命システム・モデル系1
真核細胞の細胞小器官構築をモデルとしたシステムの分子機構
第13回[対面/face to face]:生命システム・モデル系2
原核細胞における環境応答をモデルとしたシステムの分子機構
第14回[対面/face to face]:生命機能学のトピックス
生命機能学の最新トピックス、先端技術の現状と将来
第15回[対面/face to face]:生命科学の文献検索、情報収集
生命科学の文献検索の方法、核酸と蛋白質のデータベース検索の方法
第16回[対面/face to face]:ゲノムの論文購読1
ゲノム関係の原著論文を購読し、内容を発表することによって、研究の最前線を理解する。
第17回[対面/face to face]:ゲノムの論文購読2
ゲノム関係の原著論文を購読し、内容を発表することによって、研究の最前線を理解する。
第18回[対面/face to face]:ゲノムの論文購読3
ゲノム関係の原著論文を購読し、内容を発表することによって、研究の最前線を理解する。
第19回[対面/face to face]:蛋白質の論文購読1
蛋白質関係の原著論文を購読し、内容を発表することによって、研究の最前線を理解する。
第20回[対面/face to face]:蛋白質の論文購読2
蛋白質関係の原著論文を購読し、内容を発表することによって、研究の最前線を理解する。
第21回[対面/face to face]:蛋白質の論文購読3
蛋白質関係の原著論文を購読し、内容を発表することによって、研究の最前線を理解する。
第22回[対面/face to face]:細胞の論文購読1
細胞関係の原著論文を購読し、内容を発表することによって、研究の最前線を理解する。
第23回[対面/face to face]:細胞の論文購読2
細胞関係の原著論文を購読し、内容を発表することによって、研究の最前線を理解する。
第24回[対面/face to face]:細胞の論文購読3
細胞関係の原著論文を購読し、内容を発表することによって、研究の最前線を理解する。
第25回[対面/face to face]:生命システムの論文購読1
生命システム関係の原著論文を購読し、内容を発表することによって、研究の最前線を理解する。
第26回[対面/face to face]:生命システムの論文購読2
生命システム関係の原著論文を購読し、内容を発表することによって、研究の最前線を理解する。
第27回[対面/face to face]:生命システムの論文購読3
生命システム関係の原著論文を購読し、内容を発表することによって、研究の最前線を理解する。
第28回[対面/face to face]:生命機能学の研究課題
研究最前線の視野の上に立ち、新たな研究課題を設定する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各3時間を標準とします。】常に、新聞、雑誌、インターネットなどのメディアを利用して、生命科学に関する世の中の動向、最新情報などの知識の修得に努めること。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし。適宜、プリントなどの資料を配付する。
参考書References
特になし。適宜、分野に応じて参考書を紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
広く生命科学についての基礎知識、生命機能学の4分野(ゲノム、蛋白質、細胞、生命システム)に関する専門知識を修得していること。また、原著論文を購読してよく理解する力をもつこと。さらに、生命科学の情報収集に精通して、最前線の知識を得る能力をもつこと。成績は研究内容の発表(40%)、レポートの提出(40%)、発表に対する議論(20%)で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。